今日はいよいよ薬師岳。夜中はきれいな星空だったようですが、朝になってみれば霧雨。
ガッカリだけれど、こうなれば仕方なく、どんな様子の山か下調べのつもりになって出発しました。
2013.8.4 (日) | スゴ乗越 小屋 | → | 間山 | → | 北薬師岳 | → | 薬師岳 | → | 薬師岳 山荘 | → | キャンプ場 | → | 太郎平 小屋 | → | 五光岩 ベンチ | → | 三角点 | → | 折立 |
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霧雨 のち曇り |
05:40発 | 07:00 07:10 | 08:45 | 09:55 10:25 | 11:05 11:30 | 12:50 13:00 | 13:25 13:40 | 14:15 14:25 | 15:30 15:40 | 17:05着 17:15発 |
頭と足、交互の夜明け。睡眠導入剤のお陰で何とか眠れましたが、外の天気にガックリ。 |
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低木帯になると、ゴゼンタチバナなどに混じってまんまるの苔(?)がありました。 |
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ハイマツ帯になり、残雪を見ながら登って何やら平坦になると、右手に「間山」の道標がありました。 |
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間山を過ぎると、茶色の石屑のような緩やかな登りの道になって、足元にはチングルマ、ミヤマダイコンソウ、ヨツバシオガマなどお馴染みの花が並んでいます。 |
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緩やかな登りが続き、見晴らしも良さそうな稜線には、文字が消えてしまった古い道標が倒れていました。ここはどのへんでしょう。 |
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やがて岩ゴロゴロの岩稜帯になりました。ほど良い大きさの岩なので歩きやすく楽しい道です。 |
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気付くと、傷んで文字も消えた標柱が立っています。ここがどうやら北薬師岳のようです。 |
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ちょっとヤセ尾根っぽくなってきましたが、ペンキマークでしっかり誘導してくれています。 |
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なんか白っぽいな~と思ったら大きな残雪で、数人の人影が見えてきました。 |
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所々に小さな花畑が出来ていて、青・黄・ピンクなどきれいでした。 |
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下ばかり見て緩やかに登って行くと、ケルンが見えてきました。その先もケルンかと思った影は・・・祠? |
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大きな大きな薬師岳。その山容を実感することもなく、山頂に着いてしまいました。でも無事な山行に、正面に回ってお参りします。 |
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太郎平側、スゴ乗越側の両方から続々と登山者が来て、こんな天気でもけっこう賑わってきました。何も見えないので、そろそろ下山。 |
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ガスの中、道の真ん中に、何やらう~っすら見えて来ました。 |
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実は昨日、スゴ乗越小屋で受付時、「二食付きでお願いします。それから”白玉あずき”、ありますか?」と聞いて恥をかきました。”白玉あずき”があるのは、この小屋でした。早速、注文。白玉も好きだけど、あずきも寒天も大好き。なので、”白玉あんみつ”にしました。今日はガスって悲しかったけど、この時ばかりは幸せな時間。この小屋は改築したようで、木の香りもするきれいな小屋でした。今度はここに泊まろう~! |
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『良かった、良かった、美味しかった~』と満足して、下山再開。 |
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下りが落ち着いて、平坦な薬師平に来ました。 |
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その先から沢沿いの、岩ゴロゴロ下りになりました。向こうに太郎平の木道が見えています。 |
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下り立った所がキャンプ場。ここは広く、見晴らしも良さそうなテント場で、小さな売店もありました。 |
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テント場からニッコウキスゲなど見ながら登り返し、去年も歩いた太郎平の木道を花を見ながら進んで、太郎平小屋に着きました。 |
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登山の達成感は人それぞれで、天候に関係なく山頂に立つ・希望の花に出会う・三角点にタッチするなど色々だと思うけれど、私の場合は眺望がメイン。何も見えなければ、登ってないのと同じなのです。ずいぶん前に行った黒部五郎岳もガスだったので、今回は是非と思っていました。しかし、晴れ予報が更に後退し、夏空・眺望が期待できない空模様では展望リベンジの意味がありません。
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山友らしいお二人のうち、女性は70代で色々お話を聞かせていただきました。数年前にジャンダルムも歩かれたと聞いて、思わず『私でも行けるかも!』と思ったけれど、昨日は折立から雲ノ平山荘まで行き、今日は高天原を通って下山とのこと。非常に健脚な方だったのでレベルが違い過ぎると知り、ジャンダルムの夢は消え去りました。(笑) 五光岩ベンチや三角点ベンチで休憩を取りながら折立まで下山し、予約タクシーで有峰口駅へ向かいました。(11,000円) |
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運転手さんの話では、北陸は昨日梅雨明けが発表されたそうですが、途中から大雨になりました。
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富山駅に着いたのは19:25。親切なお二人と別れ、JR富山駅へ行くと、当日の電車はもう長岡経由しかなく、しかも大人の休日倶楽部利用には手帳も必要とのこと。汗も流したいので地鉄ビルのビジネスホテルに泊まり、直行バス予約を依頼して、翌日はゆっくり朝食のあとバスで帰途に就きました。 |
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晴れ予報が1週間も後退し続けた、この夏。初日はガスでしたが点在するコバイケイソウの群落に慰められ、翌日は素晴らしい雲海と描いたような雲の景色に感動でした。メインの薬師岳は視界ゼロで残念でしたが、稜線の岩稜帯は緩やかで、程よい大きさの楽しい岩々道。いつか必ず青空の日に、展望リベンジしたいと思いました。 |
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五色ヶ原・薬師岳の花々 |
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