爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜針ノ木岳〜蓮華岳

じいがたけ(2669m) かしまやりがたけ(2889m) はりのきだけ(2820m) れんげだけ(2798m)
2005年8月3日(水)〜6日(土)


後立山連峰の爺ヶ岳から針ノ木岳までの稜線は、近くに立山と剱岳を見ながらの展望ルートです。
一昨年は夏と秋二度ともフラれたので、今年は鹿島槍ヶ岳も合わせて再度挑戦しました。


2005.8.3(水) 柏原新道
入口
_八ツ見
ベンチ
_ケルン_石ベンチ_種池山荘_爺ヶ岳
南峰
_爺ヶ岳
中央峰
_冷池山荘
晴れ
のち曇り
 05:35着
 05:55発
06:35
06:45
07:05
07:10
08:45
08:50
09:50
10:15
11:10
11:55
12:10
12:20
13:30着



2日夜の「さわやか信州号」は一台しか出ないようで、申し込んだ時は既に満席。仕方ないのでJRの「ムーンライト信州」で行く事にしました。空いていたので隣のシートも使え、横になって寝たのでわりと良く眠れました。

5:05に信濃大町に着き、単独者4人でタクシー相乗り。柏原新道まで一人1300円でした。バスだと扇沢まで1330円です。何台か駐車している柏原新道入口の先のベンチで、周りの皆さんと朝食。今日はだんだん青空も広がってきて、何とか晴れそうな天気です。

歩きやすいもみじ坂をゆっくり登って行くと40分程で「八ツ見ベンチ」と札の掛かった休憩ポイントに着きました。小さなベンチですが、木々の間から針ノ木岳や扇沢のターミナルが見え、ホッと一息つける所です。



しばらく進むと展望が開けて来ました。
でも、もう雲が上がってきています。

針ノ木岳
【蓮華岳〜針ノ木岳〜岩小屋沢岳】

更に進むと角にケルンがあって、ここを曲がると前方遠くに種池山荘が見えて来ます。この先からはヨツバシオガマがよく咲いていました。だんだん見晴しも良くなり、やがて石畳の道になってシラビソのいい匂いがしてきました。一ケ所、ベニバナイチヤクソウを見つけましたが、ここではまだ蕾です。

所々シャクナゲも咲いて、足元にはゴゼンタチバナやクルマムグラなどの小さな花が続きます。


石畳の道
【シャクナゲの咲く石畳の道】

「石畳」「水平道」などの黄色い札がかかる道を進み、「石ベンチ」の札の所に来ました。イスのような石が並んで、眺めもいいので休憩。でも正面に見える針ノ木岳はすっかりガスに隠れてしまいました。

この先、緩やかになった道の先にはガラ場があり残雪で埋まっていますが、薄くなって危ないらしく山荘のスタッフがもう少し上に道を作り直していました。この先にもカラマツソウやシモツケソウ、ミネウスユキソウ、ウサギギク、エゾシオガマ、ミヤマアキノキリンソウ、ヤマハハコなど咲いていました。


種池山荘
【種池山荘の下はコバイケイソウがいっぱい】

前回、秋に来た時、鮮やかな黄色で目を引いた潅木状のダケカンバを過ぎると・・・

大きく開けて、なんと! 目の前の斜面は真っ白!
思わず「ワァ〜! すご〜い」と声が出てしまいます。
青い空に真っ白なコバイケイソウがあたり一面に広がっています。なんて、きれいなんでしょう!

今週が丁度見頃のようで、あちこちに三脚が並び、写真サークルのような人達も来ていました。

コバイケイソウの向こうに爺ヶ岳もきれいに見えています。足下にはハクサンフウロやミヤマキンポウゲといった高山植物の代表のような花がいっぱい。

爺ヶ岳
【向こうには爺ヶ岳】
コバイケイソウ
【山荘前のベンチから】

すぐ上の種池山荘のベンチで休憩。
正面の針ノ木岳はもう雲の中ですが、立山方面は雲がかかりながらも何とか見えています。

今年はコバイケイソウの当たり年らしく、山荘前のベンチから見下ろしても本当にきれい。今日は冷池山荘までなので、時間はたっぷりあります。ゆっくり、心ゆくまで眺めました。


そろそろ出発しようと爺ヶ岳へ向かうと、今度はチングルマの群落です。秋に穂がいっぱい広がっていた斜面は今は白い花でいっぱい。あちこちにイワカガミも咲いてピンクと白でとてもきれいです。

爺ヶ岳の途中から、振り返って見る景色が絵本のようで好きなのですが、今日は晴れていても雲も多く、立山・剱岳の稜線は隠れてイマイチ残念です。


種池山荘
【種池山荘の赤い屋根と立山・剱岳】

目の前の爺ヶ岳の山頂からいっぱい人が下りて来ました、どうやら集団登山のようで、元気に挨拶する子供達に声を掛けると中学2年生だそうです。赤岩尾根を登り、冷池山荘に泊まって柏原新道へ下りるとの事。運動靴で元気に歩く姿は微笑ましいけれど、中にはナマアシ(靴下なし)の子もいて、ちょっとビックリ。下りでつま先が痛くならなければいいけどと、心配してしまいました。


鹿島槍ヶ岳
【雲で見えない鹿島槍ヶ岳】

ハイマツの道になると、左に明日登る鹿島槍ヶ岳が見えるはずですが、今日もまた信州側はガスで真っ白。
冷池山荘も、何とかギリギリ見える程度です。

爺ヶ岳 南峰に着きました。
向こうに見えるのは中央峰です。

今日はこの南峰で昼食にします。明日も鹿島槍ヶ岳からここに戻る予定ですが、明日はもう少し晴れてくれるといいなあと思いながら、種池山荘の赤い屋根や行き交う人達を眺めながら休憩しました。

爺ヶ岳 南峰
【爺ヶ岳 南峰】
爺ヶ岳 中央峰
【爺ヶ岳 中央峰】

今日は時間もあるので、中央峰へも行きました。

ここは前回お昼にした所で、爺ヶ岳の最高点になっていますが、やや狭く展望も南峰の方がいいので人は少なめです。鹿島槍ヶ岳は、すっかりガスに隠れてしまいました。


しばし休憩後、出発。あとは冷池山荘へ向かうだけです。この下りからまた花が多くなり、チシマギキョウやイワツメクサ、コバノコゴメグサなど見ながら下ります。途中に小さなコマクサの自生地があり、ロープで保護されていました。やがてシラビソやダケカンバの道になりイワツメクサやミヤマホツツジ、ヤマホタルブクロが見られ、右の崩壊地には鮮やかな青紫色のタテヤマウツボグサが群生していました。



チシマギキョウ
    

ウサギギク
   

タカネバラ
   

タテヤマウツボグサ と
ヤマハハコ

赤岩尾根が近づくと、石の多い斜面になりタカネバラがけっこう咲いています。

ガスは相変わらずですが、まだ山荘は隠れていません。


冷乗越
【冷乗越と冷池山荘】

赤岩分岐の冷乗越を過ぎると再びシラビソやダケカンバの道になりシロバナタカネニガナやウサギギクなどがずっと咲いています。やがて冷池山荘に着きました。今日はわりと空いていて、10畳に女性10人でした。一段落後、アイスクリーム(500円)を買って、山荘すぐ前の広場のベンチに腰掛け、ガスで何も見えない景色をぼんやり眺めつつ時を過ごしました。3時頃、ザ−ッとひと雨来ましたがすぐ止みました。夕食後はロビーで百名山のビデオを流していて、7時前に天気予報に切り替わりました。明日の天気は、今日と同じ晴のち曇りのようです。

新しくなった冷池山荘は内装がウッディで、とてもおしゃれな感じです。トイレは数が多く広い感じですが、洗面所(?)は水が殆ど出ないので、歯磨きなどは自分の水や1リットル無料券の水を使うようになっています。乾燥室はドシャ降りでない限り火は入れないようです。食事や寝具は普通の山小屋並みですが、スタッフは親切でした。



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