二日目の今日はいよいよメインルート、白馬岳~雪倉岳~朝日小屋を歩きます。
水平道は通行可能でしたが残雪多く、長い道のりに『今はどこ?』という雰囲気でした。
2010.7.18 (日) | 白馬山荘 | → | 白馬岳 | → | 三国境 | → | 雪倉岳 避難小屋 | → | 雪倉岳 | → | 赤男山 手前 | → | 水場(常水) | → | 水平道 分岐辺り | → | 残雪の沢 休憩 | → | 朝日小屋 |
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晴れ のちガス |
05:55発 | 06:10 06:45 | 07:20 | 09:15 09:20 | 10:00 10:35 | 12:00 12:10 | 12:30 12:35 | 13:05 | 13:40 13:50 | 14:50着 泊 |
ご来光は山荘の東側で迎えました。 |
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遠く曙色の空の下には、八ヶ岳と南アルプスの山並みが見えています。 |
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朝食後、爽やかな青空を仰ぎ見て、白馬山荘を出発しました。 【杓子岳・白馬鑓 剱岳・毛勝三山 奥は白山?】 |
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東側が切り立った白馬岳山頂。 |
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富士山は、雲が多い中でも、 |
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白馬岳の山頂から見下ろすと、下の大雪渓が一望。白馬尻の小屋や、長い雪渓を登って来る登山者の小さな点々が見えて面白い。 |
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昨日歩いた小蓮華岳の稜線が、今日はきれいに見渡せました。 【奥に日本海と朝日岳と五輪尾根 右手前に昨日の小蓮華岳】 |
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展望を楽しんだ後、三国境へ向かいました。 |
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三国境まで戻って来ました。 |
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左下に見えてきた小さな池は長池。 |
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イワオウギやタイツリオウギなど見ながら鉢ヶ岳の手前まで下りて来ると、ミヤマムラサキが咲いていました。あまり見かけない高山植物で、たまに一株二株見かけるくらいです。 |
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山腹のトラバース道になり、滑りやすい残雪二ヶ所を慎重に通過すると、ミヤマキンバイやイワイチョウの中にハクサンコザクラもポツポツ咲いていました。 |
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トラバース道が終ると、またミヤマムラサキがたくさん咲いていて嬉しくなりました。まだ蕾のイブキジャコウソウと共に、雑草のようにたくさん咲いています。 |
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雪倉岳の山頂に到着。 |
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ときどき雲が漂うものの、白馬岳方面がきれいに見渡せています。 【雪倉岳から見る白馬岳~旭岳 立山~剱岳】 |
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雪倉岳の下りは途中からガレ斜面になりますが、こちらも花の多い道です。ミヤマアズマギクも多く、ブーケのように大盛に咲いている花もあって華やか。白花のアズマギクもいました。下にはシラネアオイが咲いていました。 |
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正面に赤男山・朝日岳の水平道がはっきり見えてきました。歩いている人が小さく見えます。 |
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赤男山の巻き道入口にはリュウキンカやキヌガサソウが咲いていました。ここからはずっと山腹道。 |
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この先からは湿原になっていて、木道沿いにはハクサンコザクラやミズバショウが何ヶ所も続いて咲いていました。リュウキンカやショウジョウバカマなど、水辺の花が続きます。 |
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赤男山の山腹道を進んで行けば、そのうちはっきりした朝日岳のコース分岐に出るものと思っていたので、いつから水平道に移行したのか分からず先へ進んでいました。 |
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その先にも長い残雪道がありました。 |
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その先も小さな残雪登りがあり、「今はどこ?」状態で歩いていましたが、前方から来た若い山岳ランナーさんのような男性に「水平道分岐はまだ先でしょうか。」と聞くと、「ここはもう水平道です。」とのこと。「自分は山頂道を歩きたかったのに、朝日小屋が見えてきて間違いに気づいたから、また分岐まで引き返して朝日岳へ向かう途中。」とのこと。ハハハ・・・と思わず笑ってしまいました。まったく、奇特というかさすがというか、ランナーさんは拘りが違います。ありがとうございました、頑張って下さいね~♪ |
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ガスって来た道を進むと、ようやく前方が開けて小屋が見えて来ました。よかったよかった。 |
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チングルマやコイワカガミの咲く朝日平の分岐で左へ向かい、ガスに包まれた朝日小屋に到着しました。8畳部屋には先客さんが2人だけで、外に出てもガスで何も見えないので部屋でおしゃべり。更に3人到着して賑やかに情報交換。最終的には8畳に8人でした。比較的空いている小屋のようですが、さすが晴天の海の日連休、今日は賑やかです。 |
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朝日小屋の夕暮れ。 |
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西の空はあまり夕焼けになりませんでしたが、東側の雪倉岳や白馬岳の後ろの雲がオレンジ色に広がり、燃えるように輝いてとてもきれい。 |
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雪倉岳~朝日小屋の花々 |