阿寒湖・摩周湖



雪が降らないこと風が出ないことを願いつつ目覚めた朝は、青空が見えて嬉しく、感謝。
雪原になっている阿寒湖の小島で、念願のフロストフラワーに会うことが出来ました。


2019.2.19(火) うす曇り  阿寒湖摩周湖中標津空港



気温はマイナス18.5℃。早朝にしか見ることの出来ない、はかない氷の華。
全面凍結し、雪原になった阿寒湖のどこにフロストフラワーが咲いているのでしょう。
湖面は氷が薄い所もあり、個人で探すのは危険。ガイドさんの案内に付いて行きます。


雄阿寒岳
【阿寒湖の上を、雄阿寒岳見つつ】


【振り返れば、真っ白な雌阿寒岳 (拡大)】

痛いほどに冷え込んだ朝。雄阿寒岳の横から朝日が昇り始めていました。



【あの小さな島へ】

雄阿寒岳
【雄阿寒岳と霧氷 (拡大)】

そしてフロストフラワー、咲いていました~♪  (イメージとちょっと違うけど・・・)
一面のフロストフラワーを見るには、氷が薄く雪のない12月の厳寒・快晴・早朝がいいそうです。

フロストフラワー
【フロストフラワーの花園 (拡大)】

それでも、ひとつひとつなんて繊細な美しさでしょう~♪


フロストフラワー
【霜の華 (拡大)】

フロストフラワー
【フロストフラワー (拡大)】


フロストフラワー
【フロストフラワー (拡大)】

フロストフラワー
【育成中の華もいる (拡大)】

何枚何枚も写真を撮りましたが、氷が薄いので近づけないし、白い花は本当にむずかしい~!
枝には一枚ずつの霜の華。山で見るエビノシッポは、この華が片側から吹き付けたものでしょうか。



【木々の梢 (拡大)】


【霜の華 (拡大)】


「フロストフラワーに会えて、本当に良かったわね~♪」と、仲間と天使の羽根を作りました。



【うっすら霧氷】


【天使の羽根】

集合は9:30なので、その前に朝食もいただかないと! ホテルへ戻りましょう。
ホテルの屋上から立ち昇っているのは、露天風呂の湯気。



【雪の少ない雄阿寒岳】


【阿寒湖の氷】

次の摩周湖へ向かう車窓からは、冬の北海道らしいモノトーンの世界が続きます。



【車窓の景色】


【雪原】

摩周湖に到着。第一展望台からの景色ですけど、すっかり曇ってしまいました。
でも「霧の摩周湖」でなくて良かった。下の木立でエゾシカが餌を捜しています。


摩周湖
【摩周湖】


【雌のエゾシカ (拡大)】

摩周湖は深いので全面凍結にはなっていませんが、わずかでも摩周ブルーが見たかった。

摩周湖
【摩周湖第一展望台    奥に斜里岳 (拡大)】

数年前に登った雌阿寒岳や斜里岳。あの山から見た摩周湖へ、冬に来るとは思わなかった。



【阿寒富士 雌阿寒岳 雄阿寒岳 (拡大)】


【斜里岳 (拡大)】

道路の北側は、サラサラ雪が舞ったり、吹き溜まりを防ぐ防雪柵が続いています。
雪原となる冬は原野の碁盤の目がくっきり。クネクネ川もよく見えて楽しい眺めでした。



【車窓から見る斜里岳】


【碁盤の目 クネクネ川 (拡大)】


阿寒湖の説明によれば、「気温がマイナス15度以下で、無風、快晴、一定の湿度などがないと見られません。前日に雪が降っても、条件がリセットされてしまいます。ここ阿寒湖で12月から翌年3月までに見られる確率は20%ぐらいになっています」と言われているフロストフラワー。申し込みは1か月以上前だったので、賭けのような冬の北海道の旅でしたが、繊細な氷の華に会えて本当に感謝です。

小金沢山で見た 氷の華も一枚一枚は繊細な羽根で、牡丹の花のように幾重にもふくらんで咲いていました。融雪の上だったので、たぶん原理は同じ。自然の創造の素晴らしさに本当に感激した旅でした。




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