花期には早いので、誰もいない静かな群生地。　花はなくても幻想的な雰囲気が素敵です。

それでも気の早い2,3輪が咲いていてくれました。　レンゲショウマには霧が似合うと思います。

蕾の大きさもそれぞれ気ままで楽しく、上の産安社に咲くバイカツツジも片頬を染めて可愛い。

ヤマユリもあちこちで咲いていて、とってもいい匂いです。

綾広の滝周辺の斜面では、ギンバイソウが花盛りでした。

芥場峠への緑の道にも、ヤマアジサイやギンバイソウの白い花。

大岳神社あたりは霧も濃くなり、ヤマアジサイの白が日本画のように美しい。

こんな天気でも大岳山の山頂は登山者いっぱいでした。

鋸尾根への道。雰囲気が何かちょっと違うな～と思ったら、コース変更されていました。
以前は馬頭刈尾根分岐へ直下りの記憶でしたが、今は横から巻いて行く感じになっています。
後日調べたら、この道を歩くのは9年ぶりだったようで道標が新しくなっていたのも納得でした。

この先が今日のメイン。ほぼ平坦な小笹の道が続きます。
何の樹かしら、広葉樹からもしっとりいい匂い。

霧雨は降っていないけれど、霧のしずくでしょうか、葉に滴る音がしています。

鋸山を過ぎると、森の中は蜘蛛の巣だらけで、あちこちいっぱい。
メガネを外して見ると、ぼわ～っとした白い花が浮かんでいるみたいで、面白い。
登山道に蜘蛛の巣はかかってないので、なおステキです。

ガスにけぶる薄暗い森の中。二重三重のヒグラシの鳴き声が響いて、現実世界じゃないみたい。

登計峠から愛宕神社に上がり無事を感謝。五重塔下にはヤマユリがたくさん咲いています。

急勾配の階段を下ると、中央に黒い実を載せた葉。　ハナイカダ・・・？
花が中央に咲くので当たり前だけど実を見たのは初めて。咲き方も不思議だし、面白い花です。