間ノ岳・三峰岳

あいのだけ(3189m)・みぶだけ(2999m)
平成25年8月13日〜17日

今日は、ガスで何も見えない中を歩いた間ノ岳への稜線と、雨にけぶった三峰岳へ。
下りの仙塩尾根も相変わらず長く感じる樹林帯でしたが、雷雨の前に小屋に着きました。


2013.8.15
(木)
 北岳山荘中白根大ケルン間ノ岳三峰岳仙塩尾根
2800m辺り
仙塩尾根
2500m辺り
野呂川越両俣小屋
晴れのち曇り
午後、雷雨
 05:45発06:20
06:30
06:50
07:00
07:40
08:30
09:10
09:50
10:25
10:35
11:40
11:50
12:25
12:50
13:20着



日の出
【日の出】

朝になりました。
ちょっと靄った美しい曙色の空に、朝日がゆっくり浮かんできました。今日の晴天に感謝です。

去年の白根三山では稜線がガスで真っ白でしたが、今日はケルンの先のきれいな姿の中白根を目指して登って行きます。

中白根へ
【中白根へ】
北岳
【振り返り見る 北岳 (拡大)】

振り返り見る北岳も朝靄が流れて、幻想的な姿。
何度も振り返りつつ登って行きました。

標柱のある中白根。今日はくっきり素晴らしい姿の間ノ岳が見え、右端には塩見岳も見えています。

中白根
【中白根 (拡大)】
大ケルン
【大ケルン】

ガスの中を歩いていた時は間ノ岳の山頂かと思った、「間ノ岳⇔北岳」の大ケルン。ここも今日は眺めが素晴らしいので、しばし眺望タイムでした。


振り返り見る北岳も更に素晴らしく、その左にはうっすら甲斐駒ケ岳や仙丈ヶ岳も見えています。
アルプスの稜線は、やっぱり青空の下を歩くのが一番だな〜と思うひとときでした。

北岳方面
【北岳方面】

次にもケルン。こうしてみると、この稜線にはケルンがいっぱいあったのですね。青空見つめ、進んで行きました。


間ノ岳へ
【間ノ岳へ】

間ノ岳の山頂に着きました。青空だったので安心していたら、間もなく東側から雲に覆われてきました。
この後も上空の雲はデンと居座ったままでしたが、それまでに眺望は得られたので良しとしましょう。
山頂の三角点は「相ノ岳」となっていましたが、そういえば北岳も「白根岳」と聞いたような・・・


間ノ岳
【間ノ岳】

「相ノ岳」
【間ノ岳 三角点では「相ノ岳」】

いくら待ってももう青空は望めそうもないので、三峰岳へ向かいます。
向こうから来た人が雷鳥を撮っていましたが、反対側にも雷鳥親子がいて散策中でした。


雷鳥親子
【左側の雷鳥親子】

三峰岳へ
【右側の雷鳥親子】

間ノ岳方面
【振り返り見る間ノ岳方面】

チシマギキョウなど見ながら岩稜帯を下って振り返れば、間ノ岳の東側はすっかり曇っていました。

西側は雲が多いものの青空で、仙塩尾根の奥には塩見岳も見えています。

三峰岳へ
【三峰岳へ】
野呂川越の分岐
【山頂直下の分岐】

三峰岳・野呂川越の分岐ですが、すぐ上の山頂へ寄って行きます。

2009年・仙塩尾根では雨の中だった三峰岳の山頂。
間ノ岳以南の山は静岡の東海製紙の社有林なので、間ノ岳でも見た立派な標柱が立っています。

三峰岳 山頂
【三峰岳 山頂】

三峰岳はたまに単独行の人が通り抜けるだけ。間ノ岳上空の雲の陰なので暑さが凌げ、
4年前の仙塩尾根と、明日歩く予定の仙塩尾根を眺めつつ、ゆっくり眺望タイムにしました。


塩見岳方面
【4年前の塩見岳方面】

仙丈ヶ岳方面
【明日予定の仙丈ヶ岳方面】

灌木帯
【灌木帯】

そろそろ下山。正面の仙丈ヶ岳を眺めながらしばらく岩稜帯を下ると、やがて灌木帯です。

左に登山道が見え、数人が休んでいるのが見ました。気持ち良さそうなので、私もあそこで休もう〜

休憩地点の先は短い鎖場。こんな所、あったかな〜と思いながら下れば、その先からは樹林帯です。

鎖場
【鎖場】

シラビソなどの長い樹林帯が始まりました。倒木も多い静かな道が続きます。


樹林帯
【樹林帯】

倒木多い
【倒木多い】

サルの親子
【サルの親子 (拡大)】

森に浸って淡々と歩いていると、小さなカーブでサルの親子と遭遇。 お互いビックリ! 眼が点!

親ザルは目を大きく見開いて一瞬警戒しましたが、「びっくりさせて、ごめんネ。ちょっと通るだけなの。」と言ってカメラを向けると、『勝手に通れば〜』という雰囲気で道を空けてくれて、横を向いたまま。

背中にいた子ザルは、慌てて向こう側に身を隠し、珍しい物を見るように私を見つめています。
なんて可愛いんでしょう〜

私が通り過ぎると、親ザルは何事もなかったように、また悠々と道の真ん中を歩いて行きました。

子ザルも背中の定位置に戻って、
後ろ姿も、ほんと!可愛いなぁ〜!

親子サルの後ろ姿
【後ろ姿も可愛い〜! (拡大)】

野生の動物は本当に可愛い。リスとかオコジョ、いないかな〜と思いつつ進んで行くと、
足元にようやく「野呂川越 これより北へ約600m」の札。単調なので長く感じる下りでした。


野呂川越へ
【シャクナゲ】

野呂川越まで600m
【野呂川越 北へ600m】

野呂川越
【野呂川越】

そして着いた野呂川越。
ちょうど向こうから、トレランさんも到着しました。

今朝、地蔵尾根を登って来て仙丈ヶ岳を越え、三伏峠まで行くそうです。背中の荷物はわずか。いつも思うのですが、トレランさんって山の霞みを食べているのでしょうか? 凄いパワーですね〜!

私はここでお昼にして、今日の宿、両俣小屋へ向かいます。

ここからはけっこうな急下り。倒木も更に増えたような気がします。

両俣小屋へ
【両俣小屋へ】

野呂川沿いの緩やかな道になり、沢音を聞きながら歩いていると、何やら、ポツン、ポツン。
ヤナギランが咲く両俣小屋に着くと、間もなく雨が降り出しました。ぎりぎりセーフで、良かった〜


両俣小屋
【両俣小屋】

ヤナギラン
【ヤナギラン】

コーヒータイム
【テントの下で】

受付を済ませ一段落。
夕食まで時間があるのでコーヒーを注文し、テーブル・イスも置いてある戸外のテント下でコーヒータイムにしました。

テント泊の単独男性も来て、しばらく経つと雷雨。
その若者は、「10日間の夏休みで、光岳から北上し北岳まで来たけど、日程が余ったので左俣沢を下って来た。あとの二日は仙塩尾根〜黒戸尾根。」とのことで、聞いているだけで痛快。なんともワイルドで、素晴らしい〜!

雨は強弱けっこう長く続いて、どしゃぶり3回くらい。合間には、足先だけちょっと川に入ったりして過ごしました。

宿泊客は少なく、1階の広間には8人くらいでした。
朝食が4:30とのことなので、早めに就寝。

野呂川
【野呂川】


両俣小屋の星美知子さんは、1982年台風で野呂川が洪水になった際、宿泊客41名を連れて仙塩尾根を越え、北沢峠へと導いた体験の「41人の嵐」という本を出版されている方。今回はお話も聞きたかったけれど、部屋の炬燵で静かに本を読んでいらしたので声を掛けそびれ、ちょっと心残りでした。
明日はいよいよ仙塩尾根で楽しみ。今日と似たような天気らしいので、午前中なら青空も望めそうです。




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