屏風岩山東尾根

びょうぶいわやま(1051m)

ミツマタの咲く頃に下った屏風岩山東尾根。今回はその尾根を登り、帰りは地蔵平へ。
一人なら絶対行くことのない地蔵平ですが、どんな所か楽しみに行ってみることにしました。


2021.11.20
(土)
 大滝橋石柱
(900m)
東峰屏風岩山地蔵平分岐地蔵平千鳥橋浅瀬橋寺沢橋付近
駐車場
晴れ  08:55着
 09:00発
10:3010:55
11:00
11:15
11:20
11:4512:35
13:45
14:25
14:35
15:55
16:05
16:40着
16:50発


鬼石沢左岸尾根を歩いた翌週、7年前の滝子山でご一緒したMASAさんから屏風岩山東尾根~地蔵平のお誘いがありました。最近のMASAさんは多忙な中でも西丹沢登山詳細図作りのお手伝いもしているとのこと。バス便もなく奥まった地蔵平は私のなかでは「登山圏外」なので、西丹沢のマイナールートに詳しいMASAさんに案内して頂けるのはとても嬉しいし、紅葉もきれいなのではと同行させていただくことにしました。MASAさんの大学の後輩MDさんUKさんも一緒の、今回は4人山行です。


西丹沢行7:45発バスに乗り、途中バス停から乗車のMASAさんと合流し大滝橋で下車しました。ゲートを過ぎた少し先で尾根を見上げ、MASAさんはヤブの中へ平然と突入して行ったので、後輩さんに続いて私もかき分けつつ突入。顔にヤブがビシバシ当たり痛いけど、そんなことは言っていられません。目指すは正面の落ち葉ズルズル急斜面ですが、見上げれば壁のよう。渓流釣りやキノコ狩りが好きなMASAさんは慣れたものですが私は無理。「左の方が緩やかだから、左から上がってくださ~い」と叫んで、左上へ。


【頬が痛~いヤブ漕ぎ】

【落ち葉急斜面 少しでも緩やかな左へ】

尾根に乗り、やれやれほっと一安心。ここで撮影タイムになりました。MASAさんが某新聞の取材を受けるとのことで、計測中の姿を後輩さんが撮影。コロコロ転がして計測しながら登るのは大変だと思いますが、そうやって詳細地図は作られているのですね、ありがとうございます。
その後、きれいな紅葉を見上げつつ、気持ちのいい尾根歩きのスタートです。


【MASAさん計測  撮影タイム】

【紅葉の急登】

かなりの急登なので一歩一歩だけれど、明るい紅葉に囲まれながらの楽しい尾根です。


【紅葉 (拡大)】
屏風岩山東尾根
【屏風岩山東尾根 (拡大)】

木々につかまりながらの落ち葉坂。朝日に輝く鮮やかな紅葉に励まされながら登って行きます。


【紅葉トンネル (拡大)】

【赤・黄・橙 (拡大)】

緩やかになり、鹿柵沿いのカヤトの尾根になりました。右には先週登った箒沢権現山が見えています。


【カヤトの尾根】
箒沢権現山
【箒沢権現山】

ミツマタが増えてきました。今はまだ固い蕾だけれど、春には黄色の花で埋め尽くされるのでしょうね。


【ミツマタ群生地】

【今は黄色の葉がきれい】

落葉の木も増えてきたけれど、この先もきれいな紅葉が続きました。


【南側は広葉樹林】
屏風岩山東尾根
【屏風岩山東尾根 (拡大)】

今日は快晴。遠く箱根の大涌谷も見えています。  緩急交互の登りが続きました。


【箱根 大涌谷 (拡大)】

【急登】

900mあたりはほぼ落葉。詳細地図の石柱を皆さんで確認。右には畦ヶ丸~権現山が見えています。


【900mあたりの石柱確認】

【畦ヶ丸~権現山  奥は大室山?】

しばらくは緩やかな尾根が続きます。   その先は植林の急登で東峰へ。
ここでも地図を広げ、MASAさんが屏風岩山南東尾根(笹子沢左岸尾根)の踏み跡を示してくれました。


【東峰へ】
屏風岩山東峰
【東峰】

次の小ピークの北尾根は地獄棚へ下りているようですが、危険ルートでバツ印。
下って登り返せば屏風岩山。以前あった手製道標は全てなくなっていました。何だか寂しいですね。
お昼はここではなく地蔵平で、とのこと。広くて気持ちのいい所だそうなので楽しみです。


【アップダウン】
屏風岩山山頂
【屏風岩山山頂 (拡大:2009年の標識)】

間伐中の植林の先も南側の紅葉がとてもきれいでした。皆さん揃って撮影タイム。


【植林 間伐中】

【大学写真部の先輩後輩】

右へ下り、鞍部の道標は確認できず。登り返した所が二本杉峠への一般道分岐で、右の地蔵平へ。


【南側は紅葉続く (拡大)】
二本杉峠⇔地蔵平
【950mあたり? 二本杉峠⇔地蔵平】

ここからは本当のマイナールート。奥深い地蔵平へ向かう人は少ないのでしょうね。
踏み跡は薄いけれど尾根を外さず下り、古道の跡など感じながら下って行きました。
816mから古道は尾根南側を巻きつつ下っているようですが、昭文社地図では
「荒廃・通行不可」と記されています。今回は広葉樹林帯の尾根伝いに下ることになりました。


【植林の急下り】

【816mあたり?】

前半は急下りながら気持ちのいい紅葉の森で、大好きなメグスリノキもいました。


【気持ちのいい雑木林】

【メグスリノキ (拡大)】

しかし後半は半端ない激下り。転げ落ちそうになるので緊張の連続で、少しでもマシな所を探しながら
ようやく広い林道に下り立ちました。傍らには地蔵尊が祀られています。今日の無事に感謝してお参り。


【鹿柵沿いの激下り】

【地蔵尊へお参り】

すぐ先が地蔵平でした。昔の集落跡で林道には鉄道も敷いてあり分校もあったそうでビックリです。
こんな奥地に人は来ないと思っていたけれど先客さんがいて、この後も二組が来て、人気の場所のよう。
お日様いっぱいの広場。後輩さんが作ってくれた肉入りうどんが温かく、美味しいランチタイムでした。
食後は城ヶ尾峠への地蔵尾根取りつきを確認するため偵察へ。昔は細道も多い隠れ里だったのですね。

地蔵平
【地蔵平】

【偵察へ】

帰りは長い林道歩きです。鉄道が敷かれていたのが納得の広い林道で、紅葉もきれいな沢沿いの道。
途中、崖崩れで道路が埋まっている所があったけれど、ここは乗り越えて通過できます。

大又沢林道
【大又沢沿いの長い林道へ】

【崖崩れ】


ハリギリ?

メグスリノキ

ダンコウバイ?

マルバウツギ

次は林道が大きく崩落。迂回路を進むと、大規模な修繕工事中でした。河川敷には工事車両のための幅広道路が出来ています。聞けば、左側のように長い材木を積み上げるそうで、右にも黒枠がありました。あの中に材木を埋めて積み上げ、固めて上に道路を造るのでしょうか。林業用道路でしょうけど登山者も通行できる訳で、大変な作業に感謝です。


【迂回路】
大又沢林道 修繕工事
【大規模な修繕工事 (拡大)】

すぐ先が千鳥橋。二本杉峠の分岐ですが、今は昭文社地図にも荒廃・通行注意と書かれています。

千鳥橋
【千鳥橋  二本杉峠の確認中】

【ひたすら歩く】

長い林道。ようやく浅瀬橋が見えてきたけれど、左ではなく右へ進み、椿丸の取りつきも確認。
最後は西日に照らされた紅葉を愛でつつ、MASAさんがデポして下さった駐車場へ向かいました。

浅瀬橋
【浅瀬橋】

【紅葉愛でつつ】

屏風岩山東尾根は予想通り紅葉のきれいな尾根で、地蔵平は思った以上に広く気持ちのいい草地でした。山の中で登山者を見たのは地蔵平だけで、私達の他には誰もいない静かな山域。こんな山奥を訪れるなんて考えたこともなかったので、MASAさんに本当に感謝です。長い林道も皆さんとおしゃべりしながらだったのでさほど長く感じなかったし、車をデポしておいて下さったのでバス時間も気にせず歩けました。ただ屏風岩山東尾根は2009年の時よりミツマタの木が少なく感じたので、花の時期にまた行ってみようかなと思います。


コース参照:2009年3月 ミツバ岳・屛風岩山




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