花と展望で評判の白馬岳~雪倉岳~朝日岳へ、ようやく行って来ました。
残雪が多く花も沢山咲いていて、最後の蓮華温泉への登りも評判通りでした。
2010.7.17 (土) | 「栂池自然園」 ロープウエイ駅 | → | 登山口 | → | 天狗原 | → | 乗鞍岳ケルン | → | 白馬大池 | → | 小蓮華岳 | → | 三国境 | → | 白馬岳 | → | 白馬山荘 |
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曇り 一時小雨 |
07:50着 | 08:00 08:05 | 09:20 09:30 | 10:40 10:50 | 11:20 11:45 | 13:50 | 14:30 14:40 | 15:35 15:40 | 15:50 泊 |
この白馬岳~蓮華温泉ルートは以前から行きたいと予定して朝日小屋を予約したものの、天候の悪化で2度キャンセル。今年の海の日連休は久し振りに晴天予報になり、3度目の正直で家を出ました。 |
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ムーンライト信州で終点の白馬駅には5:35着。 |
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栂池ルートは40年ぶり。当時は「赤抜」までしかバスがなく、あとは長い林道を延々と歩きました。途中の「神の田圃」が素敵な雰囲気でしたが、今は便利なパノラマウエイが出来ています。ゴンドラリフト乗り場前で指導員の方たちに登山届けを提出。20分かかって「栂の森」に到着。さらに少し歩いてロープウエイに乗り換え、標高1850mの「栂池自然園」まで上がって来ました。(約50分・片道1720円) |
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ロープウエイを降りて、舗装道路を少し進めば栂池ヒュッテなど並ぶ栂池自然園入口で、ビジターセンターとトイレの間に乗鞍岳への登山口がありました。 |
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しばらくは樹林帯の急登です。ゴゼンタチバナやマイヅルソウなど見ながら登って行きます。 ロープウエイからは稜線が見えていましたが、今はすっかり曇ってしまいました。 |
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緩やかになり、コイワカガミやゴゼンタチバナなどが増えて来ました。時々、雲の切れ間から強烈な光が降り注ぐとびっくりするほど暑い。 |
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やがて残雪が現われました。柔らかな雪で、傾斜もまだ緩やかなので歩きやすい。振り返れば雲間には青空が広がっていました。 |
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緩やかになって見晴らしがよくなり、開けた天狗原に出ました。ベンチがあり、右の岩塊の上に祠が見えているので、ちょっとお参りして来ます。 |
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ワタスゲやチングルマなど見ながら木道を行くと、ミズバショウの花がまだけっこう咲き残っていました。瑞々しい大きな緑の葉に包まれるように咲いている白い花は見ているだけで涼やかです。 |
乗鞍岳の山腹は雪田の急斜面です。 |
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ガスって前方が見えなかったけど、思いのほか雪田は続いて、振り返ればけっこう急斜面でした。下りの時はストックがあったほうが安心かも知れません。 |
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右手の高みが三角点のある乗鞍岳の山頂のようですが、植物保護のロープで立入禁止。 |
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更に岩ゴロ地帯を緩やかに下って行くとガスが切れて、白馬大池が見えて来ました。淵を回り込んで、白馬大池山荘の建つ広場へ。 |
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山荘前の広場にはベンチがあります。 |
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さて出発。雪上のベンガラに従って、と思っても最初の一歩は危なげ。梅雨が明ければ雪解けもどんどん進みそうです。 |
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ガスが途切れて、振り返れば白馬大池がずいぶん下になっていました。晴れていれば青い水面がどんどん近づいて、下りのコースも楽しそうな眺めです。 |
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ミヤマダイコンソウやコマクサなど咲く稜線を緩やかに登って行きます。 |
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緩やかな長い登りが続き、ようやく小蓮華岳の山頂標識に出ました。三角点のある山頂部はロープで保護されていて、立入禁止になっているようです。 |
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三国境近くに来ると、雷鳥が一生懸命砂浴びをしています。人間には目もくれず、登山道の真ん中で無心にやっているところが可笑しいやら可愛いやら。 |
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やがて三国境です。 |
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ガスが薄れてきて、前方が見えて来ました。よかった、よかった。上へ行くほどウルップソウもきれいな花が多くなり、まだ咲き始めの株も沢山あります。周辺の花も種類が多くなり、色とりどりの花畑を見つつ進んで行きました。 |
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白馬岳、山頂に到着。 |
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白馬山荘で宿泊手続き。 |
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昨年、ミヤマアケボノソウを見た場所まで探しに行きました。花期はまだ早いかも知れないけど蕾くらいはあるかなと思いましたが、見つけられませんでした。 |
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夕食は第三陣で、6:30から。食後、外に出るとちょうど夕日が沈むところでした。 【白馬岳の夕暮れ】 |
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雲海から頭を出す剱岳の上には、美しい三日月が輝き始めました。明日の晴天がとても楽しみです。 |
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白馬大池~白馬岳の花々 |