震生湖・八国見山・頭高山

しんせいこ(155m)・やくにみやま(319m)・ずっこうやま(303m)

早いもので今年もあとわずか。山花隊の今年のもみじオフ会は渋沢丘陵を巡ってきました。
関東大震災で出来た震生湖、八つの国が見えたらしい八国見山、モミジがきれいな頭高山の丘陵歩きです。


2021.12.13
(月)
 秦野総合
 高校前BS
震生湖栃窪神社
分岐
八国見山
分岐
八国見山頭高山
入口
頭高山四辻渋沢駅
快晴  08:55着
 09:00発
09:50
10:50
12:0012:1512:25
12:45
13:25 13:50
14:25
15:1015:50着
16:04発


秦野駅で集合。丘陵までの住宅地歩きは省略し、南が丘行きのバスに乗り秦野総合高校前で下車。
少し引き返し、細道を上がって渋沢丘陵に上がると、畑の奥に箱根の山々が見えてきました。
今日は快晴。渋沢丘陵から遠くもすっきり見え、やがて富士山や金時山・矢倉岳も見えてきます。


【二子山・箱根駒ヶ岳・神山・明神ヶ岳(拡大)】
渋沢丘陵
【渋沢丘陵  見えて来た富士山(拡大)】

右には丹沢が一望。空気が澄んでいるので大倉尾根の花立山荘が白く光って見えていました。
秦野駅分岐の道標があり、震生湖ハイキングコースは白笹稲荷神社からここに上がってきます。


【丹沢大倉尾根  花立山荘(拡大)】
渋沢丘陵
【ハイキングコース 秦野駅分岐(拡大)】

少し先が震生湖入口。モミジの坂を下って行けば震生湖で、静かな湖面に映る木々は晩秋の風情です。

震生湖入口
【震生湖入口】
震生湖
【震生湖  湖面(拡大)】

南側にはモミジが多く、橙色から鮮やかな紅色まで色いろいろ。

湖畔の紅葉
【湖畔の紅葉 (拡大)】

【モミジ (拡大)】

これから色づくもみじも多く、どれひとつとして同じもみじはなく、見ているだけで楽しい。


【それぞれの個性で (拡大)】

【色づくもみじ (拡大)】

震生湖には周回できる遊歩道がありベンチもあります。途中の弁財天にご挨拶。


【遊歩道】

【弁財天】

北側にはいい匂いの水仙やグラデーション紅葉。皆さんが撮影している黄葉大木はエノキだそうです。


【水仙とグラデーションモミジ (拡大)】

【黄葉のエノキ (拡大)】

西端から雰囲気のいい雑木林へ。ベンチでしばし休憩後、丘陵に戻ります。

震生湖
【震生湖 西端から】

【雑木林へ (拡大)】

一日一便しかないバス停の先で右へ進むと自然薯販売所がありますが、今日は本数少なめ。


【「震生湖」バス停】
自然薯販売所
【自然薯販売所(拡大)】

この先も見晴しが良く、快晴の今日は相模湾の奥に大島も見えていました。


【相模湾が見える】

【大島 (拡大)】

後方には江の島や三浦半島、更に奥に房総半島も見える開放的な丘陵の道です。


【江の島 (拡大)】
渋沢丘陵
【渋沢丘陵】

風紋を付けたようなのどかな畑から緩やかに下ると栃窪集落で、栃窪神社分岐から右の古道へ。


【畑道】

【栃窪神社分岐 右へ】

切通なので日当たりも悪く、ちょっと暗い感じです。通り抜けた先に八国見山分岐があり左へ。
以前は舗装道路を南下する道が一般的でしたが、今は横の雑木林に細道ができています。


【山道っぽい切通し】
八国見山分岐
【八国見山分岐  雑木林の道へ(拡大)】

午後の光が入る落ち葉の小道を進み、竹の階段を上がって「八国見山」山頂に着きました。
ベンチが幾つかあり、数年前に西側も少し伐採されたのできれいな富士山が見えています。
ここでランチですが、頭高山には紅葉が明るく見える14時までに着きたいので20分の時間制限。
慌ただしくて申し訳なかったけれど、皆さん協力して下さり、ホントありがとうございました~!


【八国見山へ】
八国見山
【八国見山 山頂から富士山 (拡大)】

八国見山分岐に戻り、渋沢駅への分岐も見送って直進すると、また明るく開けた畑道になります。
三嶋神社分岐から丹沢を眺めながら進み、T字路で右へ下ると姫伝説のある雁音神社を通過します。


【開けた畑道】
雁音神社
【右に雁音神社 (拡大)】

・・・《かりがねの松》 秦野観光協会より・・・
うっそうとした森の中にある悲しい伝説が残る地。 昔、千村が大山詣でなどの参拝で賑わっていた頃、京から「かりがね」という美しい姫が旅の途中「ちむらわかされ」という三差路(さんさろ)で、急に胸を抱えて倒れてしまいました。村人の手厚い看護にもかかわらず、姫は帰らぬ人となりました。 村人たちは、そこに姫を葬り、1本の松を植えました。松はやがて大きく美しく育ち、いつの頃からか「かりがねの松」と呼ぶようになったという伝説があります。


その先の八重桜園に頭高山入口があります。秦野市千村は桜茶など食用塩漬け桜の生産量日本一。
戦没者慰霊の「祈りの丘」を過ぎると「八重桜の里」で、丹沢展望図や東屋・トイレがあります。

頭高山入口
【八重桜園に頭高山入口】

【丹沢展望図 (拡大)】

頭高山は山頂下に周回ルートがあり、左回りで上がると秋葉神社のある山頂で、14時前に到着♪
短いランチタイムに協力して下さったおかげで、明るい紅葉の下で記念撮影できました。


【頭高山山頂へ (拡大)】

【モミジの落ち葉もいっぱい】

あとは時間制約なし。 思う存分、気が済むまで写真を撮って下さいね。(^^
モミジはやや見頃過ぎだけれど、南西に多く植えられているので午後の日差しに明るく輝いています。


【モミジ (拡大)】
頭高山山頂
【頭高山山頂 (拡大)】

帰り、北回りは暗いので明るい南回りで戻ります。途中でも黄葉やタネや実のじっくり観察会。


【明るい南回り】

【渋沢駅⇔渋沢丘陵 分岐】

もう一つの頭高山入口は四辻になっていて、渋沢駅へ二通りの道があります。左は下って登り返しのある千村台経由ですが、今日は中央の緩やかな「千村生き物の里」経由で渋沢駅へ向かいました。


【四辻  渋沢駅への経由分岐】

【「千村行き物の里」マップ(拡大)】


植物に詳しいはなねこさんから今日も色々ご教示。左のアザミの白い点々は花粉で、花に触ると上がってくるそうです。右のアザミは総苞の一部が葉に変化したもので、これも珍しいらしい。私達はビックリしたり感動したりの楽しいひとときでした。サネカズラの赤いつやつや実。右端は粒々が取れてしまった後だそうで、遠目にはイチゴのよう。調べたら、食べられるけれど美味ではないらしい。

アザミ 花粉が浮いている

アザミ 総苞一部が葉に変化

サネカズラ つやつや実

サネカズラ 粒が落ちた後

ヤブミョウガの実は濃藍と思っていたので調べたら、更に熟すと白粉が浮いて水色っぽくなるそうです。

エノキ

ヤブミョウガ

マルバノホロシ?

リュウノヒゲ


昨年はコロナ禍でオフ会も出来なかったけれど、今年は感染もだいぶ落ち着き、御岳山に続いてのオフ山行。すっきり晴れ渡った初冬、見晴しのいい渋沢丘陵は富士山も終日きれいで、震生湖や頭高山のモミジもきれいでした。後半で急がせてしまったけれど、山登りではないので歩きながらのおしゃべりや説明も聞けて、楽しい一日となりました。



------皆さんの渋沢丘陵レポはこちらから(作成中あり)------
★ palletさん    :「そらいろのパレット」
★ ゆきさん    :「ぽつぽつ山レポ、ときどき休み、ところにより道草」
★ はなねこさん  :「はなねこ山」

コース参照:2012年12月 紅葉の震生湖
2017年4月  桜の渋沢丘陵
2020年12月 紅葉の渋沢丘陵




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