荒川三山・赤石岳・聖岳は、登山口の椹島までに一日を費やすそうです。
大変なので敬遠していましたが、今年は頑張って行ってみることしました。
天気と体調が良ければ、ついでに隣の聖岳へも行こうと思っています。
2010.8.3-4 (火・水) | 静岡駅 | == | 椹島 ロッジ | → | 岩頭見晴 | → | 小石下 | → | 清水平 | → | 見晴台 | → | 駒鳥池 | → | 千枚小屋 | → | 千枚岳 | → | 千枚小屋 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
曇り | 09:20着 09:50発 | バス | 14:25泊 翌05:30 | 07:05 | 07:50 08:00 | 09:05 09:20 | 10:17 10:37 | 11:47 11:50 | 12:35 14:05 | 15:10 15:15 | 15:40 泊 |
小田原、熱海と乗り継いで、静岡駅9:50発の畑薙第一ダム直行バス(3000円:しずてつジャストライン)に乗りました。全員着席出来るよう増発も出て、発車すると間もなく車掌さんが一人一人の帰りの日程を聞いて帰路のバス便手配に備えたり、登山届用紙を配ったりと、まるでツアーのように手際がいい。 |
|
臨時便だったので、予定より1時間早くロッジに到着。食事付きの宿舎はA/B/Cの3棟あり、男性は1階、女性は2階部分で、6畳和室に4人だったのでゆっくりできました。 素泊まりの人たちは「登山小屋」という別棟で、広めの避難小屋のような雰囲気です。 |
|
4日。 朝を迎えました。 |
|
尾根に上がると送電鉄塔があり、やがて露岩が現われました。ここが岩頭見晴でしょうか、正面に山が見えています。なだらかなので、丸山でしょうか。よく分かりません。 |
|
下って林道を横断し、次の高みに出ると小石下で、ここからも正面に山が見えています。奥が荒川東岳(悪沢岳)でしょうか。やはり南アルプス南部の山。森林限界がずいぶん高い様子で、山頂近くまで緑が迫っています。 |
|
また林道を横断し尾根伝いに進んで行きます。 |
|
登りになって、少し先に数人が休んでいました。水が流れていたので、ここが清水平でしょうか。とても冷たくて美味しい水です。 |
|
苔むすオオシラビソの森になってきました。いかにも南アルプスらしい、しっとりした雰囲気。 |
|
|
|
見晴台から登山道に戻って、またしばらくは樹林帯の登りです。やがて緩やかになって、道幅も広くなって来ました。東海フォレストの案内板が幾つか現われ「木馬道跡」や「古い伐根と樹木」など伐採当時の様子や現在の森の様子などが記されています。苔に覆われた伐根は、なかなか存在感がありました。 |
|
右手に池が見えてきて、道標からちょっと下ると駒鳥池がありました。瑞々しい緑に囲まれ、鏡のような水面は木々を映し、とても神秘的。 |
|
駒鳥池の畔で休憩にしようと思っていましたが、泥濘だったので、少し先の倒木ベンチで休憩。道が大きく左へ巻いて、「お疲れさま 小屋まであと15分 ガンバレ」の看板がありました。その先にはマルバダケブキが群生しています。 |
|
|
|
|
|
千枚小屋横を上がると、すぐに小さな水場がありました。マルバダケブキの多い斜面を上がって行きます。トリカブトやヨツバシオガマなど花も多いです。 |
|
やがて、散歩道のようなダケカンバ帯になりました。 |
|
明日は千枚岳山頂へ直行するので今日は東の稜線を経由して山頂へ行ってみようと思い、上の分岐で右の二軒小屋方面へ向かいました。 |
|
さっきの分岐まで引き返し、千枚岳へ。 |
|
ガレ斜面に出ました。左下に花がいっぱい咲いています。紅白のタカネビランジやマツムシソウ、タカネツメクサなどなど。イワオウギかと思って近づくと、なんと先月の白馬岳でも見れなかった真っ白なシロウマオウギがあり、黄色がかったタイツリオウギもいました。シコタンソウは赤い実になっている花もあって、アクセサリーのようで可愛くて素敵です。明日の朝ではまだ日陰で、よく見えない斜面だと思うので、ゆっくり写真に撮れて楽しい時間でした。山頂はもう少し上です。 |
|
|
夕食は第一陣で、4:00からでした。プレハブ食堂は24人くらいずつ入れて、3~4交替だったのでしょうか。30人くらいの団体さんは別棟での食事でしたが、14時以降に小屋に到着した人達には食材がなくなったのか、夕食はおにぎりだったようです。食堂もトイレ・水場もそれぞれ離れているので、小雨とはいえ雨が降ると不便で、備え付けのビニール傘を差しての移動です。6:30頃には小雨もやんで、星がきれいでした。明日はすっきり晴れてくれますように! |
|
千枚岳の花々 |
前回の朝日岳・蓮華温泉 HOME 山域別 翌日の荒川三山・赤石岳