大石峠ピストン

おおいしとうげ(1506m)


御坂山稜の紅葉を見たいと思い、節刀ヶ岳・鬼ヶ岳へ行く予定でしたが、
予想以上の台風の爪痕。倒木だらけだったので、大石峠で諦めてしまいました。


2018.10.16
(火)
 大石峠BS大石峠入口登山口大石峠大石峠入口自然生活館
曇り  10:10着
 10:10発
10:2010:2011:55
13:00
14:0015:00着
15:12発


朝だけ見えた青空と富士山。地図ではバス停名「大石峠入口」ですが、実際は「大石峠」でした。


【河口湖駅】

【若彦トンネル手前 大石峠BS】

林道を進み、大石峠入口から右へ上がると「下の登山口」。木々が倒れているけれど通れそうです。


【大石峠入口】

【大石峠 下の登山口】

枝葉が散乱して道は見えないけれど、何度も歩いているので行ってみます。道標も埋もれ倒木も多い。


【枝が散乱】

【倒木】

水場の周囲も枝が散乱していて、初めての人は水場とは気づき難い。倒木を何度も巻いたり跨いだり。


【水場】

【倒木】

匍匐前進したりして、ようやく大石峠に到着しました。 しかし残念、富士山はすっかり雲の中。


【倒木】

【大石峠 雲間に富士山 (拡大)】


リュウノウギク

ヤマラッキョウ

リンドウ

フジアザミ


簡単おにぎり後、節刀ヶ岳へ向かいましたが、すぐ先から倒木だらけになってしまいました。
北の雑木林へ避けながら進むと、風当たりの弱そうだったこちらは倒木も少なく紅葉もきれいです。


【倒木】

【北側の紅葉】

しかし登山道に戻ると倒木だらけ。まさに障害物競争みたいです・・・


【倒木】

【右へ避けたり 左へ避けたり】

倒木は数mおきに続き、ずっと奥まで列をなしています。上に行くほど更にひどくなりそう・・・


【ボッキボキ!の木々】

【ずっと奥まで続く倒木・・・ (拡大)】

『なんだか疲れちゃった・・・』 『どうしようかな・・・』 『更に曇ってきたし・・・』
と気力も萎え、しばらく前進を続けましたが、結局大石峠に戻ってしまいました。
黒岳方面を偵察しても、当然ですがこちらも同様。 草原でティータイムにして下山します。


【黒岳方面も倒木だらけ】

【大石峠から下山・・・】

けっこう太い幹ですが、台風の時の悲鳴が聞こえてきそう。
下りは更に枝葉が足にまとわりついて、何度も転びそうになりました。


【悲鳴が聞こえそう】

【足にまつわりつく枝葉】

こんな所も登ってきたらしいけど、記憶にない。 帰りは「上の登山口」に下りました。


【下りも大変】

【上の登山口】

上の林道も倒木続きで、台風24号は上陸後も勢力がほとんど衰えなかったのですね。


【倒木越えつつ】

【奥にも続く倒木】

毛無山分岐の桜並木も軒並み倒れて可哀そう。バス便は少ないので、河口湖畔まで農道を歩きます。


【毛無山分岐の桜たち】

【振り返りつつ 農道歩き】

真っ赤なトマトたち。傷ついたのか、収穫もしてもらえず落果。 もったいないなあ~・・・


【沈んだ風情のトマトたち】

【対照的に、元気に落穂拾いするカラスたち】

博報堂保養所の前に広がる大石公園。自然生活館からは30分おきにバスがあります。
悲惨だった山々ですが、華やかに色づいた、まんまるコキアに少し癒されてバスに乗りました。


【大石公園 コキア】

【河口湖自然生活館 ラベンダー】


海に近い丹沢や中央沿線沿いの山より被害は少ないと思っていましたが、記録的な台風24号の影響は予想以上。倒木が多くて、節刀ヶ岳・鬼ヶ岳は残念でした。年々被害が大きくなる自然災害。地球の環境問題も待ったなしの状態ですが、次の世代に美しい地球を残すために考えさせられる一日でした。




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