至仏山

しぶつさん(2228m)


尾瀬を代表する至仏山と燧ヶ岳。いつかいつかと思いながら、なかなか行けずにいました。
紅葉には早いものの、尾瀬行き4回目でようやく至仏山だけ行って来ました。


2010.9.26
(日)
 鳩待峠山ノ鼻展望
ベンチ
高天ヶ原至仏山小至仏山笠ヶ岳
分岐
オヤマ沢
水場
鳩待峠
晴れ  05:20着
 05:40発
06:30
07:10
08:30
08:40
09:1509:35
10:25
11:10
11:20
11:40
12:45
12:5513:55着
14:30発



鳩待峠付近
【鳩待峠付近の紅葉はまだ】

尾瀬への夜行バス。今回は人数が少なく、小型バスでした。鳩待峠で簡単な朝食を摂って出発です。

周辺はまだ緑一色。この辺りが紅葉の最盛期を迎えるのは2週間くらい先のような雰囲気です。

現在、至仏山〜山ノ鼻の間は登り専用。下山ルートには使えないので、先ずは山ノ鼻へ向かいます。

なだらかな木道が続き、歩きやすく整備されています。尾瀬は若い女性たちにも人気なので、最近話題の山ガールも来ていました。賑やかにおしゃべりしながら楽しそうです。

川上川
【川上川】
尾瀬ヶ原
【尾瀬ヶ原から見る燧ケ岳】

山ノ鼻に到着。至仏山の登山口は左手の植物見本園入口の先ですが、尾瀬ヶ原の草紅葉もちょっと見たいので、木道を右へ進みました。

正面に燧ヶ岳。広い湿原、広い空。気持ちのいい尾瀬ヶ原です。今は山頂に雲がかかっていますが、今日は晴れの予報。そのうち晴れるのでしょう。

草紅葉はようやく色づき始めた頃のようで、光が差し込めば柔らかな色合いが一面に広がりそうです。

山ノ鼻へ戻り、至仏山へ向けて出発。

朝日が差し込んで来たので、周辺の草紅葉も黄金色に輝き出して、とてもきれいです。尾瀬ヶ原では最後の花でしょうか、エゾリンドウがあちこちに咲いていました。

草紅葉の始まった尾瀬ヶ原
【草紅葉の始まった尾瀬ヶ原】
至仏山へ
【至仏山へ】

植物見本園への木道を分けて、至仏山登山口から登り始めても相変わらず木道と階段で整備された道です。あまり登山という感じではなく遊歩道といった雰囲気で、35分ほどすると傍らに森林限界の標識が設置されていました。

樹林帯を抜けると一気に展望が開け、振り返れば尾瀬ヶ原が一望。上から見ると湿原はすっかり草紅葉になったような雰囲気で黄金色が広がっています。

周辺の山はまだ緑一色。今年はいつまでも猛暑が続いていたので紅葉も遅れているようですが、あと2週間もすれば赤や黄色に彩られて、きれいなことでしょうね。

森林限界
【森林限界を抜けて】

至仏山は蛇紋岩の山と聞いていましたが、樹林帯を抜けると納得。滑りやすい丸みのある岩ゴロゴロの道になりました。中間地点には標識がありましたが、この後もずっとこの岩の道が続きました。ヒビの入った大きなスベスベ一枚岩には、右端に鎖が下がっていました。濡れていたら確かにここを下るのは大変そう。安全第一を考えて登り専用になったのでしょうか。


至仏山 中間地点
【中間地点の蛇紋岩の道】

蛇紋岩
【蛇紋岩の大岩】

尾瀬ヶ原
【展望ベンチから見る尾瀬ヶ原】

少し上にはベンチもあって、よく整備されています。
尾瀬ヶ原を見ながら休憩。

段々道はまだまだ続きます。
いつまで続くのでしょう。

あの上が山頂かな?

段々道
【上が山頂?】
高天ヶ原
【高天ヶ原】

と思ったら、高天原という小さな広場でベンチがありました。木道はまだ上の方までずっと続いています。でも、青空が広がってきたので嬉しい〜

あの上が山頂かな?

と思ったらまだ上があり、やれやれ・・・と下だけ見て歩いていたら、右に回りこんでようやく至仏山の山頂に着きました。

山頂はあまり広くないけれど、360度の展望。岩に腰掛け、遠くの山々を見ながらお昼にしました。

至仏山
【至仏山 山頂】

朝は雲が多かったけれど、今はすっかり晴れ渡って青空。
尾瀬ヶ原方面がきれいに見渡せていて、さて山座同定。
といっても、私に分かるのは残念ながら燧ヶ岳だけ。
地図を見て分かるのは、多分あれが平ヶ岳、多分あれが会津駒ケ岳

平ヶ岳〜燧ケ岳
【平ヶ岳〜燧ケ岳】

風もなく爽やかな山頂で昼食を済ませ、蛇紋岩ゴツゴツを小至仏山へ。
途中の大岩から振り返ると、至仏山の山頂と尾瀬ヶ原と燧ヶ岳が一望です。
木道ではない登山道も見えて、横田代の草紅葉も見えて、ここからの眺めも素晴らしい。

至仏山〜燧ケ岳〜横田代
【至仏山〜燧ケ岳〜横田代】

小至仏山と笠ヶ岳
【小至仏山と笠ヶ岳 奥は武尊山?】

そしてこれから向かう小至仏山の右には5年前に行った笠ヶ岳が見えていました。小笠も見えていて、何やら懐かしい。あの日はガスで全く展望がなかったので、今日はちょっとだけでも笠ヶ岳ルートを歩いてみようと思います。

その奥の大きな山は武尊山でしょうか、存在感のある立派な山容です。

笠ヶ岳の右手に見えるのが奈良俣ダム? 
地図で見れば、その奥が谷川岳らしい。
標高も山容も似ている山が並んでいるけど、どれが谷川岳かな?

奈良俣ダム
【奈良俣ダムの向こうは谷川岳?】
至仏山
【振り返り見る至仏山】

山ノ鼻からの東側ルートではあまり紅葉が見られなかったけれど、こちら側には少ないながらも鮮やかな紅葉がありました。青い空と緑のハイマツに映えてきれいです。

大小の蛇紋岩を越えて、小至仏山へ向かいます。
爽やかな光が降り注ぎ、うっすら紅葉の稜線歩きは気持ちいい。

小至仏山へ
【小至仏山へ】
小至仏山
【小至仏山から至仏山を振り返る】

小至仏山に着きました。名前どおり狭くて小さなピークですが、ここも蛇紋岩の岩ゴツゴツの山頂です。

小至仏山が過ぎると、やがてなだらかな草原の中の木道になりました。どこまでも続く木道です。

草原道
【展望のいい草原道】
展望ベンチ
【展望ベンチ】

途中にはベンチもあります。休憩に良さそうですが、笠ヶ岳方面で休みたいので通過。

右手に見える笠ヶ岳。上には気持ち良さそうな雲がスイスイと並んでいて、空はすっかり秋の気配です。猛暑続きだった今年の夏。晩夏がなくて、一気に秋になった感じです。

秋の雲
【笠ヶ岳の上には秋の雲】
笠ヶ岳分岐
【笠ヶ岳分岐】

笠ヶ岳分岐に来ました。直行バスの集合までまだ充分時間があるので、ちょっと寄って行きます。ここからは誰も通らず静かな道になりました。

ガスで何も見えなかったこの道。今日はよく見渡せて、前方に笠ヶ岳を見ながら気持ちのいい緩やかな山腹道を進んで行きます。

周辺には色づいた木々もありますが、今年の夏はいつまでも強い日差しが続いたせいでしょうか、ナナカマドは紅葉にならず赤茶けて焼けたように縮れていました。

樹林帯の手前の展望のいい道端でティータイムにしました。静かな道で、ほっとします。

笠ヶ岳
【笠ヶ岳の眺め】
オヤマ沢田代
【オヤマ沢田代】

ぼーっとした時間が過ぎて、そろそろ引き返します。

分岐へ戻り、また木道を少し下るとオヤマ沢田代。草紅葉になっていましたが、日差しが陰ってきたのでちょっと寂れた色合いです。

その先のオヤマ沢水場を過ぎ、樹林帯を少し下るとまた開けた階段道になりました。燧ヶ岳と尾瀬ヶ原の見晴しがいいのもこの辺までのようです。

階段道
【展望のいい階段道】
日光方面?
【日光方面?】

その先からはずっと樹林帯。大きく回りこんで進んで行くと、南側の展望が開けて来ました。向こうは日光方面のようですが、日光白根山が見えているのでしょうか・・・

紅葉はまだ先の気配の緑の樹林帯を下って、鳩待峠に着きました。7月の時の賑やかさはないので時期的にはやはり空いているようで、帰りも直行バスで帰路に就きました。

鳩待峠
【鳩待峠】


至仏山は木道が多いと聞いていましたが、予想以上に多くて一日中木道や階段を歩いていたような気がしました。しかし展望はやはり素晴らしくて、至仏山から見る尾瀬ヶ原は独特の景観。次回は燧ヶ岳から眺めたいと思います。晴れていたので蛇紋岩もさほど気になりませんでしたが、雨上がりなどは神経を使いそうな道でした。



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