今年こそはと思っていた読売新道。修復工事中で心配しましたが、通行出来るようです。
素晴らしい朝になったので、展望も期待できそう。わくわくで出発しました。
2012.8.3 (金) | 水晶小屋 | → | 水晶岳 | → | 温泉沢ノ頭 | → | 休憩 | → | 赤牛岳 | → | 「6/8」地点 | → | 樹林帯 | → | 「2/8」 | → | 「1/8」 | → | 奥黒部 ヒュッテ |
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ほぼ快晴 | 05:30発 | 06:10 06:25 | 07:20 07:25 | 08:15 08:25 | 09:30 10:25 | 11:25 12:00 | 12:35 12:45 | 14:00 14:15 | 14:50 15:00 | 15:40着 泊 |
今日はいよいよ読売新道ですが、実は私一人だったら、多分この読売新道は来年以降に見送っていたと思います。エスケープルートのない長大な尾根で、殆ど人の通らない道。一週間前に聞いた「崩壊・ガレ高巻き・ガイド・登攀・ザイル」などの言葉が残っていたので、7月31日に通れるようになったと聞いても、どの程度に修復されているのか不安でした。一般登山者が通れるのと、登攀技術のある人が通れるのとでは大分違う。様子がはっきり分かるまで、一人はちょっと心配です。 |
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迎えた朝は素晴らしい晴天。 |
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東の空には、翼を赤く染めた鳥のような雲が、いっぱい飛んでいます。 |
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5時からの朝食後、出発。 |
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水晶岳はさほど難しい場所はなくウサギギクやシコタンソウなど見ながら進んで行きました。 |
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水晶岳山頂に到着。 |
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まず目に付くのは何といってもトンガリ槍ヶ岳と穂高連峰。そして端正な笠ヶ岳。
【左端に水晶小屋 槍ヶ岳・穂高連峰 鷲羽岳 三俣蓮華岳・笠ヶ岳】 |
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そして、これから目指す赤牛岳はあのピークでしょうか、その奥に剱岳と立山。 【赤牛岳と立山・剱岳】 |
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しばらく進むと昨日歩いた雲ノ平にも朝日が当たり、きれいに見渡せるようになってきました。 【雲ノ平 奥は黒部五郎岳~北ノ俣岳】 |
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水晶岳を下ると花も多くなり、ハクサンイチゲ・ハクサンチドリ・シナノキンバイなど咲いていました。 |
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2904mピークを越え、道標のある温泉沢ノ頭に着きました。高天ヶ原温泉への道が左に下りています。
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長いザレた砂礫の道がしばらく続きました。途中ピークは西側を巻きながら進んで行きます。 |
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チングルマやイワカガミが咲くハイマツの大岩地帯を過ぎると、赤牛岳がずいぶん近づいて来ました。 |
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やがて目の前に赤牛岳山頂。先客さんが数人いて、皆さんピストン組のようです。 |
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赤牛岳の山頂に到着しました。目の前の薬師岳が大きく、素晴らしい展望です。 【薬師岳~立山方面】 |
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振り返れば、稜線の先に水晶岳。 あの尾根道を歩いてきたんですね~ 【水晶岳 奥に槍ヶ岳~笠ヶ岳】 |
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赤牛岳の山頂は展望も素晴らしいけど広さもほど良く、眺望タイムにぴったり。TAKAさんは早めに下って最終の渡し舟に乗り、美味しい岩魚料理が出るらしい平ノ小屋に泊まりたかったようですが、私はこの眺めから離れられず、もったいなくて動けません。 |
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「なかなか来れない赤牛岳で、こんなに素晴らしい青空に恵まれたのだから、早く下りたらもったいないですよねっ!」「明日は土曜日なんだから、明日中に帰れればいいでしょう。」「ここはもう2度と来れないかも知れないから、ゆっくり景色を楽しみたいなあ。」と、言いたい放題。 |
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それにしても赤牛岳から見る薬師岳は素晴らしいです。 【赤牛岳山頂 目の前に、どーんと大きな薬師岳】 |
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名残惜しいけど、 |
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次は大きな花崗岩ゴロゴロ地帯。すぐ右には特徴のある烏帽子岳とニセ烏帽子が見えていて、 【中央が烏帽子小屋】 |
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黒部ダムが随分近づいてきました。 |
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末端ピークは狭いながらも平坦で、「6/8」の道標がありました。目の前の薬師岳~スゴ乗越の景色を見ながら、お昼。お弁当は頼まなかったので、それぞれ持参のパンです。 |
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正面の黒部ダムを見下ろしつつ、高度を落として行きます。 【明日はあの黒部ダムへ】 |
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この辺はまだハイマツ帯。カウントダウンのように樹林帯が迫ってきました。 |
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コバイケイソウは葉だけ。コイワカガミ、チングルマの咲く小さな花畑を過ぎると樹林帯になり、おぼろ昆布みたいなダケカンバがいます。 |
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「4/8」を過ぎると全くの樹林帯。シラビソ、コメツガ、ヒノキなど木陰もあるので助かります。 |
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下っても、下っても、まだまだ続く、長い樹林帯の下り。 「3/8」が過ぎても次の「2/8」がなかなか現れません。 |
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右下から東沢の沢音が聞こえてきたので、もうすぐかな~と思っても、 |
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左へ回り込んで、ようやく奥黒部ヒュッテの屋根が見えてきました。 |
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