上高地周遊



北アルプスにも雪が降ったようなので、白い穂高を見たいと思い上高地へ行ってきました。
紅葉は降雪のためほぼ落葉していましたが、所々で鮮やかな赤や黄が青空に映えていました。


2020.10.20-21
(火・水) 晴れ
 大正池小梨平徳沢
ロッヂ泊
横尾本谷橋明神池岳沢
分岐
河童橋上高地


前日までは違う山を予定していたけれど、二日間の晴天予報。やっぱり穂高に逢いたくなり、早朝にネットで徳沢ロッヂを予約しました。あずさ1号で向かっても上高地着はお昼。降雪後3日目なので既に雪は融けていたけれど、何といっても青空の下の穂高の姿と山の空気。ただただ、嬉しい。


バス車窓から最初に見えてくる大正池と穂高連峰。 ここの景色は来る度に毎回感動します♪
上高地は人が多いけれど、人がいてもいなくても山や木々など自然は変わりなく、神々しい。

穂高連峰
【穂高連峰 (拡大)】
大正池
【大正池 (拡大)】

周辺のカラマツ林も色づき始め、明るい黄葉の道を田代池へ。ここは観光客もあまり来ません。


【田代池へ】
田代池
【田代池 (拡大)】

田代橋あたりから人も多くなりました。ちょっと右岸を散策。霞沢岳にも雪が少し残っています。

明神岳
【右岸から望む明神岳】
六百山と霞沢岳
【六百山と霞沢岳(拡大)】

カラマツ林の黄葉も、もう少し経てば明るく輝いてきれいなことでしょうね~


【カラマツ林】

【「穂高連峰」】

穂高にも雲がかかってきました。河童橋は賑やかなので素通りし、左岸沿いの道へ進みます。

河童橋
【河童橋】

【左岸沿い】

小梨平の川岸は人も少なく静か。黄葉に輝くダケカンバ、半分は散ってしまいました。


【小梨平へ】

【黄葉のカラマツ林から明神へ】

明神手前の河原は少し様相が変わった? 明神池へは明日ゆっくり巡ることにします。


【河原】
明神橋
【明神橋】

徳本峠分岐の道標には、島々への道は現在崩落等で通行止めとの注意案内がありました。
時々大きなザックの若者とすれ違います。初雪の槍・穂高は素晴らしかったことでしょうね~♪
蝶ヶ岳では積雪40cmの所もあったそうで、10月中旬としては想定外の降雪量だったようです。


【徳本峠分岐 島々へは通行止め (拡大)】

【落葉】

徳沢ロッヂは林の中、ちょっと奥まった所にあり、GoToトラベルの対象外なので空いています。
周辺の紅葉は3日前まで赤や黄できれいだったけれど、一夜にして落葉。冬景色に一変したらしい。
8人用相部屋は単独女性ばかり4名でおしゃべり。夜、徳沢テント場から見上げる星もきれいでした。

徳沢ロッヂ
【徳沢ロッヂ】

【夕食】

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆  21日  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
 

快晴の朝を迎えました。今日は北穂高岳を眺めに本谷橋まで散策します。


【徳沢テント場】

【前穂高岳眺めつつ】

17日までの営業だった横尾山荘は静まり返っていました。


【横尾山荘 もう営業終了】
横尾橋
【横尾橋から本谷橋へ】

屏風岩眺めつつ進んでいくと、北風から守られたのか、この辺の紅葉は吹雪にも負けず残っています。


【屏風岩】

【紅葉】

紅葉モザイクが素晴らしかったであろう屏風岩の山肌もすっかり散らされてしまったようですが、
こちら側の紅葉は残っていて、朝日に透けて素晴らしく、感動してしまいます。

屏風岩
【屏風岩 (拡大)】

【紅葉 (拡大)】

木々の間からチラホラ見えていた北穂高岳。本谷橋に近づくと正面に見えてきます。
本谷橋は外され今は仮設橋。河原岩の上で、ゆっくり北穂高岳を眺めつつティータイムにしました。


【北穂高岳見えてきた】
北穂高岳
【本谷橋から眺める北穂高岳 (拡大)】

なだらかな稜線の白い蝶ヶ岳見つつ、北穂高岳振り返りつつ、横尾へ戻ります。


【奥に白い蝶ヶ岳 (拡大)】
北穂高岳
【振り返る北穂高岳 (拡大)】

横尾橋に戻ると、空には秋雲。河原に立る大木の青緑が、紅葉の季節には新鮮に映ります。


【横尾橋から (拡大)】

【梓川 河原の木 (拡大)】

徳澤園でちょっと休んで明神池へ。徳澤まで足を伸ばす観光客も少ないので、静かな落ち葉道。


【徳澤園】

【明神池へ】

明神神社にお参りし池の畔を拝観散策。池に映る紅葉は散っているけれど、かなり奥まで回れます。

明神橋
【明神橋】
明神池
【明神池 (拡大)】

イワナは宿でいただいたので、嘉門次小屋でお蕎麦を注文しました。帰りは梓川右岸の道へ。


【嘉門次小屋】

【右岸沿い】

地図では林道が殆どだったのでこちらを歩いたことはなかったけれど、広葉樹も多い道です。


【紅葉 (拡大)】

【右岸沿いの道】

林の道にも紅葉が点在し、歩いている人も少なく、静かないい道でした。


【林の中】

【紅葉 (拡大)】

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やがて六百山が見えてきましたが角度が変わると姿も変わり、ここの登山道は熟達者向きのようです。


【六百山】
六百山
【六百山】

そして、岳沢を抱く穂高の峰々。  振り返りつつ、素晴らしい穂高ともお別れです。
河童橋周辺のホテルはGoToトラベルの対象になっていて、相変わらず人がいっぱい。
ケーキセットを頼みたかった五千尺ホテルも行列だったので、パスしてバス停へ向かいました。

穂高連峰
【名残惜しい穂高連峰 (拡大)】
上高地 河童橋
【上高地 河童橋】

降雪から3日経ってしまったので雪はほとんど消え、真っ白ではなかったけれど、穂高の峰々はいつ見ても荘厳で素晴らしい姿でした。紅葉も所々で明るく輝き、爽やかな秋空の下、ゆったり散策できて嬉しい上高地でした。




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