飯縄山

いいづなやま(1917m)

長野駅からバスで行ける飯縄山。秋に登った時は素晴らしい展望に感動しました。
晴れ予報を聞いてしまったので、雪たっぷり白い山々を期待して今日も頑張ることにします。


2022.2.26
(土)
飯縄
登山口
BS
一ノ鳥居
登山口
駒つなぎ
西・南
登山道
分岐
飯縄山
南峰
飯縄山西・南
登山道
分岐
駒つなぎ
一ノ鳥居
登山口
飯縄
登山口
BS
晴れ 09:20着
09:55発
10:10
10:15
11:20
11:30
12:3012:4513:00
13:30
13:5014:3015:0015:20着
15:38発

 

昨日はKAZUさんに駅まで車で送って頂き、そのまま新幹線で帰る予定でしたが「明日は穏やかな晴れ」との予報。『せっかく遠出して明日も晴れなのに、帰るなんてもったいない。長野からバスのある飯縄山なら便利だし、土曜日ならトレースもあるはず』と思い、またまた駅前のビジネスホテルに宿泊。長野は駅前ホテルが林立、なんて便利な町でしょうと思ったけれど、よく考えたら県庁所在地なので当たり前。松本よりJR本数が多いのも新幹線があるのも、今更ながら納得しました。


長野駅戸隠方面の始発バスは7:00ですが、さすがに疲れていたので8:30発バスに乗車。
飯縄登山口で下車。少し先の駐車場にトイレがあります。バス停に戻って林道を直進。
途中の登山口に気付かず、行き過ぎたかな?と戻ると、鳥居が見えたので雪の塀?を越えました。

飯縄登山口
【屋根から大雪が落ちそう  飯縄登山口BS】

【雪塀を越えて一ノ鳥居へ】

気温は3℃で昨日とは大違い。登るほどに暑くなり、最後は肌着と夏長袖1枚でも汗をかくほど。
気持ちのいい雪尾根。向こうに白い稜線が見えてくる頃から、雪に埋もれた石仏が現れました。


【稜線が見えて来た】

【第七薬師如来】

駒つなぎ場から先の夏道は冬期閉鎖でルートが変更。ここでアイゼン装着です。


【ここが「駒つなぎ場」だったらしい】
駒つなぎ場冬期閉鎖
【冬期閉鎖】

所々ロープも雪に埋もれ、ほぼ直登。天狗の硯岩は道標が掘り出されていました。


【冬期は直登】
「天狗の硯岩」
【「天狗の硯岩」】

明るいダケカンバ帯になり、振り返ると北アルプスが見えてきました。素晴らしい~


【ダケカンバ】

【振り返れば北アルプス】

すっきり青空の下、穂高連峰からずっと白馬三山まで、素晴らしい展望に感動♪

穂高連峰 槍ヶ岳   常念岳
【穂高岳・槍ヶ岳       野口五郎岳方面?(拡大)】

西登山道・南登山道の分岐まで来ると更に開け、浅間山から北アルプスまで180度の眺望。


【西登山道・南登山道分岐へ】

【八ヶ岳 南アルプス 中央アルプス(拡大)】

武田菱で五竜岳が分かるので、一座一座同定するのも楽しくいつまでも眺めていたい。

蓮華岳 針ノ木岳 爺ヶ岳 鹿島槍ヶ岳 五竜岳 唐松岳  白馬三山
【蓮華岳 針ノ木岳 爺ヶ岳 鹿島槍ヶ岳 五竜岳 唐松岳   白馬三山(拡大)】

広い雪原の緩やかな道になり、着いた南峰は道標も雪に埋もれていました。


【飯縄山 南峰へ】

【飯縄山 南峰】

南峰から見える緩やかな白い稜線も、ほんとうに気持ちよさそう~♪

飯縄山南峰から本峰へ
【南峰から (拡大)】
飯縄山へ
【飯縄山へ (拡大)】

北信の山々が近く、登った時とは違う白い山の姿に新鮮な感動。

高妻山・焼山・火打山・黒姫山の後ろ妙高山    飯縄山
【 瑪瑙山  奥に高妻山・焼山・火打山・黒姫山の後ろ妙高山    飯縄山(拡大)】

東側の山々もすっきりよく見えています。

飯縄山 志賀高原方面
【飯縄山 志賀高原方面(拡大)】

飯縄山の山頂に着きました。西側の岩やブッシュに積もった雪が丘陵のよう。
無雪期より標高が高くなり、小柄な私でも木々の上に山が見えて嬉しくなりました。 

飯縄山 山頂
【飯縄山 山頂】

【山頂西側もブッシュ雪山】

白い高妻山は一段と凛々しく、昨日歩いた志賀高原は横手山がきれいに見えています。

西岳・戸隠山・高妻山
【西岳・戸隠山・高妻山(拡大)】
岩菅山・志賀高原・横手山
【岩菅山・志賀高原・横手山(拡大)】

昨日裏志賀山から見た笠ヶ岳は? KAZUさん達は数日後あの急峻な笠ヶ岳に登ったそうです。
左奥に見える白い山は、帰宅後ネット検索したら越後駒ヶ岳・中ノ岳方面のようでした。

越後三山   岩菅山   横手山・草津白根   四阿山・浅間
【遠くに越後三山   岩菅山   横手山・草津白根   四阿山・浅間(拡大)】

素晴らしい眺望に皆さんも山座同定に夢中で、富士山もうっすら見えているらしい。
風もなく穏やかな山頂にもっと居たいけれど、バスの時間もあるので、そろそろ下山。


【皆さん 山座同定中】

【そろそろ下山】

往きでは気づかなかった飯縄神社は鳥居も雪に埋もれていました。今日の晴天に感謝。


【南峰へ戻りましょう】

【雪に埋もれた飯縄神社】

南峰から見る北アルプス。何度見ても感激で、何枚も写真を撮ってしまいます。

白馬三山   西岳・戸隠山  高妻山
【後立山連峰   白馬三山   西岳・戸隠山  高妻山   (拡大)】

北アルプス見つつ下ります。帰りはまだ歩いたことのない西登山道へ向かいたいけれど、
おまけの今日は安全第一。朝と同じ南登山道を注意しつつ下ることにしました。

南登山道⇔西登山道
【南登山道⇔西登山道 左へ(拡大)】
南登山道
【慎重に 急下り】

最後は緩やかな雪道。鳥居には危なげな雪の塊が乗っていましたが、
近くまで来たら「ドサ~ッ!」 ビックリ~!   今日は気温が高かったものね~


【手前の鳥居】

【ドサ~ッ!  雪落ちた!】

一ノ鳥居にも大きな塊が乗っていたので要注意。そ~っとくぐりました。
絶妙なバランスで乗っている灯篭の雪など見ながらバス停へ向いました。

一ノ鳥居
【一ノ鳥居】

【雪の灯篭】


同じ長野県でも、心情的には松本や大糸線の山の方が行きやすいので近く感じ、都心経由で新幹線に乗らなくてはいけない長野は岩手や青森の山と同じくらい遠い存在でした。でも飯縄山は360度の素晴らしい展望、バスも便利なのでまた来年も行きたくなりそうです。三日間も欲張ったせいで帰宅後は死んでいましたが、雪が多くどの日も晴天に恵まれ、感謝感謝の山旅でした。


コース参照:2013年10月 飯縄山




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