丹沢の西端、菰釣山は憧れの山でしたが、なかなか行き難い山域でした。
日も長くなったGW、静かな尾根を求めて新緑の甲相国境尾根を歩いてきました。
2009.5.2 (土) | [下善ノ木] | → | 落合橋 | → | 城ヶ尾峠 登山口 | → | 城ヶ尾山 | → | 中ノ丸 | → | 菰釣 避難小屋 | → | 菰釣山 | → | 油沢ノ頭 | → | 石保土山 | → | 高指山 | → | [平野] |
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快晴 | 08:25着 08:25発 | 08:42 08:57 | 09:30 09:35 | 10:05 10:15 | 10:45 10:55 | 11:25 11:30 | 11:55 12:45 | 13:20 13:25 | 14:20 14:25 | 15:35 15:55 | 16:35着 16:52発 |
今年の連休は天気予報を見ながら、前日まであれこれ迷っていました。晴天日が限られているので泊まりはどこも混みそう。そこで以前から行きたいと思っていた菰釣山へ行く事にしました。シュラフすら持っていないので避難小屋は無理。土曜のバスを利用して、道志から日帰りで行くことにしました。帰りのバスがないので平野へ抜けるしかないけれど、平野16:52発のバスに間に合うか、ギリギリの計算です。 |
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「下善の木」で下車。周辺の山は淡い緑に彩られ、富士山の頭がチラッと見えていました。30分近くは車道歩きのようです。 |
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青空、新緑に気持ちよく歩いて行きましたが、やがてテント場もなくなり、ふと気付くと太陽が左後ろから差している。ちょっとヘン。磁石で確認すると、南西へ歩いています。『おかしい・・・ 城ヶ尾峠は南東のはずなのに・・・』と地図を見れば、どうやら菰釣山へ直接向かう西沢コースを歩いているようです。やれやれ、またか・・・参った。城ヶ尾峠から尾根歩きをしたかったので、慌てて引き返しました。 |
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新緑に埋もれたような水晶橋から左へ進んで行くと、やがて右手に城ヶ尾峠の登山口が見えてきました。ようやく林道歩きから開放され、しばし休憩。 |
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始めは植林で左隣に浦安峠の急な山斜面が見えています。まもなく新緑いっぱいになってきました。 |
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歩き出すと、木々の間から富士山が見えてきました。白い山頂だけですが、やはり少しでも富士山が見えると嬉しい。 木々の芽吹き、淡い彩りも色いろいろです。 |
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明るい日差しが本当にいい気持ち。 |
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甲相国境尾根はずっと自然林の中の尾根道。前後に人影もない。 |
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道の駅への分岐を過ぎて間もなく避難小屋が見えて来ました。犬越路の避難小屋と似た雰囲気で、板の間とイス・テーブルがあってきれい。私もシュラフくらい買っておけば行ける山域も広がりそう。 |
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ブナも増えてきて、気持ちのいい道が続きます。GWとは思えないほど静かで、誰もいない。 |
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菰釣山の山頂に着きました。 |
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菰釣山から見る富士山。今日は霞んで雲も浮かんでいますが春らしい富士山です。 |
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さて出発。目の前にはこれから歩く甲相国境尾根が大きく広がっています。 【甲相国境尾根】 |
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出発してまもなく、ブナの大木。そういえば大きなブナは今日初めてのような気がします。 |
【ブナ大木】 |
ベンチのある油沢ノ頭を過ぎ、右に樅ノ木沢の頭を見ながら進んで行きました。 |
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古いベンチが残された樅ノ木沢の頭を過ぎ、やがて石保土山に着きました。展望よいと記されていますが周りの木々が育ったせいか今は展望はありません。ベンチがあるので休憩。 |
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西丸方面の分岐を過ぎると、見晴らしのいい送電鉄塔に出ます。すぐ先の大棚ノ頭は、山頂を巻いた所に山伏峠の分岐がありました。 |
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最後の高指山へ向かいます。この先には小さな鎖場がありました。周辺はすっかり新緑になってきて、この辺りも雰囲気のいい緩やかな道が続きます。 |
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開けたカヤトのピークに出ました。富士岬平と記されベンチもあり、富士山の展望は素晴らしい。今はすっかり霞んで残念、朝に来たい場所です。 |
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丹沢の西端、菰釣山は富士山の眺めもよくとても静かな山でした。甲相国境尾根には檜洞丸周辺のようなブナの大木はあまりありませんでしたが、何といっても静かな山域。距離は長いものの緩やかなアップダウンなので、心ゆくまで森歩きを楽しめました。ミツバツツジの彩りがなかったのが寂しい雰囲気でしたが、この甲相国境尾根は秋の季節にもまた歩いてみたいと思います。 |