御坂黒岳

みさかくろだけ(1792m)


花の多い御坂山稜の、黒岳から大石峠へ行ってきました。
雲が棚引いているものの、終日富士山がきれいな一日でした。


2011.9.18
(日)
 「三ツ峠入口」御坂峠黒岳破風山新道峠中藤山大石峠大石峠入口「菅記念研修館前」
晴れ  08:55着
 08:55発
10:15
10:25
11:20
12:10
12:4513:05
13:15
13:4014:30
14:55
15:4016:05着
16:05発



直前になって、日祝が晴れマークに変更。バス時刻など調べるのも大変なので、3年前と全く同じルートで御坂黒岳へ行くことにしました。久し振りに富士山が見られたらいいな〜と思いつつ、出発。


御坂峠 入口
【左の御坂峠へ】

河口湖駅からは、中腹に雲があるものの富士山がきれいに見えていました。

8:28発の甲府行バスに乗車。登山客は私一人で、三ツ峠入口で下車。トンネル右手に道標があり、左の御坂峠への道へ向かいました。

しばらく植林で、苔むした石仏に昔の佇まいを感じながら登って行くと、「峠道文化の森入口」の標柱。
このあたりから自然林も混じってきます。

「峠道文化の森入口」
【 「峠道文化の森入口」 】

ミズナラ大木を見上げたり、落ち葉の中に真っ赤なタマゴタケを見つけたり。上の方は小笹の木陰道で、明るく気持ちのいい道です。地図上の勾配は急ですが、昔の鎌倉往還の道なので大きく折り返して歩きやすい道になっています。


ミズナラ大木
【ミズナラ大木】

木陰道
【木陰道】

御坂峠
【御坂峠】

右へのトラバース道になると、まもなく御坂峠。
ゲンノショウコやカイフウロ(かな?)が咲き残っていました。

木陰の尾根道は、爽やかな風が吹き抜けていい気持ち。連休なのに、誰もいない静かな道です。

タカオヒゴタイやレイジンソウ、トリカブトなどちらほら見られます。

尾根道
【尾根道】

黒岳山頂への取り付きになると露岩が現れ、登りきると「黒岳のブナ・ミズナラ林」の看板。
釈迦ヶ岳への道が分岐していて、サラシナショウマやトリカブトが咲いています。


露岩
【露岩】

「黒岳のブナ・ミズナラ林」
【 「黒岳のブナ・ミズナラ林」 】


タカオヒゴタイ

トリカブト

タムラソウ

レイジンソウ

黒岳 山頂
【黒岳 山頂】

すぐ先が黒岳山頂。
ユウガギクがいっぱいでタムラソウも咲いています。


展望台へ行くと正面が富士山。 相変わらず雲が広がっていますが、山頂付近は見えています。
空には秋の雲。飛行機が雲の中を突き抜けて行くと雲もゆっくり形を変えて、眺めていると面白い。
十二ヶ岳の向こうには3月に登った竜ヶ岳。南アルプスの稜線も、雲の上にきれいに並んでいました。


富士山
【富士山】

十二ヶ岳方面と南アルプス
【十二ヶ岳方面と南アルプス】

ユウガギクいっぱいの黒岳山頂に戻り、左へ。
下り始めはブナ林の急下りで、トリカブトやサラシナショウマがよく咲いていました。


黒岳直下の急坂
【黒岳直下の急坂を振り返る】

急坂を下ってしまえば、あとは緩やかなアップダウンの尾根道が続きます。
テンニンソウの葉がいっぱいで、木々の中にはほんのり秋色に染まった葉も見られます。


テンニンソウの道
【テンニンソウの道】

秋色
【ほんのり秋色】

破風山
【破風山】

すずらん峠を過ぎると破風山。
南側の植林がどんどん伸びてくるので、いずれ富士山も見えなくなりそうです。

立派な角をいっぱい生やした鹿のようなブナ。
大きなイヤリングのように瘤も付けて、じっと佇む大木です。

ブナ大木
【ツノコブ鹿のブナ】
新道峠
【新道峠】

富士山定点観測カメラの設置場所を過ぎると新道峠。ここは四辻で、しばらくすると北側からカメラだけ持った人達が上がって来ました。

地図を見れば、すぐ下まで林道が上がっているんですね〜 びっくり。標高1500mまで車で上がれば涼しいし、大きな富士山は正面だし、ここは車派の人達にはお手軽避暑地みたいな所なんでしょうね。


緩やかな上下で、この山頂とも思えないような所が中藤山山頂。
以前あった道標は壊れたのでしょうか、朽ちた標柱だけがポツンと立っていました。


中藤山
【中藤山 山頂】

小笹のカラマツ林
【小笹のカラマツ林】

中藤山を下りきって、岩混じりを登り返すと露岩ピーク。
ここからの眺めは素晴らしく、富士山もまだきれいに見えています。

三ツ峠山〜丹沢方面〜三国山稜〜富士山
【中藤山      三ツ峠山〜丹沢方面〜三国山稜〜富士山】

露岩ピークの先が不逢山。名前が付いた頃から富士山は見えなかったのでしょうか・・・


不逢山
【不逢山】
大石峠
【ススキの広がる大石峠】

大石峠に着きました。
以前8月に来たときは色とりどりの花畑でしたが、今は雑草とススキ優勢。

でも茂みの中には僅かに花も咲いていて、ヤマラッキョウやウメバチソウ、マツムシソウなど一輪二輪見られました。

近頃には珍しく今日は夕方まで天気が良くて、この時間でもまだ富士山がきれいに見えていました。
大石峠から見る富士山は風情があって、去り難い。

大石峠から見る富士山
【大石峠から見る富士山】


ワレモコウ

ウメバチソウ

ヤマラッキョウ

???

そろそろ帰ります。カラマツ林を過ぎ、水場を過ぎ、登山口近くなると道が分岐しています。どちらでも大丈夫ですが、左がやや近道。簡易舗装から林道に出た所に登山口の案内板があります。


左へ
【左がやや近道】

大石峠登山口
【大石峠登山口 案内板】

工事中だったトンネルは完成し、今は路線バスも運行していますが、いつかいつかと思いつつまだ利用していません。バスダイヤのタイミングが悪過ぎで、同じ富士急グループとは思えないチグハグダイヤが難点です。


若彦トンネル
【振り返り見る若彦トンネル】
「菅記念研修館前」バス停
【「菅記念研修館前」バス停】

ここのバスは本数が少ないと思っていたので今日も自然生活館まで歩くつもりでしたが、途中にあった「菅記念研修館前」バス停で念のため時刻表を見てみると、なんと16:01発がある。

今は16:05! 行ったばかりかな、でもバスは遅れることがあるのでちょっと待とうかな、と思って振り返ったらバスが来ました。ラッキー!

しかし・・・湖畔に出たら渋滞していました。久し振りに晴れた連休。ガラガラだったバスはどんどん混んできて、20分のところ50分かかって河口湖駅に着きました。



久し振りの晴天。人が多いと思った御坂黒岳ですが、出会ったのは山頂での数組だけ。途中の登山道では珍しいくらいザック姿に会いませんでした。みなさん、連休で遠出だったのでしょうね。爽やかな風が吹く静かな稜線歩き。3ヶ月ぶりにきれいな富士山も見れて、足も問題なく、とてもいい一日で感謝でした。



 御坂黒岳の花々



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