地蔵岳・長七郎山

じぞうだけ(1674m)・ちょうしちろうやま(1579m)


赤城山は黒檜山しか行ったことがないので、今回は地蔵岳・長七郎山へ行ってみることにしました。
句碑めぐり道はきれいな紅葉が残り、地蔵岳の眺望も長七郎山の緩やかな尾根歩きも楽しい山でした。


2018.10.21
(日)
 少年
自然の家
展望台下
分岐
新坂平
分岐
地蔵岳八丁峠水門長七郎山小地蔵岳鳥居峠覚満淵
VC
快晴  10:00着
 10:05発
10:4011:0511:20
12:00
12:2012:5513:15
13:35
13:5014:20
14:25
14:30着
15:15発


前橋駅8:45発の赤城山急行バスは長い列で、増発も出ましたが乗り切れない人もいました。紅葉時期の人気は凄いのだと改めてビックリです。バス停で並んでいた時、赤城山のパンフレットを配っている地元の方がいたので、地蔵岳へ登るのに新坂平ルートと展望台下ルートではどちらがいいか聞いてみると、「句碑めぐり道から登るのがお勧め」とのこと。予定外のルートでしたが、熱心に勧めて下さるので今日はそのコースから進むことにします。


「赤城少年自然の家」で下車。向かい側に「句碑めぐり道入口」があり、ここからも行けるようですが、
車道を少し戻った所の入口を勧められたので、そちらから入ると左側に水原秋櫻子の句碑がありました。

句碑めぐり道入口
【句碑めぐり道入口】
水原秋櫻子の句碑
【水原秋櫻子の句碑 (拡大)】

地蔵岳の北西面ですが、もう朝日も当たって紅葉黄葉が輝き、素晴らしい自然林です。

句碑めぐり道
【句碑めぐり道 (拡大)】

【紅葉の笹道 (拡大)】

ミズナラ大木のきれいな黄葉。鮮やかな黄色や橙色が多いけれど、紅色もあって素晴らしいです♪

句碑めぐり道
【黄葉がきれいなミズナラ大木 (拡大)】
句碑めぐり道
【素晴らしい紅葉の森 (拡大)】

15分のルートを句碑や紅葉を愛でながら35分もかけて分岐に着くと、こちらの紅葉はやや寂しげです。

句碑めぐり道
【句碑が点在する黄葉の森 (拡大)】
展望台下分岐
【展望台下分岐】

今までの水平道から緩やかな登りに転じ、黄葉の木々の間から地蔵岳を眺めつつ登って行きます。


【左に地蔵岳】

【笹の緑と名残りの紅葉】

新坂平からの道と合流しましたが、こちらの道は既に落葉した木々が多いような雰囲気。
句碑めぐり道の紅葉が残っていたのは、山の北西なので台風の影響を受けにくかったのでしょうか。
ここまで殆ど人に会わず静かな森でしたが、電波塔の建つ山頂には登山者もちらほら。

新坂平分岐
【新坂平分岐】

【電波塔の建つ地蔵岳】

しかしその先へ進むと、一気に人が増えてビックリ。ここが地蔵岳の山頂のようです。
下に大沼、正面に黒檜山・駒ヶ岳。そして遠くの山々もよく見えて、素晴らしい展望です!

地蔵岳から見る大沼
【地蔵岳から見る大沼と遠くの山々 (拡大)】

登山者が多過ぎて、存在も霞みがちな地蔵岳のお地蔵さまにご挨拶し、昼食後は小沼へ向かいます。
少し下った展望地からは小沼が一望。向こう岸の緩やかな稜線が小地蔵岳~長七郎山のようです。

地蔵岳のお地蔵さま
【地蔵岳のお地蔵さまたち】
小沼
【小沼】

木道や階段で整備された道を、覚満淵や小沼など見ながら下って行きました。
ダケカンバの白い幹が素敵ですが、台風の前なら紅葉も鮮やかできれいだったでしょうね~


【覚満淵と小地蔵岳 (拡大)】
八丁峠へ
【笹原に続く木段の道】

小さな駐車場のある八丁峠から車道を左へ数分進むと、バイオトイレのある大型駐車場です。
下はちょっと広い小沼平でしばし休憩後、長七郎山へ向かうため、周遊歩道を水門へ向かいました。

八丁峠
【八丁峠へ】

【小沼平】

左に小沼や長七郎山を見ながら、所々で紅葉を愛でながら、周遊歩道を進んで行きます。

小沼周遊歩道
【周遊歩道】

【名残りの紅葉】

小沼平の対岸にある水門。紅葉が残っていたなら水面に映る彩りもきれいだったでしょうね~
水門から周遊歩道を離れ、長七郎山の入口へ回り込むと、こちらはまだ紅葉もきれいでした。

水門から見る小沼平
【水門から見る小沼平方面】

【長七郎山へ】

オトギの森の分岐から長七郎山へ緩やかに登って行くと、ザレた広場に出ました。


【おとぎの森分岐から長七郎山へ】

【ザレ坂】

朝に登った地蔵岳と遠くの山々を振り返りつつ進んで行くと、長七郎山の山頂です。
低木に囲まれているので座ると何も見えないけど、ティータイムにしましょう。


【振り返る地蔵岳】
長七郎山 山頂
【長七郎山 山頂】

長七郎山からは緩やかな尾根歩き。東側の山々も良く見えていますが、あちらは日光方面?


【小地蔵岳への尾根】

【東の山々 日光方面? (拡大)】

紅葉に透ける地蔵岳を見つつ進んで行くと、小地蔵岳分岐がありました。
すぐ上のようなので行ってみましたが、山頂は狭く笹や木々に囲まれていました。


【右に小地蔵岳分岐】
小地蔵岳 山頂
【小地蔵岳 山頂】

午後の光に照らされて、明るく輝く紅葉を愛でながら覚満淵分岐へ下って行きます。


【地蔵岳見つつ】

【紅葉の道】

・・・・・・・・・・ 彩り いろいろ ・・・・・・・・・・
  






覚満淵分岐からはちょっと日陰の山腹道で、やがて大沼と黒檜山が見えてきました。

覚満淵分岐
【覚満淵分岐】

【大沼と黒檜山見つつ】

何やら賑やかな所に出ました。ここが鳥居峠のようで、大型駐車場やレストハウスがあります。
あの小山は篭山?地図を見れば尾根伝いに駒ヶ岳へ行けそうな雰囲気・・・ でも今日は覚満淵へ。

鳥居峠
【鳥居峠】
覚満淵
【覚満淵】

覚満淵へ下りて、バス時間まで散策。水面を気持ち良さそうにカルガモ親子もお散歩中でした。

覚満淵の木道
【覚満淵の木道】

【駒ヶ岳 カルガモ散歩中 (拡大)】


例年ならこの時期はまだ紅葉もきれいだそうですが、今年は台風の影響で紅葉も早くに散ってしまったとのことで、とても残念。確かに彩りが少ない気がしましたが、山の陰になる句碑めぐり道の紅葉は素晴らしかったので、バス停で教えて下さった地元の方に本当に感謝でした。赤城山は広葉樹が多くコースも色々あるようなので、また季節を変えて歩いてみたいと思います。今日は高崎に泊まり、明日は榛名山へ行く予定です。




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