ワラビタタキ・赤鞍ヶ岳・菜畑山

わらびたたき(1257m)・あかくらがたけ(1299m)・なばたけうら(1283m)


いつか芽吹きの頃に歩こうと、ずっと気になっていた菜畑山の東の山々を歩いてきました。
赤鞍ヶ岳(ワラビタタキ)から朝日山(赤鞍ヶ岳)と、明るい自然林が続く楽しい尾根歩きでした。


2016.4.30
(土)
 大栗ゴトウ岩
少し下
巌道峠
分岐
ワラビ
タタキ
ウバガ岩赤鞍ヶ岳岩戸ノ峰ブドウ岩
ノ頭
菜畑山林道曙橋
晴れ  08:10着
 08:15発
09:10
09:20
10:0010:10
10:15
10:20
10:30
11:15
11:35
12:1012:40
12:50
13:40
14:05
14:2015:00着
15:15発



道志山塊には「赤鞍ヶ岳」という名の山が二つ隣り合っていて困ってしまいますが、どちらが正しいのか私には分からないので、レポでは地理院地図に従って、昭文社地図の「朝日山」を「赤鞍ヶ岳」、「赤鞍ヶ岳」を「ワラビタタキ」と呼ぶことにします。


道志の山は静かで広葉樹林が多く好きな山域ですが、何と言ってもバス便が悪い。登山に利用出来る三ヶ木〜月夜野は土日のみで、月夜野〜道志方面は休日はない。バス派の登山者には土曜限定の山域となってしまい、菜畑山から東の山はなかなか行けずにいましたが、GWはどこも混みそうなので、思い切って行ってみることにしました。

橋本駅6:20発の三ヶ木行バスは、今まで座れないことなどなかったけれど、今日はビックリ、超満員です。三ヶ木6:55発の月夜野行バスは増発が出て2台運行となり、さすがGW大盛況。しかし月夜野まで乗ったのは城ヶ尾峠へ向かうという二人組さんと私だけでした。

月夜野7:50発の長又行きに乗り換え、大栗で下車。向かいに道が伸びていますが、小さな道標は西を指しているので、登山口はもう少し先にあるのかなあと、バス道路を少し行ってみました。

しかし、その先に右へ入るような道はないので、引き返してバス停向かいのこの道へ入ると、突き当りに道標があり、ホッとひと安心しました。


大栗
【大栗】

【右の道は違った・・・】

が、次も間違い。

舗装道路を上がって行くと、右の植林に登山道? はっきりしたジグザグ道で、これは近道かなと思いましたが、林道ガードレール下で消滅。

同じように間違ってピストンする人が多いようで、はっきりした道になっていました。実線ルートはあまり調べもせずに来るので、要注意。

引き返して先へ進めば、すぐ先のカーブミラー横に入口道標がありました。

短い階段を上がればまた道標があり、地図に記載の畑はこの辺にあったのでしょうか、今は空地の上の植林に道がついていました。

ワラビタタキ(赤鞍ヶ岳)登山口
【ワラビタタキ(赤鞍ヶ岳)登山口】

【振り返る送電鉄塔】

やれやれ、やっと登山道。
安心して登って行くと送電鉄塔が見えて来て、足元にはワラビがちらほら。まだ食用になりそうな若いワラビも少しいました。

振り返れば、後ろにドーンと大きな加入道山。
御正体山の横に富士山も見えています。

すぐ上で林道を横断し、気持ちのいい自然林の緑の木洩れ日の中を登って行きます。


【木洩れ日】
大室山と加入道山
【振り返り見る大室山と加入道山】

明るい緑の支尾根から振り返れば、加入道山の後ろの大室山も見えてきました。眺めながら、休憩。

気持ちのいい尾根を登って行くと「ゴトウ岩」。
ゴトウとはヒキガエルのことだそうで、通り過ぎて振り返れば、確かに大カエルに見えました。

ゴトウ岩
【ゴトウ岩】

【急登】

ゴトウ岩の上からは急登になりました。
足元のスミレなど見ながら、頑張って登ります。

ゆっくり歩調のご夫婦?の先に行かせていただき、尾根に乗った所が厳道峠の分岐。

今のお二人はここから東へ進まれたようで、この後は誰にも会いませんでした。

巌道峠分岐
【巌道峠分岐】
ワラビタタキ(赤鞍ヶ岳)
【ワラビタタキ(赤鞍ヶ岳)  1257m】

緩やかになった稜線を西へ進むと雨量計測施設があり、すぐ先のピークにすっかり文字の消えた看板が置かれていました。

その奥に三角点があったので、ここがワラビタタキ(赤鞍ヶ岳)のようですが、山頂標柱も山名札もありません。

昭文社地図では、何故ここを「赤鞍ヶ岳」と記載しているのでしょう。何か訳があるのかな。

ここから先はブナ大木もあって、緩やかな稜線。
なんて気持ちのいい尾根道なんでしょう〜♪


【ブナの稜線】

緩やかに下った先がウバガ岩のようで、素晴らしい眺めです。
富士山と、これから向かう菜畑山〜赤鞍ヶ岳。 その右にチラッと見えているのは八ヶ岳。
更に右には白谷丸が見えるので、小金沢連嶺でしょうか、素晴らしいです。


ウバガ岩
【ウバガ岩から見る菜畑山と赤鞍ヶ岳 (拡大)】


【小金沢連嶺 (拡大)】

大室山 加入道山
【大室山 加入道山】

南に、大室山と加入道山。こうして見ると加入道山も立派な山容で、大室山の弟分みたいです。

道志側から見る加入道山の東ピークが「前大室」と呼ばれることに納得できる姿でした。

芽吹きの木々に、ミツバツツジのピンク。
アカバナヒメイワカガミも、ちらほら咲いています。


【わずかに岩稜】
赤鞍ヶ岳へ
【赤鞍ヶ岳へ】

木々に透けて見える赤鞍ヶ岳をめざして、緩やかな登りの稜線歩きが続きます。


ミツバツツジの濃淡や、鮮やかな黄緑色の若葉が素敵な明るい尾根道です。


ミツバツツジ
【濃淡のミツバツツジ (拡大)】


【芽吹きの尾根道】

やがて竹之本への分岐がある秋山峠に出ました。木陰があれば、ここでお昼にしても良さそうな開けた草地でした。


秋山峠
【秋山峠】

芽吹きの明るい小笹道を進むと、赤鞍ヶ岳の山頂に着きました。
ここには「赤鞍ヶ岳」の道標が2つあって、手作り山名札もありました。
見上げれば、コブシの白い花がちらほら咲いていて嬉しい。ここで簡単お昼にします。


赤鞍ヶ岳(朝日山)1299m
【赤鞍ヶ岳(朝日山)1299m  手作り山名札】


【見上げるコブシ】


ホタルカズラ

ツルキンバイ

フデリンドウ

アカバナヒメイワカガミ


岩殿山へ
【明るい萌黄色の尾根を岩殿山へ (拡大)】

明るい小笹道を緩やかに下って登り返したピークが岩殿山でしょうか、そこからは細かなアップダウンが続くようになりました。

次のピークが「岩戸ノ峰」。
小さな山名札が掛かっています。

岩戸ノ峰
【岩戸ノ峰 手作り山名札あり】


左に見えてきた菜畑山へ向かい、コブを越えて下ったカラマツ林が本坂峠。
ここには「道志口峠」と記された古い札が掛かっていました。


菜畑山へ
【左の菜畑山へ】

本坂峠(道志口峠)
【本坂峠(道志口峠) 手作り山名札あり】

次の小ピークへ登り返すと、ブドウ岩ノ頭。
ここにも手作り山名札があって、それぞれ作った人が違うようで、楽しい。


ブドウ岩ノ頭
【ブドウ岩ノ頭 手作り山名札あり】

ブドウ岩ノ頭からは130mくらい下るようで、緩急2度の下りがあり、もったいないけど仕方ない・・・
その後は新緑のブナ林にミツバツツジも咲いて、最後の登りを頑張ります。



【ブナ林】


【ミツバツツジ】

菜畑山
【菜畑山 山頂】

最終ピーク、菜畑山山頂に到着。
菜畑山は4度目ですが、なんと、東屋がなくなって丸イスだけが残っていました。キノコのような一本柱の東屋だったので、倒れやすかったのでしょうね。

富士山は雲に隠れてしまいましたが、目の前には菰釣山など甲相国境尾根が広がっています。バスまで余裕があるので、ゆっくりティータイムにしました。

あとは真っ直ぐ急下りで、林道終点に下り立ちました。和出村へのルートは3度歩いているので、今日は曙橋へ下ります。

菜畑林道終点
【林道終点】

くねくね長い林道歩きで、見晴しのいい区間や養豚場を回り込んで下り、曙橋BSへ向かいました。



【林道の見晴し区間】

曙橋BSへ
【曙橋BSへ】

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雨跳ねで可哀想なヒゴスミレ

アケボノスミレ

フモトスミレ

アカネスミレ
 

エイザンスミレ

ナガバノスミレサイシン

タチツボスミレ

マルバスミレ

帰路は月夜野行きのバス便がないので旭日丘行きに乗り、旭日丘で御殿場駅行きに乗り換えます。丹沢山塊をぐるっと大きく回り込むことになるので、往路より大幅に時間がかかりましたが、気になっていた区間を歩けて良かったです。殆ど人に会わず、GWとは思えない静かな尾根歩きが出来ました。今度はいつか秋山方面へ抜けたり、平野峠へ進んだりして、また繋げていきたいと思います。




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