鏡平

かがみだいら(2300m)
平成28年8月5日~8日

この夏は、2006年の黒部五郎岳と2013年の薬師岳の眺望リベンジをすることにしました。
初日は新穂高温泉から小池新道を進み、鏡平山荘まで行くことにします。


2016.8.5
(金)
 上高地平湯温泉新穂高
温泉
風穴笠新道
入口
わさび平
小屋
小池新道
登山口
秩父沢シシウドヶ原鏡平山荘
晴れ
のちガス
 06:25着
 07:00発
07:25
07:40
08:15
08:20
09:05
09:10
09:40
09:50
10:00
10:05
10:3011:35
11:50
13:20
13:35
14:20着



今回はリベンジなので、天気図睨みながらの日程選び。小池新道は2001年以来15年ぶり。朝日の当たる小池新道では猛暑に苦しめられた記憶があるので本当は登りに利用したくないけど、午前中に黒部五郎岳に立つためには東側から入山するしかありません。なので2日目以降は快晴になって欲しいけど初日は曇って欲しいという、なんとも身勝手な願望。当然、直前に決める新穂高温泉への夜行バスは満席なので、数回の乗り継ぎ覚悟で新穂高温泉入りすることにしました。


上高地
【上高地】

4日のムーンライト信州は残席わずかながらあったのでラッキー。松本駅から乗り換え新島々へ行き、バスで上高地(2450円)まで進みます。

30分ほど時間があるので、河童橋まで散策。
清々しい穂高連峰に無事な山行を祈りました。

上高地始発のバスで平湯温泉(1160円)へ行き、新穂高温泉(890円)行きに乗り変えます。

平湯温泉
【平湯温泉】
新穂高温泉
【新穂高温泉】

ようやく新穂高温泉に到着。
新穂高センターで登山届を提出し身支度して、いよいよスタートです。

ゲートから木陰の左俣林道へ進みます。
ホタルブクロやクサボタンが咲いていました。

左俣林道 ゲート
【左俣林道 ゲート】

強い日差しにガックリしながら進んで行くと、数メートル先の路上を霧が流れて行きます。
大岩の間から冷たい風が吹き出している風穴。 本当に嬉しい「お助け風」で、しばし休憩。



【路上に霧】

「お助け風」風穴
【「お助け風」 風穴】

笠新道分岐
【笠新道分岐】

中崎橋を渡ると、ようやく笠新道分岐です。
水場もあるので、木陰で休憩します。

太陽ギラギラ砂利道を進むと、わさび平小屋。
さっき休んだばかりだけれど、ここでも休憩。

わさび平小屋
【わさび平小屋】
小池新道 入口
【小池新道 入口】

日差しの強い砂利道を進み、左俣谷にかかる橋の手前に小池新道入口の道標がありました。

この先からは、小石や大岩ゴロゴロの道。

左俣谷の水音は涼しげですが、実際は岩の照り返しで暑い道が続きます。

左俣谷
【左俣谷の流れ】
小池新道
【ひたすら暑い小池新道】

木陰がないので、早く曇ってくれないかな~とぼやきながら登るしかありません。

秩父沢のちょっと広い河原に出ました。
この先で木陰を捜して、お昼にします。

秩父沢
【秩父沢】

この先もずっと大岩ゴロゴロが続きますが、少し日差しが弱まったでしょうか。
所々で樹林帯の木陰になるので、ホッとします。 途中に風穴もあり、ほんと、嬉しい~


「チボ岩」
【「チボ岩」】

風穴
【風穴】

小池新道
【岩ゴロゴロの小池新道】

日差しは、強まったり弱まったり。
なので皆さん、あちこちで休憩中。

シシウドヶ原あたりに来ると、ようやく雲の下になりました。ベンチがあるので、休憩にいい場所です。

シシウドヶ原
【シシウドヶ原】


ヤナギラン

ミソガワソウ

ハクサンフウロ

トリカブト

「熊の踊り場」
【「熊の踊り場」】

ミヤマアキノキリンソウや花の終わったキヌガサソウなど見ながら急登していくと、木道が現れました。
「熊の踊り場」の板が置かれています。


「あと5分」のペンキ文字に喜び、やがて池塘の点在する鏡平に上がってきました。


「あと5分」
【「あと5分」】

鏡平
【池塘の点在する鏡平】

鏡平山荘手前の鏡池に到着。池に映る逆さ槍が素晴らしいはずですが、今はガスで何も見えません。

木道を少し進んで、鏡平山荘に到着しました。


鏡池
【鏡池】

夜行バスで来た時は双六小屋まで頑張ったけれど、今日はスタートが遅いので鏡平山荘泊まり。
受付後は早速楽しみにしていた、かき氷タイム。価格が2001年の時と同じでビックリ嬉しい。


鏡平山荘
【鏡平山荘】

宇治金時
【宇治金時 700円】

部屋でしばらく皆さんとおしゃべりしていましたが、明るくなってきたので外に出ました。
またかき氷が食べたくなって今度はみぞれ。下界では殆ど食べませんが山のかき氷は格別です。


ひょうたん池
【山荘前 ひょうたん池】

みぞれ
【みぞれ 500円】

布団は3枚に4人とのことで、夕食は以前より美味しくなったような気がしました。


鏡平山荘 夕食
【鏡平山荘 夕食】
鏡池の槍~穂高
【鏡池の槍~穂高 (拡大)】

夕食後は、残照に染まる槍~穂高が映るはずの鏡池で待っていると、雲が徐々に流れ、ようやく稜線が姿を現しました。

が、この後はまた雲に隠れてしまいました。
それでも鏡のように静かな水面に映った姿は美しく、感謝でした。

暮れなずむ夕暮れ。
人のいなくなった山荘前のベンチ。
流れる霧が墨絵のようで、幻想的な景色に魅せられ動けませんでした。



明日は晴れてくれますように!

幻想的な夕暮れ
【幻想的な夕暮れ (拡大)】




前回:小金沢連嶺    HOME    山域別    翌日:双六岳・三俣蓮華岳