車山高原へのバスは、茅野駅9：35発。
先週と同じ電車でいいので気分も楽だし、バスは一日券2000円でお得です。

スキー場の奥から、信濃自然歩道と記された尾根道へ上がると、目の前に八ヶ岳。

今日はうす雲が多いけれど、きれいな青空を見上げつつ、草原の尾根を上がって行きました。

やがてニッコウキスゲが見えてきました。
鹿柵の上は花が復活し、黄色が一面に広がりきれいですが、ちょっと離れていて残念。

でも道端にも点々と咲いています。まだ咲き始めの花が多く艶やかな花びらがとてもきれい。

柵内には、タテヤマウツボグサ、ハクサンフウロ、ヨツバヒヨドリなども咲いていて、景色や花などゆっくり眺めながら進んで、車山乗越まで来ました。

車山直下の短いながらも急な段々道から山頂へ向かいます。

山頂には、白い球体のレーダードーム。
意外に人が少ないと思ったけど、あの山頂には沢山休んでいました。駐車場のある車山肩から上がって来る人が多いようです。

展望を楽しみながら、昼食。
午後は、目の前に広がる草原を眺めつつ、先程の車山乗越まで戻りました。

と・・・？！　
見上げる空の一角に、

じぇじぇ～！　
ひょっとして彩雲？♪

午後1時から10分ほどの短い時間でしたが、
素晴らしいひとときでした。

うっすら彩雲は山で時々見ますが、薄いままで終わってしまうことが多いので本当に感激。
自然界の色彩って、ほんと！素晴らしい～♪

殿城山分岐から左へ。

またの彩雲を期待して、しばらくは空いっぱいの雲を見上げながら進んで行きました。

次の北の耳へは短い急下りで、遠くに見えるのは浅間山。冬は白い煙が上がってましたが、今見えているのは雲みたい。

次は、地図では男女倉山。
標柱には「ゼブラ山」と記されています。
美ヶ原がちょっとだけ近くなりました。

八島湿原の手前から折り返し、蝶々深山へ緩やかに登り返して行きます。

途中の物見岩から振り返る八島湿原は、8月になればヤナギランがきれいなことでしょうね。

物見岩から、蝶々深山へ。

大きな空。
広い草原。
大好きな青と白と緑の空間。

緩やかに上がれば蝶々深山ですが、
岩の広場は照り返しが暑いので、通過。
途中に、車山肩への道が分岐しています。

車山乗越に戻り、ニッコウキスゲを眺めながら朝と同じ道を下りました。

午後は八ヶ岳が順光になり、くっきりきれい。

青空を映した池を見つつ下り、ソフトクリームを買ってバス停へ向かいました。

霧ヶ峰のニッコウキスゲといえば車山肩周辺も素晴らしいようですが、駐車場の横なので観光客が多いとのこと。肩から山頂の周回コースを歩く人が多い雰囲気でしたが、山彦尾根では僅かにすれ違っただけで、同じ高原帯とは思えないほどでした。　青と緑と白と、そして黄色の花。　素晴らしい虹色の彩雲。
山登りの爽快さはないけれど、ゆったりした草原歩きもたまにはいいものだな～と思いました。

追記：彩雲は同じ時間、富山県でも見れたようで、北日本新聞の記事がありました。