大源太山・三国山

だいげんたさん(1764m)・みくにやま(1636m)
平成28年6月2日〜4日

今日は、週末でもちょっと静かそうな大源太山から、今回の谷川連峰主脈の山々を眺めようと思います。
樹林の緩やかなアップダウンで、思いのほか見晴しもいい尾根歩き。三国山からは眺望の木段下りでした。


2016.6.4
(土)
 平標山の家大源太山
分岐
大源太山三角山三国山笹原
ベンチ
三国峠三国峠
登山口
浅貝
雪ざさの湯
浅貝
BS
晴れ  06:05発07:0007:20
07:40
08:0509:20
09:45
10:00
10:10
10:30
10:35
11:0011:40
12:30
12:33着
12:37発



平標山の家 朝日
【朝日】

平標山の家は、山の鞍部に建っているので日の出は見れないけれど、エビス大黒ノ頭の横から朝日が輝き始めました。

5:30からの朝食をいただいて、出発。
薄雲が棚引いているけど、今日も素晴らしい青空で感謝です。

大源太山へ
【大源太山へ】

ダケカンバなど広葉樹林の明るい尾根道で、足元にはマイヅルソウやアカモノが群生し、
イワカガミやツバメオモト、東側にはシラネアオイなども咲いていました。


マイヅルソウ群生
【マイヅルソウ群生】

アカモノ群生
【アカモノ群生】


ツバメオモト

シラネアオイ

ウワミズザクラ

ベニサラサドウダン


全体的に見晴しのいい笹道で、西側の山々が一望。 正面の奥に見えるのは、佐武流山です。
グレートトラバース2:15minで見たばかりの山で、田中陽希さんが笹と悪戦苦闘していた山。
「さぶりゅうやま」という読み方すら知らない山だったけど、こうしてみてもかなり奥深い山ですね〜


佐武流山〜苗場山
【佐武流山〜苗場山 (拡大)】

平標山〜仙ノ倉山
【平標山〜仙ノ倉山を振り返る】

振り返れば、昨日歩いた平標山〜仙ノ倉山に朝日が当たって清々しい姿です。

緑いっぱいのブナ林を進むと、やがて大源太山の山頂分岐で、道標の下にはマイヅルソウが群生していました。

大源太山分岐
【大源太山分岐】
赤城山方面
【赤城山方面】

短い急登で稜線に上がると南東側の展望が広がりました。皇海山とか赤城山方面だと思います。


緩やかになった尾根道を奥へ進んで行くと、くねくねブナが増えてきて、楽しい熊笹道。
まだ花を沢山咲かせているムラサキヤシオ。上5本が短く、下5本が長い、特徴のある雄蕊です。



【くねくねブナ】


【ムラサキヤシオ】


ムラサキヤシオ

ミツバオウレン

ウラジロヨウラク

アズキナシ

大源太山山頂から望む平標山〜仙ノ倉山
【大源太山から望む平標山〜仙ノ倉山 (拡大)】

大源太山の山頂に到着です。
ほど良くこじんまりとした山頂で、平標山〜仙ノ倉山がひとつの大きな山のように見えていました。

その右には昨日歩いたエビス大黒ノ頭や万太郎山、谷川岳も見えていて、嬉しい眺め。

エビス大黒ノ頭〜万太郎山〜谷川岳
【エビス大黒ノ頭〜万太郎山〜谷川岳 (拡大)】
三国山方面
【三国山方面】

これから向かう三国山や、その右の佐武流山方面も見えて、狭いながらも落ち着く雰囲気の山でした。

先ほどの山頂分岐に戻り、熊笹の低木帯を三角山目指して進みます。

三角山へ
【三角山へ】

三角山は山頂というより三叉路ピークといった雰囲気で、三国山や浅貝への道が分岐しています。
平標山〜仙ノ倉山や、今歩いてきたばかりの大源太山からの道も見下ろせて、ちょっと楽しい。
皇海山や赤城山、佐武流山や苗場山など、遠くの山並みの眺望も素晴らしい小ピークです。


三角山山頂から振り返る平標山〜仙ノ倉山  大源太山
【三角山山頂から振り返る平標山〜仙ノ倉山  大源太山 (拡大)】

イワカガミやヨツバシオガマなど見ながら、ブナなどの樹林帯や笹の尾根道を交互に歩いて行きます。



【ブナ林】

三国山へ
【あと小ピーク二つ越えて三国山へ】

平標山や大源太山
【何度も振り返ってしまう平標山や大源太山】

小さなアップダウンを繰り返すので、登り返しになると、何度も振り返ってしまいます。

大源太山の後ろに隠れていた平標山〜谷川岳の稜線が、またよく見えてきました。

三国山には巻き道があり、その分岐に来ました。
何度も来ている人で平標山へ急ぎたい人には、便利な巻き道かも知れませんね。

三国山 巻き道分岐
【三国山 巻き道分岐】

地図には「三国山:南面の展望よい」と書かれているので、北面の展望はよくないかも知れません。
歩いてきた谷川主脈方面は見納めとなるので、名残惜しく眺めて山頂へ向かいました。


谷川連峰主脈
【そろそろ見納め 谷川連峰主脈 (拡大)】

三国山 山頂
【三国山 山頂】

稜線の南側に出た所が三国峠分岐のようで、左へ進むと三国山の山頂に到着しました。

なるほど、北面は木々に隠れて全く見えませんが、南面は180度の眺めです。ちょっと早いけど、簡単お昼にします。

先ほどの三国峠分岐へ。道標がありませんが、ここから左下に向けて、長い階段道が続いています。

三国峠分岐
【三国峠分岐 左へ】

レンゲツツジやウラジロヨウラクが咲くガレ場の木段が終わると、笹原の階段下りになりました。
ベンチも所々に設置されているし、眺めもいいので、しばしコーヒータイム。


三国山階段道
【ガレ場の長い木段】

三国山階段道
【笹原の階段 途中にベンチ】


【ヤマツツジ続く樹林下り】

樹林帯になっても木段道は続き、咲き始めのヤマツツジが多くなってきました。下の方は花盛りで、朱色に染まっています。

鳥居のある三国峠に下り立ちました。
三国峠は越後と上州を結ぶ街道の要所で、神社には上野赤城・信濃諏訪・越後弥彦の三明神が祀られているそうです。

今日は土曜日。新潟側と群馬側の両方に駐車場完備の登山口があるので、この山は人気らしく、けっこう登山者が上がって来ました。

三国峠 「御阪三社神社」
【三国峠 「御阪三社神社」】


ヨツバシオガマ

エチゴキジムシロ?

レンゲツツジ

タニギキョウ

(ミヤマキンバイかと思いましたが、3枚葉の下に2枚葉があるので、エチゴキジムシロかなと思います)

三国権現御神水
【三国権現御神水】

三国峠からは緑いっぱいの緩やかな木陰道。
途中に「三国権現御神水」がありました。

国道に下り立った所に、「上信越自然歩道・三国峠登口」の大きな看板がありました。

虫捕りさんがいたので、「何がいるんですか」と聞くと大きな網の底に、1pくらいの小さな昆虫がひとつ。なんとかゾウムシの調査だそうですが、オジサン3人の嬉しそうな顔が、可笑しくて楽しかったです。

上信越自然歩道「三国峠登口」
【上信越自然歩道「三国峠登口」】

あとは浅貝まで長い車道歩きですが、車はさほど通らないので、ボーっと歩ける車道です。
バスまで時間があるので、近くの「雪ささの湯」へ。早い時間なので誰もいなくて、ゆったり寛げました。



【トンネル橋】


【雪ささの湯】

バスで越後湯沢駅に出て、新幹線で帰途に就きましたが、
帰宅したら、山の家領収証と一緒に割引券が出てきて、頂いていたのをすっかり忘れていました。



【雪ささの湯 茶褐色のにごり湯】


【雪ささの湯 割引券】


大源太山は平標山や仙ノ倉山が眺められ、とても静かな山でした。三国山は人気の山のようで登山者ともけっこうすれ違いましたが、ニッコウキスゲが群生するそうなので、その頃はまた一段と賑やかになるのでしょうね。今回の谷川縦走は初日がビックリでしたが、ロープウエイ最終に乗り遅れた場合の、比較的安全な下山道を見つけたと思えば、ラッキー(?笑)かも知れません。メインの二日間は青空に恵まれ、虫にも遭わず、気持ちのいい稜線歩きが出来て、感謝の山旅でした。



 大源太山・三国山の花々




前回:谷川連峰主脈    HOME    山域別    次回:早池峰山