御坂黒岳

みさかくろだけ(1792m)


御坂の山々へは何度か行っていますが、なかなか富士山には会えませんでした。
今日は素晴らしい冬晴れなので、『今日こそ!』と期待して黒岳へ行ってきました。


2008.12.20
(土)
 三ツ峠入口御坂峠黒岳破風山新道峠中藤山大石峠登山口
案内板
河口湖
自然生活館
快晴 08:55着
 08:55発
10:10
10:20
11:15
12:05
12:4012:55
13:00
13:2514:15
14:35
15:1516:00着
16:07発



河口湖駅から朝のきれいな富士山を見て、8:28発の甲府行きのバスに乗り、三ツ峠入口で下車しました。トンネル手前から右へ進み、天下茶屋方面への道路から道標に従い左へ入って行きます。


御坂峠へ
【御坂峠へ】

すぐに「河口の森」の案内板があり、板取沢経由で黒岳へ向かう場合はここから左へ進みますが、一般ルートはそのまま真っ直ぐ御坂峠へ向かいます。

実はこの道を行くのは初めて。急登で植林が多いのかなと敬遠していましたが、自然林もある緩やかなジグザグ道だそうです。

杉林は最初のほうだけで、まもなく自然林になり落ち葉いっぱいの道になりました。

木々の間から富士山や河口湖が見えています。

富士山
【木々の間から富士山】
自然林
【明るい自然林】

やがて小笹の広がる山肌になりました。朝日の当たる明るい斜面で、ちょっと汗ばみながらも気持ちのいい登り道です。

この道は天下茶屋から登るより早い時間のバスが利用できるし、思いのほかいい道でした。

やがて右へのトラバースになると、うっすら雪道になりました。

御坂峠へ
【うっすら雪道を御坂峠へ】
御坂峠
【御坂峠】

着いた御坂峠には、寂れた雰囲気の御坂茶屋が残り、向こう側の木々の間からは白い南アルプスがチラッと見えています。

今まで風は感じなかったけれど、ここは冷たい北風が吹き抜けていて、休憩しているうちに手が冷たくなって来ました。手袋して出発。

稜線は、うす雪が残る陽だまり道。
ここからは緩やかな上下の散歩道で、降りそそぐ太陽が爽やかで本当にいい気持ち。


南側には富士山、北側には八ヶ岳や奥秩父の山々が木々の間から見えていて、冬枯れの季節は眺めもいいです。

陽だまり道
【うす雪の陽だまり道】

八ヶ岳
【八ヶ岳】

奥秩父
【奥秩父の山々】

露岩の急登の先、緩やかになって御坂黒岳の山頂に着きました。雪も随分多くなっています。樹林に囲まれた草地なので、見晴らしのいい左の展望台へ。


御坂黒岳
【御坂黒岳 山頂】

黒岳展望台に着きました。今日の展望は素晴らしく、先客さんは男性二人連れだけの静かな展望地。
富士山が目の前に大きな裾野を広げ、河口湖も鏡のよう。空にはクリオネのような雲が泳いでいます。
右手には南アルプスが並び、十二ヶ岳もこれから歩く大石峠への稜線もきれいに見えていて嬉しい。
眺望を楽しみながらお昼にしているうちに雲もなくなり、すっきりした姿の富士山になりました。


御坂黒岳
【御坂黒岳 展望台から】

十二ヶ岳方面
【十二ヶ岳方面と南アルプス】

御坂黒岳からの下りはブナ林の急坂です。
こちら側の雪は多く残っていたので木の根も隠れ、ザクザクスイスイ軽快に下って行けました。

その後は緩やかな稜線が続きます。


急下りの先
【ブナ林の急下り】
破風山
【破風山】

すずらん峠を過ぎ、破風山に着きました。
植林なのでイマイチ風情はないけれど、ここも富士山がきれいです。

この先には、立派な角をいっぱい生やした鹿のようなブナ大木。コブコブも付いています。

ブナ大木
【ツノコブ鹿ブナ】
新道峠
【新道峠】

その後も展望のいい所があり、何度も富士山を見ながら新道峠に着きました。十字路になっていて、ここからも大石へ下りることができます。

富士山が見えるので、倒木ベンチに腰掛けて休憩。

次の中藤山への道はカラマツやモミが多くなり、ちょっとヤブっぽい所もあります。

道標がなければ気づかず通過してしまいそうな中藤山の山頂ですが、今日は少しだけ富士山が見えていました。

中藤山
【中藤山】

中藤山を下り、露岩の目立つ登り返しになって岩の上から振り返ると、ここもまた素晴らしい展望です。
中藤山の左には大菩薩の峰々、右には遠く小さく丹沢から山中湖、そして箱根の山々まで見えています。
丹沢は肉眼でもすっきり見えて、感激。蛭ヶ岳〜丹沢山〜塔ノ岳が等間隔で見えている、と思いました。

中藤山の先の露岩から
【中藤山   丹沢〜御正体山・杓子山〜石割山〜三国山稜〜奥に箱根の山々   富士山】

が、後日、木の葉さんの掲示板で、丹沢山に思えるのは檜洞丸ではないかと教えていただき、びっくり。地図で確認すると、丹沢山の手前に更に高い檜洞丸がありました。檜洞丸は中藤山の陰で見えないと思い込んでいたのでびっくり。頭の中の丹沢の山並みを正しい位置に修正すると、何やら新鮮に見えます。


不逢山
【不逢山】

さて、展望を楽しんで、次は不逢山。
ここも中藤山と同じく地味な山頂なので素通りです。


下って大石峠に着きました。ここは3度目ですが、富士山が見えたのは初めてなのでここでも感激。
今は花も枯れ、雪が少し残っていますが風も収まって、昼寝でもしたいくらいいい気持ちです。
今日は黒岳山頂以外では誰にも会いませんでした。静かな草原で、ゆっくりコーヒータイム。

大石峠から
【大石峠から見る富士山】

後はずっとジグザグの下り。カラマツ林からも富士山が見え隠れしていました。


カラマツ林
【カラマツ林】
トンネル工事中
【トンネル工事中】

水場を過ぎ、林道に下り立ち、左へ下って行くと工事中だった大きなトンネルが出来上がっていました。でも芦川側はまだ未完成らしいので、開通するのはもう少し先になるようです。


大石プチペンション村から河口湖駅行き15:46発のバスは11月末までだったので、河口湖自然生活館からレトロバスを利用します。この先の車道は道幅が大きく広がり、歩行者専用幅もある立派な道になって以前より分りやすくなっていました。「大石荘前」バス停の先を右折すると河口湖自然生活館です。

生活館横の湖畔に下り立ちました。
今日は終日きれいな富士山に見守られ、素晴らしい展望に恵まれました。この時間は、うっすらと靄がたなびいて、静かに暮れゆく富士山。

今年も一年間 ありがとうございました。


富士山と河口湖
【夕暮れの富士山と河口湖】



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