朝は快晴。今日はいよいよ仙塩尾根の未踏の部分を歩いて仙丈ヶ岳へ向かいます。
長い尾根ですが、どの辺で樹林帯を抜け見晴らしが良くなるのか楽しみです。
2013.8.16 (金) | 両俣 小屋 | → | 野呂川越 | → | 横川岳 | → | 独標 | → | 伊那 荒倉岳 | → | 仙塩尾根 2670m辺り | → | 仙塩尾根 2800m辺り | → | 大仙丈ヶ岳 | → | 仙丈ヶ岳 | → | 仙丈 小屋 |
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晴れ のち曇り |
05:10発 | 06:00 06:10 | 06:45 06:55 | 07:25 07:40 | 08:20 08:30 | 09:30 09:40 | 10:30 10:40 | 11:20 11:30 | 12:10 12:45 | 13:00着 泊 |
4時半からの朝食を頂いて、出発。登山口の祠にお参りし、前日下った急坂を登り返します。 |
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隣の北岳の山頂から、太陽が顔を出しました。 |
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道が緩やかになって倒木が目立ってくると、横川岳の山頂でした。しばし休憩。 |
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大岩が現れ、上に出ると一気に眺望が開けました。真っ青な空の向こうに仙丈ヶ岳が見えていて、甲斐駒ヶ岳も見えています。 |
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振り返れば仙塩尾根の南端、塩見岳もきれいに見えていて感動。 |
シダや苔などいかにも南アルプスの森という雰囲気の樹林帯を進んで行くと、左に小さな草地。 |
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高望池から10分かからず三角点が見えてきて、ここが伊那荒倉岳の山頂のようです。 |
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しばらく苔むす樹林が続きます。 |
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少し進むと、防火帯のような草地斜面になりました。ここにはマルバダケブキと、花芽が取られて茶色に変色したバイケイソウの葉が群生しています。 |
そして草地の中には小さなピンクの花が点在しています。近づけばハクサンフウロの花でした。 |
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ダケカンバ帯が過ぎ、ハイマツ帯の中を抜けると、また視界が大きく広がりました。仙丈ヶ岳の頭がチラッと見えます。 |
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ハイマツの中を登って、ようやく稜線に出ました。ここからはずっと見晴らしのいい尾根歩きになります。 |
ルートが稜線の東側に移ると、足元にはウサギギクやチシマギキョウなどの花がちらほら見られるようになりました。 |
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仙塩尾根は仙丈ヶ岳から南下する人の方が多いようで、この辺りで単独男性や二人連れの人とすれ違いました。 |
少しずつ尾根が狭まってきて、緩やかだったルートもそろそろ終わり。 |
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ヤセた稜線になり、特に左側はゴツゴツとした岩肌で鋭く切れ落ちているので、要注意です。 |
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やがて岩ゴロゴロの急登になり、足元にはイブキジャコウソウやイワギキョウなどがちらほら。 |
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ハイマツの中を登って大仙丈ヶ岳山頂に到着。 |
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甲斐駒は雲の中ですが、二日前に歩いた小太郎尾根から北岳、三峰岳からの仙塩尾根は、うっすらながら見えました。 |
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仙丈ヶ岳へ向かいますが、しばらくはヤセ尾根で、要注意。特に西側は岩ガラガラの崩壊地のような所もあるので慎重に通り抜けました。 |
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ヤセ尾根を過ぎると東寄りの山腹を進むようになり、右下のカールは花がいっぱい。 |
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ミヤマアキノキリンソウ |
イブキジャコウソウ |
チシマギキョウ |
コイワカガミ(終) |
振り返り見る仙塩尾根。長かったような短かったような、けっこう変化もあって楽しい尾根でした。 |
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やがて目の前に仙丈ヶ岳の山頂が見えてきました。すっかりガスっていますが、さすがにあそこは賑やかそうです。 |
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仙丈ヶ岳の山頂に到着。 |
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山頂から稜線を回り込むようにして下り、仙丈小屋に来ました。宿泊手続して一段落。 |
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夕食までかなり時間があるので、ここでもコーヒーを頼んで、外で過ごしました。ここは夕陽の眺めが良さそうですが、今日は夕立もない代わりに夕焼けも見れませんでした。 |
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