曲ヶ谷沢右岸尾根・川苔山

かわのりやま(1363m)


以前から気になっていた曲ヶ谷沢右岸尾根のアカヤシオの様子を見に行くことにしました。
今年は花が遅いので今は1100m前後でしょうか。踊平や足毛岩の様子も見て川苔谷へ下ります。


2017.4.30
(日)
 清東橋大丹波
沢入口
曲ヶ谷
沢入口
46号
鉄塔
1168m真名井
沢ノ頭
踊平
の上
川苔山足毛岩
ノ肩
百尋ノ滝細倉橋川乗橋
快晴  07:50着
 07:55発
08:5009:2010:05
10:15
10:50
11:00
11:2012:00
12:05
12:50
13:20
13:45
13:50
15:00
15:10
15:5016:25着
16:29発



川井駅7:29発のバスは、以前は上日向まででしたが今は清東橋まで行ってくれるようになり、車道歩きが20分短縮できて助かりました。それでもここから長い林道歩きです。左側に平行する真名井北稜の萌黄色や桜色、送電鉄塔を見上げながらひたすら歩きます。



【真名井北稜 萌黄色・桜色 (拡大)】

大丹波林道
【送電鉄塔も見ながら大丹波林道歩き】

林道はまだ先まで続いていますが、ここから大丹波沢へ下り、沢沿いに進んで行きます。
虫に食われた?ミドリニリンソウを発見。瑞々しい新緑の下で、花も多く咲いていました。


大丹波沢入口
【大丹波沢入口】


【ニリンソウの小径】

地図に破線で記されている曲ヶ谷沢ルートの入口。細道に入ってすぐ先、桟橋手前が右岸尾根の取り付きです。

左上を目指し、滑りやすい踏み跡を登ります。


曲ヶ谷沢右岸尾根取り付き
【曲ヶ谷沢入口】

尾根に上がると、この先も激登。一旦緩みますが、その先も激登で下りの場合は転げ落ちそう。


曲ヶ谷沢右岸尾根
【曲ヶ谷沢右岸尾根 急登】

「46号鉄塔に至る」
【「46号鉄塔に至る」】

その後は緩急交互で、やがて明るい新緑の尾根になりました。
所々アカヤシオの花びらが散っていたので、この辺りからアカヤシオの木があるようです。


曲ヶ谷沢右岸尾根
【急登続く】

曲ヶ谷沢右岸尾根
【曲ヶ谷沢右岸尾根】

左側に真名井北稜が近づいてきて、間もなく46号鉄塔に到着。
『やれやれ、シンドかったなあ~』と休んでいると、下から若い女性二人が上がってきました。
この尾根は毎年歩かれるという、かなりのベテランさん。あっと言う間に抜いて行かれました。



【真名井北稜】

46号鉄塔
【46号鉄塔】

気持ちのいい芽吹きの尾根を上がって行くと、アカヤシオもちらほら見えてきました。
今年は花が遅かったのでそろそろ見頃の標高のはずですが、イマイチ花が少ない雰囲気です。


曲ヶ谷沢右岸尾根
【1168m点へ】


【アカヤシオ】

1168m直下には、イワウチワもちらほら咲いていました。
6年前と同じ日の場所ですが、今年は寂しい雰囲気です。


奥武蔵方面
【北側 奥武蔵方面】 マウスを置くと、2011年

1168m
【1168m点】

昨日は南からの強風だったはずですが、東や南にはまだきれいな木もいて嬉しくなりました。



【東側アカヤシオ (拡大)】


【南側アカヤシオ】


ミヤマハコベ

コガネネコノメソウ

虫食いミドリニリンソウ

イワウチワ


真名井北稜に初めて来たのは13年前。スズタケの窪地も今は気持ちのいい落ち葉の森です。
真名井沢ノ頭に出て、ここからは一般道。下に赤杭尾根からの道が合流しています。



【真名井北稜 窪地の雑木林】

真名井沢ノ頭
【真名井沢ノ頭】

狼住所(オオカミズンド)と呼ばれる分岐。バス時間に余裕があるので踊平へ寄ってみます。


オオカミズンド
【オオカミズンド 曲ヶ谷北峰・踊平分岐】


【曲ヶ谷北峰 巻き道終わり】

明るい防火帯を踊平へ。途中にもアカヤシオが咲き、北側なのでまだ蕾もあってきれいでした。



【防火帯を踊平へ】

アカヤシオ
【途中のアカヤシオ】

踊平手前のアカヤシオも前回より花数は少なめに感じましたが、
まだ蕾もあるので時期としてはいい頃でしょうか、春の青空に映えてとてもきれいでした。


踊平手前のアカヤシオ
【踊平手前 アカヤシオ】

踊平手前のアカヤシオ
【アカヤシオ (拡大)】

横ヶ谷平のアカヤシオは蕾も多く、色も少し濃い雰囲気です。  芽吹き前の川苔山へ。


横ヶ谷平のアカヤシオ
【横ヶ谷平のアカヤシオ (拡大)】

川苔山へ
【川苔山へ】

川苔山山頂に到着しました。 快晴ですが、春霞で富士山はう~っすら。
ほど良い広さと眺望の良さで人気も納得の山で、午後は静かな足毛岩の肩回りで下ります。


川苔山
【いつも賑やかな川苔山】


【雲取山見つつ足毛岩の肩へ】

分岐の足毛岩の肩からちょっと奥へ寄ってみると、南西側の崖下に沢山咲いていました。



【足毛岩のアカヤシオ】


【足毛岩のアカヤシオ】

足毛岩の肩に戻り、緩やかな山腹道へ。主のようなカツラ大木の先から明るいカラマツ林です。



【カツラ大木】


【カラマツ芽吹き】

北回りルートと合流し、「滑落注意」付近のミツバツツジはほぼ終わりでした。



【北回りルートと合流】


【滑落注意付近のミツバツツジ】


ヤマエンゴサク

ツルネコノメソウ

エンレイソウ

ミツバコンロンソウ

百尋ノ滝に寄ると、今日も虹がかかっていました。う~っすら二重の虹で、とてもきれい。

秋に寄った時も虹が見れてラッキーでしたが、この季節は太陽がより高いので、遅い時間でも見ることが出来て感謝でした。


百尋ノ滝
【虹のかかる百尋ノ滝 (拡大)】

今日は終日快晴。染み入るような新緑に明るい光が降り注ぎ、素晴らしい谷間の道です。



【染み入るような新緑】

川苔谷
【川苔谷】

細倉橋に出て、あとは林道歩き。萌黄色と桜色の山肌を見上げながら、川乗橋へ向かいました。


竜王橋
【竜王橋】


【萌黄色 桜色】

・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・

シコクスミレ

フモトスミレ

フイリフモトスミレ

アケボノスミレ
 

ヒナスミレ

ヒナスミレ

エイザンスミレ

マルバスミレ

曲ヶ谷沢右岸尾根はひたすらの急登でしたが上部は明るい自然林で、花も多い大丹波沢とセットで登るのも楽しい川苔山のルートでした。今年のアカヤシオはイマイチで、良いとは言えないけれど悪くはないといった雰囲気でしょうか。それでもあの柔らかな薄桃色の花に会え、虹にも会えて嬉しい一日でした。


コース参照:2011年4月30日 川苔山




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