後立山連峰の爺ヶ岳から針ノ木岳までの稜線は、近くに立山と剱岳を見ながらの展望ルート。
一昨年は夏と秋二度ともフラれたので、今年は鹿島槍ヶ岳も合わせて再度挑戦しました。
2005.8.3(水) | 柏原新道 入口 | _ | 八ツ見 ベンチ | _ | ケルン | _ | 石ベンチ | _ | 種池山荘 | _ | 爺ヶ岳 南峰 | _ | 爺ヶ岳 中央峰 | _ | 冷池山荘 | |
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晴れ のち曇り | 05:35着 05:55発 | 06:35 06:45 | 07:05 07:10 | 08:45 08:50 | 09:50 10:15 | 11:10 11:55 | 12:10 12:20 | 13:30着 |
2日夜「さわやか信州号」は一台しか出ないようで、申し込んだ時は既に満席。仕方ないのでJR「ムーンライト信州」で行く事にしました。空いていたので隣のシートも使え、横になって寝たのでわりと良く眠れました。 |
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しばらく進むと展望が開けて来ました。 【蓮華岳~針ノ木岳~岩小屋沢岳】 |
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所々シャクナゲも咲き、足元にはゴゼンタチバナやクルマムグラなどの小さな花が続きます。 |
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「石畳」「水平道」などの黄色い札がかかる道を進み、「石ベンチ」の札の所に来ました。イスのような石が並んで、眺めもいいので休憩。でも正面に見える針ノ木岳はすっかりガスに隠れてしまいました。 |
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大空の下、なんと目の前の斜面は真っ白! |
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コバイケイソウの向こうに爺ヶ岳もきれいに見えています。足下にはハクサンフウロやミヤマキンポウゲといった高山植物の代表のような花がいっぱい。 |
すぐ上の種池山荘のベンチで休憩。 |
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そろそろ出発しようと爺ヶ岳へ向かうと今度はチングルマの群落です。秋に穂がいっぱい広がっていた斜面は今は白い花でいっぱい。あちこちイワカガミも咲いてピンクと白でとてもきれい。 |
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爺ヶ岳の途中から、振り返って見る景色が絵本のようで好きなのですが、今日は晴れていても雲も多く、立山・剱岳の稜線は隠れてイマイチ残念です。 |
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爺ヶ岳の山頂からいっぱい人が下りて来ました、どうやら集団登山のようで、元気に挨拶する子供達に声を掛けると中学2年生だそうです。赤岩尾根を登り冷池山荘に泊まって柏原新道へ下りるとの事。運動靴で元気に歩く姿は微笑ましいけれど、中にはナマアシ(靴下なし)の子もいて、ちょっとビックリ。下りでつま先が痛くならなければいいけどと心配してしまいました。 |
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ハイマツの道になると、左に明日登る鹿島槍ヶ岳が見えるはずですが、今日もまた信州側はガスで真っ白。 |
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爺ヶ岳 南峰に着きました。 |
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今日は時間もあるので中央峰も行きました。 |
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しばし休憩後、出発。あとは冷池山荘へ向かうだけです。この下りからまた花が多くなり、チシマギキョウやイワツメクサ、コバノコゴメグサなど見ながら下ります。途中に小さなコマクサの自生地があり、ロープで保護されていました。やがてシラビソやダケカンバの道になりイワツメクサやミヤマホツツジ、ヤマホタルブクロが見られ、右の崩壊地には鮮やかな青紫色のタテヤマウツボグサが群生していました。 |
ヤマハハコ |
赤岩尾根が近づくと、石の多い斜面になりタカネバラがけっこう咲いています。 |
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赤岩分岐の冷乗越を過ぎると再びシラビソやダケカンバの道になりシロバナタカネニガナやウサギギクなどがずっと咲いています。やがて冷池山荘に着きました。今日はわりと空いていて10畳に女性10人でした。一段落後、アイスクリーム(500円)を買って、山荘すぐ前の広場のベンチに腰掛け、ガスで何も見えない景色をぼんやり眺めつつ時を過ごしました。3時頃、ザ-ッとひと雨来ましたがすぐ止みました。夕食後はロビーで百名山のビデオを流していて、7時前に天気予報に切り替わりました。明日の天気は、今日と同じ晴のち曇りのようです。 |
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