唐松岳

からまつだけ(2696m)

唐松岳山頂でご来光を迎え、高山植物いっぱいの八方尾根を花テストしながら、ゆ~っくり下山。
緩やかコースのピストン山行でしたが、コロナで諦めていたので本当に感謝の夏山になりました。


2020.8.5
(水)
 唐松山荘丸山ケルン扇雪渓八方池リフト山上駅ゴンドラ八方駅
晴れ
時々曇り
 08:00発08:5009:35
09:50
11:15
11:25
12:30
12:50
13:25着

 

日の出は4:50頃なので、4時起床。山頂へ向かうと、剱岳の上にきれいな月が浮かんでいました。

五竜岳~剱岳
【五竜岳~剱岳 (拡大)】

【うっすら朝焼け (拡大)】

東の空が明るくなり、五竜岳の右に槍・穂高が見えてきました。剱岳もほんのり幻想的な美しさです。

五竜岳  奥に槍・穂高
【五竜岳  奥に槍・穂高 (拡大)】
剱岳と月
【美しい空に浮かぶ剱岳と月 (拡大)】

東の空には雲海の上にも雲が棚引き、その上からようやく朝日が昇ってきました。
やがて皆さんの歓声が聞こえ、振り返れば見えていた剱岳がガスに隠れ、なんとブロッケン♪
ぼんやりでしたが、感謝感激。 昔の人なら阿弥陀様と思って、コロナ収束を祈ったことでしょう。


【ご来光 (拡大)】
ブロッケン
【ブロッケン (拡大)】

今日は八方尾根を下るだけなので、6時からの朝食後もゆったり。隣の牛首へ行ってみます。


【妙高方面 (拡大)】
剱岳
【剱岳 (拡大)】

鋭い岩の多い牛首ですが、ここから眺める五竜岳はドーンと大きく迫力があり、素晴らしい姿です。

五竜岳
【牛首から  重量感のある五竜岳 (拡大)】

朝の薄雲が消え、素晴らしい展望に去りがたいけれど、もう8時。そろそろ下りましょうか。


【山荘横から】

【山荘裏から】

信州側は雲が昇り始めました。眺めるだけなら、モクモク雲もステキですけど・・・


【天狗ノ頭と白馬三山】

【信州側】

あのガスの中へ下るのは・・・    名残惜しいけれど、五竜岳ともそろそろお別れです。


【八方尾根へ】

【五竜岳】

丸山ケルンを過ぎて、残雪横の花畑あたりからKAZUさんも高山植物に関心を持ち始めたようです。


【丸山ケルン】

【残雪】

扇雪渓でしばし休憩。 ここは昨日より人が多く、ちょっと賑わっていました。


【上のダケカンバ道】
扇雪渓
【ちょっとにぎやか 扇雪渓】

水平道では次々に現れる花の名クイズをしながら下りますが、私も忘れている花が多い。
思い出そうと考えつつ下り、思い出すと嬉しくて、以前に流行った「アハ体験」で脳トレ下山。


【ガスの水平道】

【周辺は花畑 (拡大)】

下のカンバ帯は大木も多く、所々で色づいている葉を見つけました。今日の八方池は何も見えません。


【下のダケカンバ道】

【八方池】

・・・・・  小さな秋   ・・・・・





八方池から稜線へ上がる木段横は、ちょうど見頃のクガイソウが花盛り。素晴らしい彩りに感動です。

クガイソウ群生
【なんてきれいな色なんでしょう~♪ (拡大)】

【八方ケルンへ】

八方池山荘前に到着。本当はビールが飲みたいKAZUさんのようですけど、運転があるので我慢。
今日は私に付き合って下さって、ブルーベリーミックスで「お疲れさま~」の乾杯です。
白馬駅まで送っていただき、駅前で昼食後に解散。運よく来た新宿直行あずさに乗る事が出来ました。


【ゴンドラ駅へ】

【ありがとうございました~】


ミヤマムラサキ

タカネシュロウソウ

ホソバノキソチドリ

ミヤマクワガタ


コロナ警戒中に山で遭難などしたら、救助活動した方たちは遭難者の陰性が判明するまで自宅待機などの犠牲を強いられるので安全第一で唐松岳にしましたが、八方尾根はまさに百花繚乱。久し振りに花一覧など作り甲斐があり、期待していなかったブロッケンも見れて、おかげさまで楽しい夏山になりました。「ぜひ長野へ」と押して下さったKAZUさんに、ほんとうに感謝です。

7月の清里では人の姿がなく、下山後のソフトクリームも買えず残念。あまりの静けさにこれでは観光地も登山関係も困窮してしまうとマジで心配になりました。登山道整備や遭難救助なども頑張って下さる山小屋は、テント泊の出来ない者にとっては非常に貴重なありがたい存在。何とかこのコロナ難局を乗り越えて、いつまでも存続して欲しいと切に思います。




コース参照:2007年9月 日帰り唐松岳    2015年5月 GW唐松岳    2019年3月 残雪八方尾根

 8月の八方尾根の花々




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