雌阿寒岳~小清水原生花園

めあかんだけ(1499m)
平成26年7月4日~7日

6日はようやく朝から晴れ、雌阿寒岳温泉コースからオンネトーコースを歩きました。
山頂から阿寒湖を眺め、翌7日は網走の小清水原生花園を散策し、女満別空港へ向かいます。


2014.7.6-7
(日-月)
 東大雪荘雌阿寒岳
温泉コース入口
6合目雌阿寒岳8合目5合目オンネトー
登山口
ニュー阿寒
ホテル
小清水
原生花園
網走女満別
空港
晴れ  07:50発11:15
11:20
12:40
12:50
13:35
14:00
14:15
14:30
14:45
14:55
15:35
16:05
16:30泊
翌07:15
09:00
10:40
11:15
12:30 
13:20着
15:30発



今日の朝食は宿で頂くことになったので、その前に宿舎前の源泉周辺をぶらっと散策。
ボコボコ湧き出る温泉はとても熱く、すぐ先にトムラウシ山の温泉コース登山口がありました。


トムラウシ温泉コース 入口
【トムラウシ温泉コース 入口】

源泉
【源泉】

雌阿寒岳温泉コース登山口
【雌阿寒岳温泉コース登山口】

国民宿舎には珍しいバイキング朝食のあと、レンタカーで阿寒へ。途中のコンビニでお昼を購入します。


「アカエゾマツ展示林」の案内板がある、雌阿寒岳温泉コース登山口に着きました。近くの駐車場にはトイレもあります。

緩やかなアカエゾマツ林を進み、3合目を過ぎると明るいハイマツ帯になりました。

ハイマツ帯
【ハイマツ帯】

振り返れば、広~い空と、広~い原生林。 北海道ですね~

北海道の原生林
【北海道の原生林 (拡大)】

オンネトー湖
【オンネトー湖】

すぐ下に見えるオンネトー湖のブルーも、とてもきれいです。
あの周りも歩きたかったなあ~・・・


今日は青空、雲も高い。  風も爽やかで、本当にいい気持ち。


青空見上げつつ
【青空見上げつつ】

7合目
【7合目】

7合目を過ぎるとメアカンキンバイやメアカンフスマなど雌阿寒岳の花が所々で咲いています。


8合目へ
【8合目へ】

9合目に来ると、火山らしいザレザレの様相になってきました。
やがて右下の火口の中に小さな池。あれが赤沼のようです。


9合目
【9合目】

赤沼
【赤沼】

そして左側は素晴らしい眺望。阿寒湖や雄阿寒岳がきれいに見えてきました。

阿寒湖と雄阿寒岳
【阿寒湖と雄阿寒岳 (拡大)】

雌阿寒岳の山頂に到着。立派な方位盤が置かれています。向こうに見えているのが阿寒富士で、きれいな富士山の形をしていました。


雌阿寒岳 山頂
【雌阿寒岳 山頂】
オンネトーコースへ
【オンネトーコースへ (拡大)】

今日は青空。今夜はあの阿寒湖の畔に宿泊します。下山したくないけれど、ここは風も強いので、少し下った所でランチタイムとのこと。

帰路はオンネトーコースを下ります。

右下に見えているのは青沼。この火口をぐるっと回り込んで下山します。

阿寒富士と青沼
【阿寒富士と青沼】
雄阿寒岳見つつ
【雄阿寒岳見つつ】

ほんとはこのまま真っ直ぐ阿寒湖へ向かいたい気分ですが、何度も振り返りつつ右のオンネトーコースへ向かいました。


下りは真っ直ぐなザレザレ急下り。滑りやすいので、慎重に下ります。
振り返れば、断崖のような山頂。小さな青沼がきれいな色をしていました。


ザレザレ急下り
【ザレザレ急下り】

振り返る山頂
【振り返る山頂】


メアカンフスマ

メアカンキンバイ

イワブクロ

コマクサ

7合目の阿寒富士分岐手前でお昼になりました。
目の前の阿寒富士にもちょっと寄りたい気分ですが、疲れたメンバーもいたのでそのまま下山します。

7合目 阿寒富士分岐
【7合目 阿寒富士分岐】

こちらもハイマツ帯を過ぎるとアカエゾマツの林になりました。5合目で休憩。
更に下る途中で青い実を見つけましたが、これは何の実でしょう。葉っぱも可愛い。


5合目
【5合目】

青い実
【青い実】

オンネトーコース 登山口
【オンネトーコース 登山口】

オンネトー登山口に出ました。
ここは国設野営場になっているので、広い駐車場やテント場、管理棟、トイレがあります。

今日の宿は阿寒湖の畔に建つニュー阿寒ホテルで、周辺にはお土産屋さんも並んでいます。

観光ホテルなので、ウエルカムケーキもあって登山者は少なめ。夕食朝食ともバイキングですが、Aさんが早割予約してくれたので随分安く利用できました。
特に屋上の露天風呂からは素晴らしい眺めで、皆さんも大喜びでした。

ニュー阿寒ホテル
【ニュー阿寒ホテル】

・・・・・・・・・・ 7日 小清水原生花園 ・・・・・・・・・・


翌7日は予備日。雲が多いながらも雨天繰り延べの日はなかったので、今日はフリーです。
朝食前に湖畔を散策すると、ふくらんだ横縞の花。北岳のタカネマンテマを思い出しました。
こちらは帰化植物でシロバナマンテマというらしく、これも一度見たら忘れられない花です。


阿寒湖
【阿寒湖】

シロバナマンテマ
【シロバナマンテマ】

朝食後、今日の帰路便は女満別空港15:30発なので、のんびりと網走国定公園の一部である小清水原生花園へ行くことになりました。


小清水原生花園
【小清水原生花園】

小清水原生花園は、オホーツク海と濤沸湖(とうふつこ)の間にある広い草原地帯で、
園内の一部には遊歩道が整備され、今はエゾスカシユリがあちこちで群生しています。


小清水原生花園
【ハマナス咲く遊歩道】

エゾスカシユリ群生
【エゾスカシユリ群生 (拡大)】

花いっぱいの草原
【花いっぱいの草原 (拡大)】

海岸沿いに広がる細長い草原は、見渡す限り花いっぱい。数年後には国道の反対側湿地にも遊歩道が出来るそうです。

エゾスカシユリやエゾキスゲ、ハマナスなど遠くまで咲いています。草むらの中には、ピンクや紫色の花もたくさん咲いていました。



ノハナショウブ

ハマエンドウ

エゾカワラナデシコ

クサフジ


空港へ向かう車窓からも広い原野が見渡せ、放牧馬も気持ち良さそうに草を食んでいます。

大草原
【大草原 (拡大)】

網走湖
【網走湖】

網走のお店で今回初めての海鮮丼をいただき、健さんが出たり入ったりした網走刑務所の近くを通って、網走湖畔を南下。女満別空港へ向かいました。


広いじゃがいも畑。 メルヘンの丘。  絵のような景色が流れます。
素晴らしい北海道の山旅を振り返りながら、一路、羽田へ飛び立ちました。


じゃがいも畑
【じゃがいも畑 (拡大)】

メルヘンの丘めまんべつ
【メルヘンの丘めまんべつ (拡大)】


北海道に梅雨はないといってもそれは下界のことで、山の上はやはり雲も多かったです。しかし、旭岳でもトムラウシ山でも青空が見え、雌阿寒岳は晴天に恵まれ、最後まで雨に降られることなく楽しい4日間の山旅でした。今回はそれぞれの希望を取り入れたので移動に時間がかかりましたが、車窓の景色も素晴らしいので楽しいドライブでした。北海道は大きいですね~ Aさん、皆さん、ありがとうございました。



 小清水原生花園の花々




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