今日は最後の聖岳です。山頂から、今回歩いた荒川三山・赤石岳を見るのが楽しみでしたが・・・
でも聖平小屋ではとても嬉しいサプライズが待っていて、楽しい最後の夜を過ごすことが出来ました。
2010.8.6 (金) | 百間洞 山の家 | → | 百間洞 下降点 | → | 中盛丸山 | → | 小兎岳 | → | 兎岳 | → | 聖兎コル | → | 聖岳 | → | 奥聖岳 | → | 小聖岳 | → | 薊畑 | → | 聖平小屋 |
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晴れ | 05:10発 | 06:05 06:10 | 06:30 06:40 | 07:22 07:32 | 08:17 08:42 | 09:15 09:25 | 11:10 11:45 | 12:05 12:10 | 13:10 13:15 | 13:50 14:05 | 14:22着 泊 |
朝になりました。4:30からの朝食を済ませ出発準備。当初は大沢岳経由で行こうと思っていましたが、1時間の遅れで聖岳に雲がかかって後悔するかも知れない。地図を見れば隣の中盛丸山と標高が変わらないし、位置も近いので展望は同じようなものだろうなどと思い結局大沢岳はパス。百間洞下降点へ直接向かうことにしました。 |
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小屋前を横切りマルバダケブキなど見ながらダケカンバ樹林帯を斜めに登って行くと太陽と富士山が見えて来ました。今日も朝は快晴です。 |
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見晴峠かなと思われる所から、聖岳と中盛丸山が見えて来ました。 【聖岳と中盛丸山】 |
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百間洞下降点に出ました。 |
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短いながらも急登。景色を振り返りつつジグザグに登って、中盛丸山に着きました。昔の標柱でしょうか、残骸のような柱が一本立っているだけですが、これはこれでちょっと風情があります。 |
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中盛丸山からは、聖岳の全体の姿がよく見えます。 【富士山・笊ヶ岳 東尾根・奥聖岳・聖岳 兎岳】 |
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小兎岳は近いかと思いましたが、これが思いのほか下ります。ガレガレ急下りで樹林帯に下り、また登り返し。見上げれば、この山も急登です。 |
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振り返れば、今下りてきた中盛丸山がきれいな三角形をしています。こうして見ても急峻。 【小兎岳から振り返り見る 中盛丸山~赤石岳】 |
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小兎岳からしばらくは緩やかな上下でしたが、直前の小ピークからまた下りました。 |
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兎岳のやや狭い山頂にはタカネビランジがいくつか咲いていて、きれいでした。 |
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下りつつ聖岳の右手を見れば、デコボコの山並みが続いていて、あちらが茶臼岳・光岳方面とのこと。 光岳?思ったより小さい山だなあと思い、地図を見れば標高は2591m。地図に記された山名は聖岳と同じ大きさだったので、標高も同じくらいと勘違いしていました。光岳というのは更にアクセスが大変そうです。 【上河内岳?~光岳】 |
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途中に兎岳避難小屋が隠れるように建っていました。廃屋と書かれている通り、遠目には使われてないような風情ですが、雨風は避けられるのでしょう。 |
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下り切ったかなと思ってもまだ先に小さな高みがあります。途中から左側のトラバース道になり、赤石岳を見ながらトリカブトなど咲く道を進んで行きます。 |
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途中からはウサギギクやミヤマホツツジなど見ながらのトラバースになり、やがてガスの中にようやく聖岳の山頂が見えて来ました。 |
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ガラガラ岩稜帯の途中で、雲に隠れた赤石岳方面を見ながら休憩。 【兎岳 2796m峰 小兎岳のなだらか稜線 大沢岳 百間平 雲の中に赤石岳】 |
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今回最後の聖岳の山頂に着きました。が、すっかりガスって、展望はありません。 |
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ほぼ平坦な散歩道でチングルマが多く、花は咲いていたり既に穂になったり、いろいろ。 |
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砂礫の急下りが終わり、花の多いガレ縁の下には細い水場があるようでしたが、そこまで下りるのはちょっと難しそうです。 |
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小聖岳からもしばらくは急下りでしたが、やがてダケカンバなどの樹林帯になりました。 |
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緩やかに下って行くと、広い草地の鞍部に出ました。方向指示盤のある分岐で、真っ直ぐは上河内岳や光岳への道です。立ち枯れが多いのは何か訳があるのでしょうか。 |
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二階の布団部屋兼更衣室で着替えて、外へ。 |
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夕食が終わり、部屋の自分スペースへ戻ると、数人先から素晴らしい大イビキ。まだ6時半にもなっていないのに、今から大音響の往復。両隣の男性のみならず私の反対側の男性も困り果てています。困った顔して呆然と見ている人や、起き上がって溜息ついている人。イビキ主にとって、そ~んなことは夢の外。 大音響は止まりそうもない。困ったことなのに、何だか可笑しい。 |
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聖岳の花々 |