長い間、日本のエーデルワイス「ハヤチネウスユキソウ」を見に、早池峰山へ行きたいと思っていました。
同じく固有種のヒメコザクラにも会いたいとの欲張り山行で、念願の花たちに会うことができました。
2016.6.19 (日) | 盛岡駅 | == | 小田越ルート 登山口 | → | 五合目 | → | 剣ヶ峰 分岐 | → | 早池峰山 | → | 剣ヶ峰 分岐 | → | 五合目 | → | 小田越ルート 登山口 | == | 盛岡駅 |
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晴れ 時々曇り |
06:00着 07:10発 | 09:00 09:10 | 10:40 | 11:20 11:25 | 11:45 12:25 | 12:45 13:00 | 13:25 | 14:30 15:12 | 16:55着 17:07発 |
遠い岩手の山。日帰りでは勿体ないけれど、天気が一日しかもたないようなので欲張らず、花の時期に合わせて早池峰山一途にすることにしました。 |
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花巻市HPの記載通り、河原の坊コースは崩落のため通行止めなので、小田越ルートをピストンします。地図だけ見ていた頃は、岳への稜線歩きもしたいと思いましたが、一日一便のバスなので、到底無理。「二つの花に会いたい」というだけでも欲張りなので、稜線歩きは我慢します。 |
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駅からのバス利用者は5,6人でしたが、各駐車場から次々乗り込み、小田越に着くと大勢の登山者で賑わいました。 |
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最初は苔むすしっとり樹林帯で、シラビソのいい匂いがする木道を進みます。 |
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樹林帯を抜けると一気に開け、見上げれば大小の蛇紋岩が積み重なったような山肌。立派な「一合目」の鉄製道標があります。 |
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ゴツゴツ大きな岩の隙間にはミヤマオダマキやミヤマキンバイなどが点々と咲いています。 |
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一面花畑になるのは、もう少し先だと思いますが、色とりどりの花が咲いていて、嬉しい。 |
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昨日はガス強風だったそうですが今日は青空。しかし西を見ても東を見ても知ってる山はない。 |
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そして念願のハヤチネウスユキソウ。 |
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それでも、右に左に一つ一つ見ながら登って行くと、咲き始めているハヤチネウスユキソウがいました。 |
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ほとんどは開花前なので、あと1,2週間もすれば花盛りになることでしょうね。 |
柔らかな緑色に、埋もれるように咲く色とりどりの花たちを見ながら、蛇紋岩の岩道を登って行きます。 |
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早池峰山固有種のナンブトラノオやナンブイヌナズナなども見ながら進めば「三合目」。 |
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形の面白い巨岩も多く、これは振り返ると亀のように見えました。勝手に命名「大亀岩」 |
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大亀岩の少し先に「五合目」がありました。 |
広ーい空。 広ーい山肌。 |
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やがて岩ゴロゴロのガレ急坂になりました。 |
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小田越ルートの名物ハシゴ。上の段では二列になっているので、上り下り専用でしょうか。 |
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岩稜帯を抜けて、稜線の「剣ヶ峰分岐」に出ました。剣ヶ峰方面も気になりますが、まずは早池峰山の山頂へ向かいます。 |
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湿地帯の木道沿いには、コイワカガミやミツバオウレンなどが咲いていました。 |
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山頂の避難小屋が見えてきて、直下にはわずかに雪が残っていました。 |
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早池峰山山頂に到着。岩の広場といった雰囲気の広い山頂で、とても賑わっています。 |
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河原の坊ルートは、どんな感じかなと分岐に来てみました。岩ゴツゴツの急坂のような感じで、今歩いて来た小田越ルートの尾根が見えています。奥に見える薬師岳など見つつお昼にしました。 |
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鶏頭山ルート方面。雲が湧いてきましたが、遠くまで尾根が伸びている感じで、足元にはミヤマキンバイ、イワウメ、チシマアマナなどが花盛りでした。 |
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山頂を一回りして、そろそろ戻ります。 |
剣ヶ峰分岐にザックを置いて、剣ヶ峰方面へ少し行ってみました。 |
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剣ヶ峰をピストンする人もけっこういて、花の様子を聞いてみましたが、チングルマやイワウメなど、こちらと変わらないとのことなので、戻ることにしました。 |
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剣ヶ峰分岐に戻り、あとは朝と同じ道を下ります。 見落とした花はないかな~ |
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上段のハシゴは二列になっています。花の全盛期には、きっと大賑わいになるのでしょうね。 |
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五合目から見下ろすと、本当に亀に見える”大亀岩” |
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早池峰山には固有種が多いので、監視パトロールの方も多く、途中で出会った女性隊員の方から色々教えていただきながら下りました。ちょっと地味なショウマ系の花も「ミヤマヤマブキショウマ」といって早池峰山の固有種とのこと。トラノオ系に見えた花は「チシマゼキショウ」だそうで、どこかで見たような・・・ |
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蛇紋岩の岩々が終わり、ハイマツやナナカマドなどの低木帯を過ぎて、シラビソなどの樹林帯に戻って来ました。 |
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早池峰山固有種のハヤチネウスユキソウとヒメコザクラ。青空の下、念願の花たちに出会えて、嬉しい一日となりました。遠い岩手の山へ行くなら、泊りがけで周辺の山も歩きたいと思っていましたが、明日から雨続き。二つの花の時期・天気・夜行バス・直行バスなど合わせると、今回は早池峰山しか行けませんでしたが、一度盛岡駅へ行けば様子が分かるので、次回は周辺の山もいろいろ行きたいと思います。 |
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早池峰山の花々 |