天神尾根

てんじんおね
平成28年6月2日〜4日

谷川岳でも、もうコザクラやイチゲが咲き始めたとのこと。今年こそ谷川岳から平標山の稜線を歩きたいと思いました。
初日は肩の小屋までの短い行程なので田尻尾根を登るつもりでしたが、予想外の道を歩くことになってしまいました。


2016.6.2
(木)
 RW土合口駅天神平駅田尻尾根
分岐
熊穴沢ノ頭
避難小屋
天神ザンゲ岩谷川岳
肩の小屋
曇り
山頂はガス
 09:20着
 09:25発
10:5011:0511:45
12:05
13:1513:30着



大宮駅で新幹線に乗り換えた時は青空でしたが、高崎で乗り換え北へ進むほど雲が多くなり、水上駅に着いた時はすっかり曇ってしまって、残念。でもメインの明日は晴れるはずだし、天神尾根は青空の時に一度歩いているので、この時点ではまだ元気で、アタマも大丈夫でした。

水上駅9時発のバスに乗って、終点ロープウエイ駅で下車。構内で身支度などして、車道を少し戻り、右の道へ入りました。



【ロープウエイ駅から少し下って右へ】

田尻尾根入口は右手にあるはずですが、現在工事中のようで、ショベルカーやトラックなどの車両が何台も作業中。道標が分からず作業員に聞けば、「登山口?この道を上がって行けばあると思いますよ。」とのことで、しばらくは未舗装道路を登って行きました。

しかし、右手にあるはずの登山口がなかなか現れません。私の地図は2007年版。ちょっと古いので、『今は白鷺滝まで林道になったのかな〜』と我慢。が、行けども行けども登山口は見つからないし、曇ってテンションも上がらずで、『片道10分って書いてあるから白鷺滝ってロープウエイ中間駅かも。もう田尻尾根は諦めて、白鷺滝駅からロープウエイに乗っちゃおうかな〜』と、ひたすらトボトボ。



【工事中の未舗装道路を進む】


【ロープウエイを見上げつつ】


【ここからは左上へジグザグ道】

花はタニウツギくらいで、なんとも味気ない砂利道。
中間駅でも遠いなあ〜などと登って行くと、やがて道は左へ上がり、大きなジグザグ道になりました。

普通に考えれば時間的にもオカシイと気づくはずですが、この時はもうヤケッパチ。早くロープウエイに乗りたい一心で上を目指して登って行きました。


やがて上に駅舎らしいものが見えてきました。 『やっと白鷺駅だ〜! よかったよかった。』


谷川岳山頂方面はガス
【谷川岳山頂方面はガス・・・】


【白鷺滝駅舎が見えてきた〜!】

近づくと、中間駅にしては大きな駅。
『白鷺滝目当ての観光客が多いのかな〜・・・』



白鷺駅と思い込んでいるので、乗り場へ向かうも、『一応、向こう側にある田尻尾根の登山道を見ておこうかな。』と回り込んでみると・・・



【大きな駅だな〜・・・】
天神平駅
【なんとビックリ〜! 天神平駅?!】

なんと、ビックリ〜!! 
登山者が降りてきて、よく見れば「天神平駅」・・・?

『えっ、どういうこと?』脳細胞がプチプチ音を立てて消滅していく気がして、頭は真っ白。ここ、どこ?


理解するまで、しばし時間経過。
思いがけず天神平に1時間半かからず着いてしまったことになるけれど、なんだかとっても損した気分。

休めばいいものを、『田尻尾根と同じ標高差を歩いたのに、田尻尾根が未踏のままになってしまって、無駄な苦労だった・・・』と、そのままトボトボ。

夢でも見ている気分で呆然と振り返っても、やっぱりここは天神平らしい・・・

天神平駅
【ここは天神平・・・】
田尻尾根分岐
【田尻尾根分岐】

しっとり樹林の木道を進み始めて、ようやく現在地を納得できるようになりました。

やがて、田尻尾根分岐道標。『本当はここに出てくるはずだったのに・・・』と田尻尾根の登山道を未練がましく覗き込んで先へ進みました。


見えてきた山頂方面は、やっぱりガスの中です。



【山頂はやっぱりガス・・・】

天神峠分岐
【天神峠分岐】

花盛りのイワカガミやオオカメノキなど見ながら、水平道を進んで行きます。


天神尾根
【イワカガミが続く樹林の水平道】

天神尾根
【クサリ場】

熊穴沢ノ頭避難小屋に着き、早めのお昼にします。時々うっすら日が差すものの、すぐ翳って今日はもう晴れそうもありません。


熊穴沢ノ頭避難小屋
【熊穴沢ノ頭避難小屋】


タニウツギ

オオカメノキ

イワカガミ

アカモノ


所々に短いクサリ場があります。 振り返り見る下界は青空のようで、向こうの山が羨ましい〜



【クサリ場】


【振り返る下界は青空】

めざす山頂は、ずっとガス。
手元の温度計は4度で、風も強くなってきました。
肩の小屋に着く頃は何度でしょう。


天神尾根
【ガスに覆われた山頂めざして・・・】

【オジカ沢ノ頭にもガス】

明日歩く予定の稜線もガスが迫って心配だけれど、明日は絶対晴れるはずです。

岩稜帯になり、天神ザンゲ岩。晴れていれば素晴らしい眺望の休み場ですが、今日は寒いだけなので、そのまま通過。

天神ザンゲ岩
【天神ザンゲ岩】


ベニサラサドウダン

イワハタザオ

ナエバキスミレ

イワナシ


直下は階段道になり、雪解けが早かった今年は残雪もわずかなのでアイゼンなしで大丈夫です。


天神尾根残雪
【階段の上は残雪】


【わずかな残雪】

今日の宿、肩の小屋に到着。 ガスがますます濃くなってきたので、山頂は明日にします。


谷川岳肩の小屋
【肩の小屋に到着】


【谷川岳 山頂は明日にしよう・・・】

今日の宿泊者は20名弱でしょうか、食堂で皆さんとおしゃべりしながら過ごしました。


肩の小屋・食堂
【食堂】

肩の小屋・夕食
【夕食】

夕方、外に出ても真っ白なままで小雪がうっすら舞っている雰囲気です。ストーブがあるのは食堂だけで、寝具も薄いシュラフなので、持っている衣類は全部着込んでもぐり込み、明日の快晴を期待して早めに就寝しました。




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