道志道沿いの山は静かで好きな山域ですが、帰りのバスが不便でなかなか行けないのが難点。
今日は地蔵平を案内してくれたMASAさんの車に乗せていただき、道志の森駐車場からスタート。
キャンプ場を抜け、水晶橋の先のゲートから進むと城ヶ尾峠登山口に着きました。

短い植林急登を抜けると雑木林になりましたが、更に進むとトランバースになりました。
気温は0℃。切れ落ちている区間は凍結していたので恐る恐る通り、その先でアイゼン装着。

緊張のトラバースでしたが、回り込むと広く明るくなって、安定したトラバースで城ヶ尾峠へ。

城ヶ尾峠から地蔵平への信玄古道が伸びているけれど、旧道は崩落で今はルート変更とのこと。
その道を歩いたことのあるMASAさんが、今は通行止めになっている崩落個所を案内してくれました。

城ヶ尾峠に戻り、ここからは気持ちのいい甲相国境尾根歩き。アイゼンは不要です。

少し進めば城ヶ尾山の小広い山頂に到着しました。風はあるけれどお日様サンサン、休憩タイム。

甲相国境尾根は大きなアップダウンはなく、明るい冬枯れの尾根は本当に気持ちいい。

所々に雪が残り、木々の間から富士山が見え隠れしていました。中ノ丸通過。

静かなブナの尾根をブナ沢ノ頭へ。　右側の樹間から見えているのは今倉山あたりのよう。

山肌全体に雪の残る菰釣山が見えてきました。けっこう遠いなあ～　正面右は御正体山のようです。

あれが菰釣山とブナ沢ノ頭かなと思ったら、手前の小さな高みに「ブナ沢ノ頭」道標。
後日、地理院地図で調べてみたけれど、ここは手前の1190ｍピークではないかしら・・・

少し下って、短い急登から登りきったこの辺りがブナ沢ノ頭ではないかと思います。

やがて緩やかなアップダウンを過ぎると、「避難小屋まで300ｍ」の道標。

少し先が「道の駅」分岐のあるブナ沢乗越で、山頂までまだ少しあるので、しばし休憩。

山頂が近づくと残雪も少し深くなり、所々で踏み抜いてしまうと膝まであってビックリです。

避難小屋からもけっこう長く感じ、ようやく菰釣山の山頂に着きました。
春霞で富士山は霞んでいましたが、毎年登っているMASAさんが冬なら南アルプスも見えるとのこと。

西に見える御正体山は残雪が少なそうです。倒木ベンチでお昼にして、そろそろ下山。

今日は快晴。気持ちよく歩いて来たけれど、ブナ沢乗越からは日陰の急下りになりました。

緩やかな沢沿いになり、やがて林道出合。ここでも昔の登山口や水場を教えてくれました。
今は歩かれているのでしょうか。詳細地図を見ると他にも良さそうな尾根があり、面白そうです。

ゲートに出た後は林道歩きで落合橋へ。途中、木々の芽吹きでしょうか、ほんのり色づいていました。