三国山・大洞山・立山

みくにやま(1326m)・おおぼらやま(1383m)・たちやま(1330m)

久し振りの晴れの日曜日。不老山のサンショウバラもそろそろ咲く頃のようなので、
土日限定の駿河小山駅8:50発の明神峠行バスを利用して三国山稜へ行ってきました。


2021.5.23
(日)
 明神峠三国山
東登山口
三国山大洞山アザミ平畑尾山立山立山
休憩所
須走
紅富台上
すばしり
道の駅BS
山中:霧
麓:晴れ
 09:30着
 09:30発
09:55
10:00
10:40
10:50
11:55
12:15
12:50
12:55
13:0513:25
13:35
14:15
14:30
14:4515:05着
15:22発


バス乗客は30名以上いたでしょうか、途中で増発便が来たので半数が乗り移り、明神峠へ。
ほとんどの登山者は右の不老山へ向かったようですが、私は左の三国山へ進みました。

明神峠
【明神峠】

【バイケイソウ】

麓は晴れていたけれど、稜線はガスの中。三国山東登山口からしばらくはブナの急登です。


【三国山東登山口へ】
ブナ大木
【ブナ大木 (拡大)】

昨日は雨模様でしたが、山稜はスコリア地質なので、泥濘もなく歩きやすい。
しっとり苔と新緑に包まれた森はブナやカエデが続き、雰囲気のいい道を登って行きます。


【苔むす倒木】

【ブナ大木が続く (拡大)】

上へ行くほど霧も濃くなり、気づいたら三国山の山頂でした。親子さんが休憩中です。


【朽ちた大木 (拡大)】
三国山 山頂
【三国山 山頂】

ここからはほぼ平坦。ブナやヒメシャラ林が続く、大好きな山の散歩道です。

三国山稜
【三国山稜らしい霧の森 (拡大)】
ヅナ峠
【ヅナ峠】

岩田翁のユニーク道標は文字がほとんど消えてしまい、ベンチも数年前からなくなっています。
霧にけぶる森は見上げても楽しい。秋になると真っ赤に紅葉する、この木は何というのでしょう。

楢木山
【楢木山  岩田翁「ゴングベンチ」(拡大)】

【紅葉のきれいな木  若葉も可愛い(拡大)】

三国山稜はカエデ類も多く、樹皮にはふかふかの苔。クワガタソウやツルシロカネソウも多いです。

苔むすカエデ
【苔むすカエデ (拡大)】

【ツルシロカネソウ (拡大)】

なぜ曲がっているの?と聞いてみたくなるような、不思議なブナにも時々出会います。


【しなやかブナさん(拡大)】

【ツルキンバイ(拡大)】

行き交う人も少なく大洞山に着き、昼食。大洞山を過ぎるとガスも少し薄らいできました。

大洞山 山頂
【大洞山 山頂 (拡大)】

【苔むす森 (拡大)】

緑の中、所々にトウゴクミツバツツジのピンクのアクセント。


【トウゴクミツバツツジ】

【トウゴクミツバツツジ (拡大)】

曲がり角の左側にあった倒木カエデ。根がすっかりなくなって朽ちてしまいました。


【1366m点 曲がり角 (拡大)】

【大木も多い (拡大)】

砂礫草地のアザミ平に出ました。名前を変えてあげたいシロバナヘビイチゴ、群生してきれいです。

アザミ平
【アザミ平から 畑尾山へ】
シロバナヘビイチゴ
【可愛い花なのに シロバナヘビイチゴ(拡大)】

篭坂峠分岐から登り返し。  霧が消えたので、曇り空でも明るい新緑の森です。


【篭坂峠分岐】

【畑尾山へ】

畑尾山から下れば再度の篭坂峠分岐。その先が立山で、展望台分岐ですが今日の富士山は雲の中。

畑尾山
【畑尾山 山頂】
立山展望台分岐
【立山山頂  展望台は左へ】

緩やかな下りで立山砂場。ここからはちょっと急下りで、所々サンショウバラの木があります。


【立山砂場】

【振り返る段々】

箱根の山々は見えているけれど、立山休憩所の倒木ベンチから見る富士山もまだ雲の中でした。


【金時山~丸岳?】
立山休憩所
【立山休憩所】

植林の急斜面をジグザグに下ると麓は晴れています。木陰道を進んで登山口の須走紅富台上へ。


【植林下り】

【須走紅富台へ】

真っ直ぐ下り国道に出ましたが、バスまで余裕があるので道の駅で時間調整します。


【須走紅富台 正面の富士山は雲の中】

【道の駅BSから、富士山チラッ(拡大)】

今日のお目当ては欲張り紅白でしたが、不老山より標高が高いのでサンショウバラはやっぱりまだ固い蕾。
白い花はぎりぎり咲いていてくれて、ただただ感謝♪  霧のしずくをつけ、ひっそりと佇んでいました。






コース参照:2011年6月 三国山稜・立山     2020年6月 立山・三国山稜




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