今日は知床半島の最高峰羅臼岳に、岩尾別温泉からピストンしました。
山頂付近から珍しい現象の雨氷に出会え、頂上は烈風。非常に印象に残る山になりました。
2015.7.8 (水) | 羅臼岳 登山口 | → | オホーツク 展望地 | → | 弥三吉水 | → | 銀冷水 | → | 羅臼平 | → | 羅臼岳 | → | 羅臼平 | → | 弥三吉水 | → | オホーツク 展望地 | → | 羅臼岳 登山口 |
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ガス | 04:35発 | 05:15 05:20 | 06:25 | 07:25 07:35 | 08:25 08:35 | 09:50 10:25 | 10:55 11:05 | 12:30 12:50 | 13:25 13:35 | 14:05着 |
晴天の願いも虚しく、今日は朝からガス。 |
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樹林帯の急登を過ぎて、オホーツク展望地に来ましたが、当然何も見えません。しばし水分補給タイム。 |
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ダケカンバが多くなり曲がりくねった木も多くなりました。途中で小雨は止んだので、朝食タイム。 |
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「650m岩峰」と「ヒグマ出没多発区間」の看板があり、ヒグマの半分は知床にいるとのことで今日は先頭のAさんが大きな熊鈴を鳴らして歩いていますが、結局一度も見かけませんでした。 |
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弥三吉水は道標だけ見て通過。 少し先から所々で残雪が現れます。 |
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ダケカンバの大木が多くなり、極楽平からは緩やかな道になりました。晴れていれば気持ちの良い散歩道になりそうな所です。 |
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北海道の、非常に厳しい大自然。 |
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仙人坂からは急登になります。今年は残雪が多いようで、 |
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勾配が緩やかになると銀冷水です。 |
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大沢は長い雪渓で、地図によればここもヒグマの出没頻度が高いようですが、ガスって見えず。Aさんの熊鈴の音だけが響いていました。 |
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羅臼平の手前で雪渓は終わり、アイゼンは外します。周辺にはメアカンキンバイが群生していました。 |
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ハイマツの登りになると霧雨状態になり、前を行くメンバーから「わあ~霧氷がきれい!」 |
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上へ行くほど真っ白になってきましたが、見れば霧氷ではなく、これは雨氷~♪
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山頂近くはガスも薄らいで、白い雨氷・ピンクのエゾノツガザクラ・うっすら青空がきれい。 |
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山頂直前では風が更に強くなり、岩にしがみついていないと飛ばされます。 |
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特に頂上に上がった瞬間は、反対側からの烈風に押され、要注意。 |
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私は、嬉しいやら、飛ばされそうやら、あちこちいっぱい見てみたいやらで、耐風姿勢でウロウロ。 |
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頂上から引き返し、少し下がれば強風も防げ、日差しも出て来たので、濡れた手袋など干しながら岩陰で簡単ランチにしました。ともかく青空が見えてきて、ホント!良かった~ 霧雨強風だったら、食べるどころではなかったかも知れません。昼食後は来た道を下るだけ。日差しが出て来たので、下の方は雨氷も融け始めていました。 |
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羅臼平まで下ると、またガスです。 |
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雪渓終点でアイゼンを外し、残雪トラバースやダケカンバ帯をひたすら下って行きます。 |
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仙人坂を過ぎ、極楽平を過ぎ、弥三吉水まで下って来て、ようやく一息。ここで残りのランチタイムになりました。 |
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朝は何も見えなかったけれど、ようやく見晴らしも良くなって、オホーツク海も見えるようになりました。 |
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日差しも出てきて、登山口に到着。厳しい山頂から全員無事に下山出来て感謝です。 |
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知床峠には立派な展望台や駐車場があり、今日登った羅臼岳の眺めがいいはずですが、相変わらず雲に覆われ山は見えません。 |
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しかし目の前には、国後島がよく見えていました。 |
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知床峠から引き返し、海沿いを走って、知床ウトロ温泉へ向かいます。今日の宿は、知床第一ホテルで、受付の若い女性は、先日の羅臼岳山開きの日に登ったそうで、私が「今日は雨氷が見れたんですよ。」と話したら、「えっ、凄いですね~ 羨ましい。こちらでも滅多に見られない、とても珍しい現象なんですよ。」と話されていました。私も本当にラッキーだったと思います。
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今日の羅臼岳はガスって残念でしたが、珍しい雨氷に出会えて、とても嬉しかったです。7月にもなって、まだ雨氷が見れるなどというのは、北海道ならでは。単に気温が低いだけなら雪や雹・霰になってしまうし、冬なら霧氷や樹氷・粗氷はどこでも見られるけれど、雨氷は運なので本当にラッキーでした。けれど山はやはり晴れて欲しい。今日はきれいな夕陽だったので、明日の斜里岳は青空を期待できそうで、とても楽しみです。 |
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羅臼岳の花々 |