五色ヶ原

ごしきがはら(約2500m)
平成25年8月2日〜4日

昨年、読売新道から見た薬師岳。今年こそ五色ヶ原から縦走しようと考えていました。
五色ヶ原はガスでしたが、コバイケイソウがとてもきれいでした。そして、メインの薬師岳は・・・


2013.8.2
(金)
 扇平駅===室堂浄土山
登山口
浄土山
南峰
「鬼岳東面」獅子岳ザラ峠キャンプ場
分岐
五色ヶ原
山荘
霧雨のちガス  06:15着
 07:30発
09:00
09:20
10:10
10:20
11:00
11:15
12:0012:40
12:50
13:4514:2014:40着



今年はコバイケイソウの当たり年。長年課題の薬師岳は、展望リベンジを兼ねて黒部五郎岳へも縦走しようと思っていたので、カールのコバイケイソウ花畑も合わせて期待できる今年こそと思っていました。花期を考えると翌週では遅い気がして、この欲張りがいけなかったのかも・・・

当初の予報では、7月下旬から夏空が続くとのことだったので、31日室堂夜行バスを予約。しかし毎日のように晴天予報が後退し続け、迷う日々。31日当日まで悩みましたが、メインの薬師岳は簡単にリベンジできない山域なので、少しでも期待が持てるよう日程を1日ずらすことにして、バスはキャンセル。

1日の夜行バスは既に満席でしたが、JRムーンライト信州はわずかに残っていました。時間も経費も無駄になるけど、展望のためなら止むを得ず、信濃大町から扇沢経由で室堂へ向かうことにしました。

2日早朝。信濃大町駅で降りてふと見れば、なんとびっくり。またまた金森さんとバッタリです。改札口の臨時券売所で室堂までのクーポン券(片道7,030円!高くてビックリ)を購入し、針ノ木岳周回コースへ行かれるという金森さんと扇沢までバス(始発5:30)をご一緒しました。

雲が多いものの、青空も見えている扇沢駅。

稜線は雲に覆われているけど天気が好転してくれることを祈って、金森さんは針ノ木雪渓へ、私はトロリーバス7:30始発に乗って、室堂へ向かいました。


扇沢駅
【扇沢駅】
室堂
【室堂】

トロリーバス、ケーブル、ロープウエイ、トンネルバスを乗り継ぎ、標高が上がる度にガスは濃くなり、下りた室堂は霧雨・・・

ガックリで、雨具を着てもテンション上がらず、みくりが池方面へ向かうカッパ姿の小学生遠足の長い列を眺めてから、ひとり反対方向へ歩き出しました。

下山する登山者は多いけれど、前方は人影少なく、『かえろかな〜 かえるのよそうかな〜』の歌が、頭の中でグルグル・・・(JR運賃と7,030円が勿体なくて帰れない)

ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、チングルマなどお馴染みの花を横目に見つつ、トボトボ進んで室堂山分岐まで来ました。

右へ曲ると、前方に赤や黄の人影が見えてきたので『よかった、よかった、誰かいる。』と、私も少し元気になりました。

室堂山へ
【室堂山へ】
浄土山 登山口
【浄土山 登山口】

浄土山登山口近くまで来ると霧雨も止み、ベンチには休んでいる人もいて、少し賑やかになりました。

一ノ越ではなく浄土山へ向かうということは、たぶん皆さん五色ヶ原へ行かれるのでしょう、心強いです。

浄土山への急登になるとガスが薄れてきて、更に上の方にも登山者が見えてきたので、私もようやく元気になりました。

浄土山へ
【浄土山へ】

岩ゴツゴツから浄土山へ上がると平坦になり、雷鳥の親子がのんびり散歩中です。


浄土山
【浄土山】

雷鳥
【雷鳥】

浄土山 南峰
【浄土山 南峰】

そして、南峰の富山大立山研究所まで来ると青空が見えてきて、嬉しくなりました。もっと青空が広がってくれるといいなぁと思いつつ、休憩。

しかし、そんなに甘くはありません。
また小雨になってきました。
何も見えないので、龍王岳はパス。

下り始めると、あちこちにコバイケイソウが見えてきました。今年は当たり年と聞いていましたが、この辺りにも群生地があったのですね。

龍王岳 下り
【龍王岳 下り】
鬼岳残雪トラバース
【鬼岳東面の残雪トラバース】

やがて鬼岳東面の残雪トラバース。既に多くの人に歩かれていたのでアイゼンも不要です。

「鬼岳東面」道標の前後に何度か雪渓横断があり、それが過ぎると木道が現れました。

周辺には、またコバイケイソウが多くなりました。
見晴らしもよさそうな木道なので、白い群落の向こうに後立山を見ながら歩けたら、どんなに素敵なことだったでしょう。

コバイケイソウ
【コバイケイソウ】
獅子岳
【獅子岳】

獅子岳に到着。
な〜〜〜にも見えません。


先行者が休んでいたので、私もここで昼食。フードから雫が滴り落ちるので、大急ぎのお昼でした。

獅子岳の稜線は花も多く、アオノツガザクラ、コイワカガミ、チングルマ、クロユリ、イワギキョウなどなどで、チシマギキョウは見かけませんでした。

小雨に濡れるカメラを、タオルで拭きつつ写真を撮ったのでピンボケも多かったです。

獅子岳の稜線
【獅子岳の稜線】

チングルマ
 

シナノキンバイ
ハクサンイチゲ

クロユリ
 

イワギキョウ
 

短い梯子や鎖場を過ぎると、花もオンタデ、クルマユリ、ハクサンフウロ、オタカラコウなど草地の花が増えてきました。その先はザラザラの急下りです。

ザラザラ下り
【ザラザラ急下り】
ザラ峠
【ザラ峠】

下り立った鞍部がザラ峠。
わずかに登り返します。

木道が現れ、五色ヶ原と思われる平坦地になりました。期待したハクサンコザクラは湿原の中にちらほらピンクが見えるだけ。

木道沿いには、コイワカガミ、ハクサンイチゲ、ミヤマキンポゲなどが咲いています。

五色ヶ原 木道
【五色ヶ原 木道】
コバイケイソウ群生
【コバイケイソウ群生 (拡大)】

やがて見える花はコバイケイソウばかりが目立ってきました。花期はちょうどいい頃で、どれもきれいな白い花ばかりです。


ガスにけむる白い花は風情があって、とっても素敵。この日一番の景色でした。

コバイケイソウの道
【コバイケイソウの道】

やがて向こうに赤い屋根が見えてきて、五色ヶ原山荘に到着しました。
今日は団体さん2組も宿泊したのでけっこう混んでいましたが、6畳に7人だったのでまあまあです。
乾燥室は2部屋あり、移動式ボイラーで一気に乾燥させるので雨具もすぐ乾き、助かりました。


五色ヶ原山荘へ
【五色ヶ原山荘へ】

五色ヶ原山荘
【五色ヶ原山荘】

5時からの夕食を終えて外に出てみると、後立山方面は稜線が少し見えてきました。あちらは日差しもあるようです。

明日はどうか晴れてくれますように!!!


後立山方面
【後立山方面】


 五色ヶ原・薬師岳の花々




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