不老山のサンショウバラはそろそろ終わりのようなので、周辺に咲く山はないかなと検索したら、
三国山稜の西端、立山にも咲くとのことなので、どんな様子か行ってみることにしました。
2011.6.26 (日) | 明神峠 | → | 車道 横断 | → | 三国山 | → | 大洞山 | → | アザミ平 | → | 畑尾山 | → | 立山 | → | 立山 展望台 | → | 車道 | → | 紅富台 BS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
霧・曇り のち晴れ |
09:25着 09:30発 | 09:55 | 10:30 10:40 | 11:30 11:35 | 12:10 | 12:20 | 12:30 | 12:35 13:10 | 14:15 | 14:20着 14:40発 |
4月下旬~11月下旬の土日祝は駿河小山駅9:00発の明神峠行きのバスが出ています。三国山稜の立山は、小山町観光協会が最近「富士箱根トレイル」として整備したようで、今日はこのコースのツアーが予定されていたそうですが、雨天予報のため中止になったとのこと。駅前のバス停には、あの三国山稜の名物道標を制作された岩田さんがいらして、立山のサンショウバラについて説明されていました。ご高齢で小柄ですが矍鑠とした方で、ご自身もこれから立山へ行かれるそうで、連れの方の車で出発されました。 |
|
明神峠で下車。「富士箱根トレイル」の大きな案内板があります。
|
|
周辺はガスで真っ白。雨は降ってないものの、風があるので木々から雫が落ちてきます。ザックカバーとスパッツを着けて出発。
|
|
すぐ横の車道もガスの中です。 |
|
横断地点には道標が立ち並び、すぐ向かいに登山道とベンチがありました。
|
|
大木も多く、木々を見上げながら進みます。
|
|
苔むした倒木から数本の幹が伸び、それぞれ一人前の樹木のように立派に育っていて、ヒコバエ兄弟のようでした。 |
|
大木も多く、緩やかな登りが続きます。面白い形の樹、バイケイソウの葉、群生しているテンニンソウの葉など見つつ登って行きます。
|
|
霧に包まれ、ボーッと霞んだ中にベンチや道標が見えて、三国山の山頂に到着しました。いつもと逆の方向から来たので、一瞬初めての山のように錯覚してしまいました。
|
|
づな峠には、岩田さんの道標と「富士箱根トレイル」の新しい道標と山中湖観光協会の道標が並んでいて、それぞれ特徴があって面白い。 |
|
気付くと大洞山の山頂でした。 |
|
大木見上げつつ進んで行くと、アザミ平への曲がり角。ここにあったカエデ倒木は根元の土が少しずつ削り落ち、6年前と比べてずいぶん痩せていました。
|
|
この先にあるブナは幹を大きく伸ばした大木。
|
|
やがて大きく開けたアザミ平の草地に出ました。しかしガスで真っ白、何も見えません。
|
|
すぐ先にアザミ平の道標が立ち、畑尾山・立山や篭坂峠への分岐になっています。
|
|
分岐からちょっと登った所が畑尾山の山頂。 |
|
わずかな登りで立山の山頂です。
|
|
このあたりから日差しが出てきて、真っ白だった10分前から一気に明るい雰囲気に変わってきました。
|
|
更に進んで立山展望台に着きました。 |
|
そして、なんと! 富士山が見えています!
|
|
この先は地図になく、新しく整備された「富士箱根トレイル」。立山山頂へ戻らなくても、須走方面への道標があるのでそちらへ進みます。少し先で、立山山頂から真っ直ぐ来る道と合流しました。 |
|
|
|
|
かなり下った中腹あたり、下に花びらがいっぱい散っているので、見上げるとサンショウバラの木がありました。でも花は少ししか残っていません。残念。 |
|
それでもけっこうサンショウバラの樹はあって、蕾もありました。しかし下草も茂っているので、近づくのもちょっと大変です。 |
|
サンショウバラ地帯が終わり、やがて休憩所の道標。ルートは左へ下るようですが、右下の草地休憩所に下りると、ここからも富士山が見えました。 |
|
休憩所からは急下り。素晴らしくきれいに枝打ちされ、整然とした植林を下って行きます。 |
|
あとは林道を僅かに進めば車道が見え、入口には「富士箱根トレイル」の案内板が立っていました。 |
|
道標に従って、富士山見つつ真っ直ぐ下れば町内巡回バスの「紅富台」バス停で、健康福祉会館(ゆったり湯は3月末で終了)まで無料です。 |
|
三国山稜・立山のサンショウバラは雑木林の中で自生している木がほとんどのようで、木が高くてちょっと見づらい位置にあり、花びらが散っているので見上げると少し咲き残っているといった感じでした。本数はさほど多くないのですが、自然な雰囲気で咲いています。案内HPを再度見ると、立山中腹の見頃は24日頃とのことでしたが、26日は殆どが落花していました。雨風のせいか、あっという間に散ってしまったようで、サンショウバラの花の命は短いのかなと思いました。 山頂付近にも木があったそうですが、まだ花が咲いてなかったせいか気付きませんでした。緑いっぱいのコースなので秋にも歩きたいと思います。 |
|
三国山稜の花々 |