三日目は朝日岳を経由して蓮華温泉へ下ります。途中の五輪高原は
気持ちのいい道でしたが、最後の温泉への登り返しは評判通り長かったです。
2010.7.19 (祝) | 朝日小屋 | → | 朝日岳 | → | 吹上のコル | → | 青ザク | → | 花園三角点 | → | 白高地沢 仮設橋 | → | 瀬戸川橋 | → | 兵馬ノ平 | → | 蓮華温泉 |
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晴れ | 05:35発 | 06:30 06:45 | 07:10 07:15 | 08:35 08:40 | 09:25 09:30 | 10:35 11:05 | 12:15 12:25 | 13:05 13:15 | 14:10着 16:05発 |
日の出は朝日岳の陰になり、小屋からは見えないので5時からの朝食を終え出発。 |
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残雪や樹林帯を抜け、緩やかになると木道の先に大きく開けた山頂が見えて来ました。 |
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雲ひとつない空の向こうに白馬岳や剱岳、白山などの景色が広がって伸びやかな山頂です。 【朝日岳から見る白馬岳~日本海】 |
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朝日岳を下り始めると、早くも残雪。 |
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ポツポツ咲く花を見ながら下って行くと、吹上のコルです。栂海新道の分岐で、最後に日本海の浜辺に下りるなんて素敵なコースですが、避難小屋泊まりが必須なので私にはちょっと無理そう。 |
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この先も大きな残雪トラバース地帯がありました。急な箇所は朝日小屋スタッフにより段々にカットされているので助かりますが滑りやすい雪は要注意でストックを取り出しました。 |
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残雪地帯が終わり今度は木道の段々道になりました。湿地帯のようでここにもハクサンコザクラやリュウキンカがあちこちで咲いています。 |
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木道の横にはミズバショウも咲いていました。 |
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ダケカンバなどの広葉樹林帯になりましたが、しばらくすると「五輪の森」と記された標柱が立ち、すぐ先からは急下りになりました。 |
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五輪の森を抜けると一気に展望が広がります。 |
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横にはシロウマアサツキがたくさん咲いていました。雪倉岳から朝日岳の稜線が目の前です。 |
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下には五輪高原と呼ばれる緑の湿原が広がって縫うように付けられた木道が見渡せています。 |
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高原の中間辺りにはベンチがありました。 |
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先へ進むと足元に小型のサクラソウのような花が咲いています。近くの人が「ユキワリソウ」だと言っていました。ハクサンコザクラより色が淡く小さな花です。「ミスミソウ」と呼ばれるユキワリソウもあるので、ちょっと紛らわしい名前ですが、何やら儚げなで優しい花でした。 |
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次はワタスゲが広がる道。 |
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その先では、すぐ脇に薄いピンクの可愛い花。 |
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ヒオウギアヤメやオオバギボウシの多い木道が最後で、低木帯が目の前に見えて来ました。 |
カモシカ沢の木陰の急な下りが終り、白高地沢沿いに出ました。日差しが強烈で暑い。 |
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仮設橋を渡り、ちょっと歩き難い川沿いを下って行くと工事現場で、横に登山道があります。 |
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瀬戸川橋に出ました。大きな沢音を響かせる勢いのいい流れの上を渡ると涼しく、沢に下りたい気分ですが下り口はないようでした。 |
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瀬戸川橋の先からいよいよ評判の辛い最後の登り返し。シダなど生える苔むした岩混じりの急な道を休み休み頑張って登って行きました。 |
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緩やかな木道になり、ほっとするとやがて緑いっぱいの開けた花畑に出ました。「兵馬ノ平」の標柱があり、オオバギボウシやクルマユリなど咲いています。 まだ先にも登りが待っているようですが、登り返しが一段落する草原で、小さなベンチもありました。 |
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アヤメ平を過ぎるとまた登りですが、今度は少しは緩やかです。 |
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ようやく白馬岳蓮華温泉ロッジに着きました。入浴料は800円。(シャワー5基・シャンプーはリンスインではない)。バス停は少し先の大型駐車場にありました。汗を流して、さっぱり。 |
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小蓮華岳はガスの稜線でしたが、 白馬岳の曙色の雲と富士山、ミヤマムラサキの多い雪倉岳周辺、ミズバショウやハクサンコザクラの咲く長い水平道、朝日岳からの展望、花の五輪尾根のトキソウ、蓮華温泉への辛い登り返しなど印象に残る梅雨明けの北アルプスでした。 |
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朝日岳~蓮華温泉の花々 |
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