聖平から椹島ロッジへ


平成22年8月3日〜7日    初日の千枚岳

今日は下山日。聖沢登山口バス停を9:50に通過するバスがあるので、
それまでに下山できれば椹島ロッジまで乗せてもらう事が出来ます。


2010.8.5
(木)
 聖平小屋岩頭滝見台乗越聖沢吊橋聖沢登山口=====椹島ロッジ
晴れ  05:30発06:40
06:50
07:30
07:40
08:40
08:45
09:40
09:55
(バス)10:05着
13:00発



夜明け前
【夜明け前】

朝になりました。山間に見える東の空が明るくなり、月がきれいに輝いています。

昨日の受付時、「聖沢登山口バス停までは普通4時間なので、5時からの朝食でも9:50までには間に合いますよ。」との説明だったので、朝食を摂って出発しました。

小屋前のテント広場を過ぎて沢沿いに出ると、トリカブトがいっぱい咲いています。最盛期は紫色で埋まりそうなくらいたくさんありました。

トリカブト
【トリカブト多い】

すぐ先で鉄製のしっかりした桟橋を渡ります。その後も古い桟橋や丸太の素朴な桟橋など、何度も渡りながら緩やかに下って行きました。


桟橋
【立派な桟橋】

丸太橋
【風流な丸太橋】

岩頭滝見台
【岩頭滝見台から】

露地と記された場所は少し開け、聖岳手前の尾根が朝日に明るく照らされています。

更に進んだ岩頭滝見台からは、細いながらも滝が二本流れ落ちているのが見えました。
そして青空の中には、聖岳と奥聖岳の稜線がすっきり。palletさんたちは今どの辺でしょう。今日は青空。きっと素晴らしい山頂の景色を楽しむことが出来るでしょうね。

ずっと山腹を辿って行く道で、ザレた崩壊地の手前にはちょっとした花畑があって、クガイソウやシモツケソウ、クサボタンなどが咲いていました。

山腹道
【緑の山腹道】


シモツケソウ

センジュガンピ

クガイソウ

クサボタン

吊り橋
【吊り橋】

細かな上下を繰り返し、短い吊橋も渡ったりして、緑一杯の山腹道を下って行きます。


道標はないものの、乗越と思われる場所に来ました。しばし休憩。昨日ゆきさんが、乗越の先にキンリョウソウが咲いていたと教えて下さったので、この後は左側を注意しながら下って行くと、いました、いました。いっぱい集まっています。

確かにギンリョウソウと似た姿で、黄金色したやや小型の腐生植物。前後を歩いていたグループさん達と、楽しく写真に撮りました。後日、ゆきさんからまた連絡があり、キンリョウソウは「シャクジョウソウ(錫杖草)」というのが正しい名前らしいとのことでした。なるほど、そう言われればそんな雰囲気があります。


乗越
【乗越】

シャクジョウソウ
【シャクジョウソウ】

残骸だけが残る造林小屋跡を過ぎると、その先からはかなりの急坂になり、緑の谷をジグザグに下って行きます。

沢近くに下りると聖沢吊り橋で、このあたりは紅葉の頃もきれいそうです。しばし休憩。


聖沢吊り橋
【聖沢吊り橋】
桟橋
【桟橋】

聖沢吊り橋を過ぎると緩やかな山腹道になり、地図にトラバース注意と書かれているあたりは立派な桟橋が掛けられ、よく整備されていました。

道標の立つ出会所小屋跡前後からは植林の急下りになって、ここまで来れば登山口ももうすぐでしょう。

出会所小屋跡
【出会所小屋跡】
聖沢登山口
【聖沢登山口】

下に林道が見えてきて、聖沢登山口に下り立ちました。バスに間に合って、よかった。

東海フォレストのバスは5分ほど遅れて来ました。5名待っていましたが、ちょうど5名が下車したので、全員座って椹島へ向かいました。


帰りの静岡駅行きのバスに乗るためレストハウスへ行き、今回泊まった系列山小屋の領収証を見せるとバスの番号札をくれます。並ばなくてもいいので助かる。シャワー(500円)で汗を流して、さっぱり。道中一緒だった方達とレストハウスで昼食後、外の気持ちのいいベンチに集まってバスの時間まで山の話に花が咲きました。 コースや小屋が限られる南アルプス南部の山は、北アルプスのように散らばらないので、大半が私と同じようなルート。7日朝、静岡駅でバス2台に分れて入山した登山者たちですが、最後は皆さんと顔馴染みになっていました。

往路と同じく、畑薙第一ダムでしずてつバスに乗り換え、休憩所に2度寄りながら静岡駅へ向かいました。

麓に近くなると、茶畑が多くなります。このあたりは川根茶の産地。川のすぐ傍まで段々の茶畑が広がって、とてもきれいでした。今回ずっと同じ行程だった方の中に静岡出身の方がいて、この辺りでは茶畑のことを茶原と呼ぶのだと教えてくれました。


川根茶の茶原
【川根茶の茶原】


遠い遠いと思っていた南アルプス南部の山々。行ってしまえば山奥故に交通機関が限られ、選択の余地もないので却ってシンプルなアクセスで、「案ずるより生むが易し」でした。4泊5日と行っても稜線を歩いたのは2日間で、あっという間の南アルプスでした。千枚岳にはタカネビランジが沢山咲いていて嬉しく、荒川三山では360度の素晴らしい展望に感激しました。赤石岳はガスって残念でしたが、翌日は兎岳などちょっと離れた位置から赤石岳や聖岳の雄々しい姿を見ることが出来て良かったです。アップダウンの連続する縦走でしたが、とても充実感のある楽しい夏山でした。



 聖沢の花々



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