七高山・笙ヶ岳

しちこうさん(2229m) しょうがたけ(1635m)
平成29年8月3日〜5日

今日は七高山から外輪山を進み、鳥海湖から笙ヶ岳へ寄って吹浦口コースへ下ります。
笙ヶ岳への道も予想以上に花が多く感動でしたが、眺望が得られなかったのが心残りでした。


2017.8.4
(金)
 御室
 小屋
七高山伏拝岳七五三掛御田ヶ原
分岐
笙ヶ岳
分岐
笙ヶ岳笙ヶ岳
分岐
河原宿見晴台大平
登山口
大平
山荘
晴れたり
曇ったり
 06:15発06:50
07:20
08:1509:40
09:50
10:1511:35
11:55
12:30
13:05
13:40
14:00
14:1515:00
15:15
15:4016:00着
16:30発



日の出
【日の出 (拡大)】

小屋から日の出は見れないので、4時になって他の皆さん同様、ヘッデンで小屋を出て、外輪山の上からご来光を待つことにしました。15分ほどで稜線に出ます。

4:39 薄雲が浮かんでいますが、水平線から丸い太陽が昇ってきました。素晴らしい日の出に感謝。

小屋へ戻る途中、西の雲の中にう〜っすらと影鳥海が見えていました。影富士に似て美しい。


【出羽富士  影鳥海】

【七高山山頂】

5:30からの朝食を頂いて出発。
先ほどと同じ道を上がって稜線に出ました。
分岐にザックを置いて、七高山へ。

七高山山頂には、石碑がいっぱい立っています。お墓のようで一瞬ドキッとしますが、「安全祈願」とか「鳥海山 七高山頂」とか記されていました。


新山の東側雪渓。左端に小屋がチラッと見え、雪渓の上を歩いている人たちも見えます。
七高山は山頂の隣や、末端のトンガリも眺めが良さそうなので、ちょっと行ってみます。


新山の東側雪渓
【七高山頂から見る新山の東側雪渓 (拡大)】

七高山の末端へ
【七高山の末端へ】

御浜小屋と稲倉岳
【御浜小屋と稲倉岳 (拡大)】

奥まで行くと、その先は岩稜帯の急下り。

新山の裏側に、昨日歩いた御浜小屋からのルートや稲倉岳も一望でき、日本海の水平線も見えていました。

小屋分岐に戻り、ザック回収。
すぐ先のケルンは、百宅口コース分岐です。

景色を眺めながら外輪山を回り、奥に見えている緩やかなポコポコ稜線の末端へ向かいます。


【奥に伸びる尾根末端が笙ヶ岳山頂 (拡大)】
外輪山 行者岳へ
【外輪山 行者岳へ (拡大)】

最初は小さな岩稜帯の行者岳。
上がって来る雲が多くて気がかりですが、今はデコボコもすっきり見えて気持ちのいい稜線歩きです。

振り返れば、朝日にギザギザも明瞭な鳥海山山頂や御室小屋。上空の爽やかな雲も素敵です。

鳥海山山頂と御室小屋
【鳥海山山頂と御室小屋   (拡大)】

気持ちのいい青空の下、正面に日本海を眺めながら緩やかに下って行きます。
石祠の祀ってある伏拝岳は湯ノ台コースの分岐で、南の河原宿への道標が立っていました。



【日本海を眺めながら伏拝岳へ】

伏拝岳 湯ノ台コース分岐
【伏拝岳 湯ノ台コース分岐】


【南に う〜〜っすら月山 (拡大)】

中腹からゆっくり雲が上がってきています。月山も雲の上から、う〜っすら山頂だけ顔を出していました。


ポツポツとハクサンシャクナゲの咲くハイマツ帯を下って行き、振り返れば千蛇谷がよく見えます。
ハクサンシャジンが多くなり、やがて文珠岳山頂で、真後ろ(?)が鳥海山や千蛇谷です。


文珠岳山頂
【文珠岳山頂 (拡大)】

千蛇谷
【千蛇谷を振り返る (拡大)】

鳥海湖や御浜小屋も、流れる雲に見え隠れ。右下には千蛇谷のトレイルが見えて楽しい眺めです。



【鳥海湖 雲に見え隠れ (拡大)】


【昨日の千蛇谷ルートが見える (拡大)】

千蛇谷への分岐道標があり、右下には前日に間違えて途中まで上がった道がガスの中にうっすら見えていました。

少し下った所にベンチがあり、ガスがなければ千蛇谷がよく見えそうなベンチです。



【千蛇谷分岐付近のベンチ】
七五三掛へ
【七五三掛へ】

ベンチから更に下れば、昨日休んだ七五三掛です。丸太ベンチに腰掛けて、しばし休憩。


七五三掛から御田ヶ原分岐までは昨日歩いた道。扇子森の下の分岐まで花の多い道を進みます。



【御田ヶ原分岐への花の道】


【扇子森見つつ、御田ヶ原分岐へ】

御田ヶ原分岐で左の鳥海湖への道へ入ると、なだらかな草地斜面にハクサンイチゲが群生。
昨日は見なかったウサギギクがポツポツ咲いていて、木道になると色いろいろの花たち。
振り返れば鳥海山は雲に隠れてしまいましたが、ハクサンシャジンやニッコウキスゲが続きます。


鳥海湖へ
【鳥海湖へ (拡大)】


【振り返る鳥海山】

鳥海湖近くになるとヒナザクラがあちこち点々と咲いていて嬉しくなりました。木道沿いにはキンコウカも咲いています。


鳥海湖
【鳥海湖】


ウサギギク

ヒナザクラ

ヒナザクラ

キンコウカ

笙ヶ岳へ
【御浜・鳥海湖分岐から笙ヶ岳へ (拡大)】

鳥海湖から上がった所に「御浜・鳥海湖 分岐」道標があり、鉾立へ戻るなら右ですが、今日は時間があるので左の笙ヶ岳へピストンしようと思います。

この先はタチギボウシが増え、相変わらず続くハクサンシャジンやトウウチソウ、トウゲブキ、チョウカイアザミなど色々咲き乱れています。

笙ヶ岳・大平分岐にはベンチが幾つかあったので、おにぎりタイムにし、ザックはデポしてサブザックで笙ヶ岳へ向かいました。


【笙ヶ岳・大平 分岐】

大岩が数個あるだけの小さな岩峰から下り、短いながら急登で上がった三峰から花の道になりました。



【三峰は花の庭園】


【花畑を二峰へ (拡大)】

所々でヒナザクラが群生し、小さな池塘もあって、なかなか先へ進めません。



【ヒナザクラ群生】


【池塘】

・・・・・  笙ヶ岳へのフラワーロード   ・・・・・






【笙ヶ岳山頂の三角点入口】

二峰を過ぎれば間もなく山頂で、三角点は右に入った所にありました。


笙ヶ岳山頂は広い草地の花畑で、ビックリにこにこ。 でも鳥海山が雲に隠れて残念・・・
夏雲が浮かぶ青空の下、花畑と鳥海山が見られたら最高ですが、贅沢を言ってはいけませんね。


笙ヶ岳山頂
【笙ヶ岳山頂 (拡大)】

笙ヶ岳花畑
【山頂一面の花畑 (拡大)】


【長坂道コースの麓 遊佐町方面】

笙ヶ岳から南は、急な尾根が麓へ伸びています。
晴れていれば遊佐町の広い田畑や日本海が見えるのでしょうけど、ガスで見え隠れするなか、これだけ見れただけでも良しとしなくてはいけませんよね。


笙ヶ岳に寄って本当に良かったなあと感激しながら、また花の稜線を戻って行きました。
小さな「岩峰」の先、分岐ベンチでザックを回収し、吹浦口コースへ向かいます。



【花の道ピストン】


【大平・御浜分岐ベンチへ】

分岐からは石畳の道になり、次の御浜分岐を過ぎた先で河原宿に着きました。

右の雪渓方面へ細道が付いていますが、昨日賽ノ河原で見た雪渓近道がこの道のようです。



私は大平登山口へ向かうので直進すると、ここにもヒナザクラが可愛く点々と咲いていました。


河原宿
【河原宿  右は賽ノ河原への近道】
清水大神
【清水大神】

笹が多くなり、ほぼ平坦な石畳を進んで行きます。

ニッコウキスゲやイワイチョウ、クルマユリなど咲いていて、実をむすび始めた花とまだ元気な花のバイカオウレン姉妹もいます。


チングルマの群生する小さな湿地帯になり、中央には池塘。倒れた道標の横に「清水大神」の板がありました。

笹の道のニッコウキスゲはポツポツとずっと続き、やがて露岩の見晴台に着きました。

下に見えるのが大平山荘でしょうか、ここからは急下りのようです。

見晴台
【見晴台から見る大平山荘】

【二ノ宿 五合目】

大した急下りではなかったけれど、苔むした石畳は雨で濡れていたら歩き難そうだなあと感じました。

石の階段になり、ふと振り返れば「二ノ宿 五合目」の道標。地図にある水場は気づきませんでした。


簡易舗装の道になり、雑木林を下って大平登山口に出ました。車道を下れば大平山荘です。
花や天気の様子で何時になるか分からなかったので、遅い「鳥海山乗合タクシー」を予約しました。
日帰り湯に入るには時間が足りないけれど、アイスクリームなど食べながら待機します。


大平口
【大平口を振り返る】

大平山荘
【大平山荘へ】

遊佐駅へ向かう途中、車窓から素敵な鳥海山に喜んでいると、写真撮影のために止めてくれて、とても親切なタクシーでした。

湯ノ台コース「滝ノ小屋」までの乗合タクシーも出しているようですが、酒田駅11時発。我が家からでは始発でも無理な時間なので、いつか下りで利用させてもらいたいと思いました。


笙ヶ岳〜鳥海山
【遊佐町から見る笙ヶ岳〜鳥海山】

この日は遊佐駅から羽越本線で鶴岡駅まで行き、駅前のビジネスホテル泊。この時はまだ、予約が取りにくい理由が分からなかったので、駅周辺にさほどビジネスマンがいる気配もなく、・・・? ラーメン屋さんすら探すのに苦労しましたが、翌日理由が分かって納得でした。



鳥海山は素晴らしい花の山でした。特に御浜〜七五三掛は色とりどりで眺望も良く、感動。笙ヶ岳も3人組さんにすれ違っただけですが、緩やかな山のポコポコ稜線は花いっぱいで、お勧めの静かな山でした。



 鳥海山・笙ヶ岳の花々




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