爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜針ノ木岳〜蓮華岳

じいがたけ(2669m) かしまやりがたけ(2889m) はりのきだけ(2820m) れんげだけ(2798m)
2005年8月3日(水)〜6日(土)    初日の爺ヶ岳


2005.8.5(金) 種池
 山荘
_2532
地点
_岩小屋
沢岳
_新越
山荘
_鳴沢岳_赤沢岳_2494
地点
_スバリ岳_針ノ木岳_針ノ木
小屋
快晴
のち曇り
 04:40発06:05
06:30
07:00
07:10
07:45
07:55
08:35
08:50
09:35
10:05
10:35
11:05
12:10
12:30
13:15
13:40
14:20着



3日目、今日は朝から気合いが入っています。種池〜針ノ木岳は一昨年2度フラれたルート。ここを終日、立山・剱岳を見ながら歩くのが今回の目的でした。花も多いようなのでゆっくり写真を撮ろうと、私にしては珍しく朝食はお弁当にしました。

山では夜明け前まだ暗いうちからヘッドランプで歩き始める人もいるので、日の出前とはいえ、もう十分見えるこの時間の山荘前はザックを背負った人もチラホラいます。早朝の冷んやりと清々しい空気は本当にいい気持ち。深呼吸して、出発です。

種池の前を通り、テント場の横を抜けます。テントは4、5張、昨夜は空いていたようです。ここを下るキヌガサソウの道はまだ暗いけれど、この先は大きく開け、正面に棒小屋乗越が見えて来ます。朝露を含んだイワオトギリやミヤマクワガタなどの花々が咲き、シーンと静まり返った山々はまだ薄暗く、向こうに見える針ノ木岳もまだ灰色です。


針ノ木岳
【朝焼けの針ノ木岳】

やがて明るくなった空に、ほんのり赤くなった針ノ木岳の朝焼けが一段ときれいでした。


後ろを振り返れば爺ヶ岳の横が明るくなってやがて朝日が昇って来ました。今日も、朝は快晴です。棒小屋乗越の辺りには、笠ヶ岳で覚えたばかりのタカネシュロウソウとネバリノギランが咲いていました。ミヤマキンポウゲ、イワカガミなどの花も多く見られます。



小ピークを右へ巻く辺りから、前方に立山・剱岳が見えて来ました。
手前に見えるこちら側の緑もきれいで、本当に気持ちのいい道です。
この辺はコバイケイソウやシナノキンバイがいっぱい咲いていました。

岩小屋沢岳〜立山・剱岳
【棒小屋乗越を過ぎて見えてくる岩小屋沢岳  向こうに立山・剱岳】

やがてハイマツやシャクナゲの道になり、この景色を見ながら朝食にしようと次の2532地点と思われる所で休憩しました。このあとは、ピークっぽい所や左側がちょっとガレてる所など通り、岩小屋沢岳へ着きました。


ここの眺めは素晴らしい!!
左に蓮華岳と針ノ木岳、正面に赤沢岳そして右に立山・剱岳が見えています。
朝日が当たり、青い空にすっきり広がる山々は本当に素晴らしい。
快晴の朝ということもありますが、今回のルートで一番展望の素晴らしい所でした。
各山荘を出発して来た人達も、この辺りから行き交うようになります。

針ノ木岳〜赤沢岳〜立山・剱岳
【岩小屋沢岳山頂から見る針ノ木岳〜赤沢岳〜立山・剱岳】

気持ちよく下り2623地点に来ると下に新越山荘の赤い屋根が見えて来ます。ハクサンフウロやミヤマキンポウゲ、コバイケイソウ、ウサギギクなどの花の間を抜け、新越山荘に着きました。

ベンチがあるので、ここでも針ノ木岳や花畑を見ながら休憩タイム。このルートは、どのポイントも眺めがいいのでサッサと歩くのはもったいなくて、ついつい止まってしまいます。


新越山荘
【新越山荘  うしろは立山】
ベニバナイチヤクソウ
【ベニバナイチヤクソウとゴゼンタチバナ】

鳴沢岳の登りになると、今までとはちょっと様子が変わり、岩稜帯になります。

この登りの途中、草陰でベニバナイチヤクソウを見つけました。
この花は比較的低い山の林床などで見かけるので、こんな高い岩場で咲いているなんてびっくり。元気に咲いていて感激しました。


鳴沢岳の山頂には5,6人の人がいます。針ノ木岳からこちらへ来た人と、この辺りですれ違いが多くなりました。鳴沢岳の下はトロリーバスが走っているはずで、少し下った所からは立山の大観峰が見え赤い粒のようなロープウエイが見えます。小さすぎて止まっているように見えるけど、じーっと見つめていたら動いているのが分かりました。

下って登り返し、赤沢岳に到着。比較的広い山頂で、下に黒部湖が見えるようになりました。

立山・剱岳の稜線は時々雲に隠れますが、昨日に比べればまだいい天気です。そのうちここもガスって見えなくなるかも、とゆっくり眺めていました。お昼にいい所ですが、まだちょっと早いのでそろそろ出発。


赤沢岳
【赤沢岳】
黒部湖
【2494地点辺りからの黒部湖】

スバリ岳へ向けて歩き出すと、やがて前方はガスに覆われてきました。やっぱり赤沢岳でお昼にすればよかったなあと思いながら、2494地点辺りまで下りて来ました。

ここも眺めはいいので、ちょっと上の岩に腰掛けて昼食タイムにしました。ロッジくろよんや遊覧船、大観峰も見えます。今朝から抜きつ抜かれつしている人などが下を通りかかり、二言三言、言葉を交わしてのお昼です。


大岩が多くなった道を登り返していくと、右手に小さなコマクサ自生地がありました。今はまだほんの僅かですが、これから少しづつでも広がってくれればいいなあと思います。

やがてゴツゴツとした岩場になって、スバリ岳に着きました。意外と狭い山頂です。

前方に見える針ノ木岳はうっすらガスの中です。


スバリ岳
【スバリ岳】
シコタンソウ
【シコタンソウとタカネシオガマとイワオウギ】

スバリ岳から針ノ木岳にかけての登り返しには、やや狭い所や急なところがあります。

岩の隙間にシコタンソウなどの花が咲き、所々とてもきれいなブーケのようです。

最後のピーク、針ノ木岳に着きました。青空は少し見えますが、殆どが雲です。立山・剱岳は雲に隠れていますが、黒部湖や高瀬ダムがうっすらと見えていました。

種池から針ノ木岳までアップダウンが続きましたが、景色が素晴らしく天気も昨日よりよくてホッとしました。

針ノ木岳
【針ノ木岳】

針ノ木岳の下り斜面には沢山の花が咲いています。今まで見たキキョウは毛のあるチシマギキョウでしたが、ここで初めて毛のないイワギキョウを見ました。


イワギキョウ

ミネウスユキソウ

オンタデ

タカネヤハズハハコ

雷鳥
【雷鳥の親子】

下の花畑へ向かう途中で、また雷鳥の親子に出会いました。
この家族はよくまとまっています。中にひとり寝ているのがいましたが。

しかし、ヒナ鳥は丸くてふわふわ、本当にかわいい。

針ノ木小屋が近くなるとチングルマやイワカガミなど、また花畑が広がってきました。黄色のミヤマダイコンソウも咲いています。ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ、シナノキンバイと、頭の中で黄色の花と名前がゴチャゴチャしています。

やがて下に針ノ木小屋が見えて、正面に明日登る蓮華岳のジグザグが見えて来ました。

蓮華岳
【蓮華岳と針ノ木小屋】

針ノ木小屋に着いて受付。今回は右の蚕棚部屋でした。今日は金曜日なので、混んでいて1枚に二人です。男女の別なく到着順に詰めていくので、あちこち入り組んでいます。今日も夕方、少し雨が降りました。

着換えは下の乾燥室を利用するようにとの事で、ここも余程の雨でなければ火は入らないようです。トイレは外に3個で、タイミングが悪いと並びます。夕食は、山小屋には珍しく魚の煮付けで和風で美味しく、布団もきれいなほうでした。ここも宿泊者は水1リットルの無料券が出ます。



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