雲ノ平は2001年に新穂高温泉からピストンで行き、素晴らしい雲上の楽園でした。
北アルプス最深部なので、夜行で入山しても途中1泊は必要になります。
簡単には行けないので、今日はゆったり心ゆくまで美しい景色を堪能したいと思います。
2012.8.2 (木) | 薬師沢 小屋 | → | 急登 休憩 | → | 木道 末端 | → | アラスカ 庭園 | → | アルプス庭園 (祖母岳) | → | 雲ノ平 山荘 | → | キャンプ場 水場分岐 | → | スイス 庭園 | → | 祖父岳 | → | 岩苔 乗越 | → | 水晶小屋 |
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快晴 のち晴れ |
05:40発 | 06:30 06:40 | 07:20 07:40 | 08:05 | 09:00 09:35 | 10:00 10:05 | 10:20 11:05 | 11:10 11:35 | 12:40 12:50 | 13:30 | 14:30着 泊 |
5時からの朝食を頂いて、出発。小屋前の吊り橋を渡って、垂直の鉄梯子で左へ降り、 |
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大きな岩や大木の根などが張り出し、苔むしたしっとり樹林帯の急登です。 |
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傾斜が緩み、朝の光が木々に差し込むようになると木道が現れ、少し進むと地図上の「木道末端」と思われる所に出ました。 |
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すぐ先で短い樹林帯を抜けると、一気に展望が開けました。やがてアラスカ庭園で、振り向けば黒部五郎岳が大きい。 |
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次が奥日本庭園。ハイマツ帯の向こうに薬師岳や立山が見えています。ここもベンチがあるけれど通過。 |
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ふふふっ・・・ 見えて来ました!アルプス庭園。 自然と笑みがこぼれます。 【左が祖父岳 右が祖母岳】 |
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分岐から緩やかに登り返し、振り返り見るこの景色が大好き。 【雲ノ平 水晶岳と雲ノ平山荘】 |
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前回は雲ノ平山荘に泊まり、夕食後もここへ来て薄暗くなるまで眺めていました。 【祖母岳 アルプス庭園】 |
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祖母岳山頂から少し下った所からは、笠ヶ岳の端正な姿も一望。 【三俣蓮華岳~笠ヶ岳~黒部五郎岳】 |
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さて、そろそろ次へ向かいます。雲ノ平山荘は建て替えられたようですが、どんな感じになったかな~ |
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新しい雲ノ平山荘の、屋根の形は以前と似ていますが、入口が南側に変わって、ウッディで明るい雰囲気になっていました。またいつか泊りに来たいです。 |
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何度も空を見上げてしまうほど、今日はいい天気。時々人と行き交いますが、とっても静か。 |
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キャンプ場分岐から少し進むと道が分かれ、道標には右の「岩苔乗越・三俣蓮華」しか記されていませんが、左へ進めば「スイス庭園」 |
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スイス庭園からは北側の展望が素晴らしく、高天原や水晶池、右の赤牛岳がよく見えています。 |
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植生保護になっているので、キャンプ場をぐるっと回りこむように稜線伝いに進んで、祖父岳分岐に来ました。右へ下って行くと黒部源流。祖父岳へは、左へほぼ直登。残雪を通って登って行きました。 |
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祖父岳の山頂は溶岩広場でケルンが点在。前方は青空で鷲羽岳や槍ヶ岳が見えていましたが、 |
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祖父岳から少し下って行くと右手に槍ヶ岳や三俣蓮華岳が見え、鞍部に建つ三俣山荘の赤い屋根が見えています。
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細かなアップダウンで進んで行くと、小さな残雪が点在していました。この斜面下に水場があり、やがて黒部源流となって延々と回り込みながら黒部湖へ流れて行くのでしょうね。 |
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下りきった所が岩苔乗越。 |
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「ワリモ北分岐」道標を過ぎるとトラバース。 |
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小屋はすぐ先と思っていましたが意外と登り返しがあり、やれやれと登って行くと、上の方に一人立って、こちらを見ている方がいます。「読売新道、通れるようになったそうです。雷が鳴っているのに、sanpoさんがまだ到着しないので・・・・」と、心配して様子を見に来て下さったのはTAKAさん。 |
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実は、3年前の塩見岳を案内して下さったTAKAさんも、この夏は読売新道を計画。今回、新穂高温泉から入山されていて、水晶岳から先をご一緒する予定でした。しかし、1週間前に奥黒部ヒュッテへ問い合わせしたとき、「去年の地震やこの前の台風でコースは崩壊。崩れたガレ場を高巻くので、ガイド級の登攀技術のある人が、ザイル持参で行かないと通れない。現在修復工事中で8月上旬頃終わる予定。」との返事。TAKAさんも富山県警へ問い合わせたら「行かないでくれ。」と言われたとのこと。なので、とりあえず水晶小屋で合流し、まだ通行不可なら、それぞれまた別コースで下山しましょうという計画でした。 |
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「通れるようになりました? よかった、よかった。」とTAKAさんの後について小屋へ向かいました。 |
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水晶小屋は2007年に建て替えられ、2階建てになり少し広くなりました。食堂兼談話室が出来たので、食事の時に受付や外で待機する必要もなくなりました。今夜は2枚に3人とのこと。水場がないので、雨水利用は同じです。 |
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右から雲が迫っているものの、槍ヶ岳はずっときれいに見えています。 【大天井岳・常念岳~東鎌尾根~槍ヶ岳】 |
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そして、日没。 |
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雲ノ平の花々 |
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