城山・湯河原梅林・幕山

しろやま(663m)・まくやま(626m)


そろそろ湯河原方面の梅林も見頃になったようなので、幕山へ行くことにしました。
今回は城山で海を眺め、梅林で春の彩りを楽しんでから幕山へ向かうことにします。


2016.2.27
(土)
 湯河原駅城山椿台
休憩舎
しとどの窟湯河原梅林幕山湯河原梅林五郎神社湯河原駅
晴れ  08:15着
 08:25発
10:00
10:15
10:4010:55
11:00
11:30
12:30
13:20
13:50
14:25
15:00
15:3516:00着
16:13発



週末の幕山山頂は大混雑が予想されるので、今日は午前中に城山へ行き、昼下がりに幕山へ着くようにしようと思います。湯河原駅の改札を出て左へ進み、東海道線の下を潜った後は真っ直ぐ北上します。ずっと舗装道路ですが、みかん畑があったり、面白い昭和の映画看板があったり。


城山へ
【道標読めず・・・ 右へ】

かなり上がった先、この分岐は道標の文字が読めなくなっています。

地図を見ても、現在地が分からない・・・ 
とりあえず右へ行きます。

次の分岐道標は湯河原駅方面だけを示しています。城山からは2度下ったことがあるので軽く考えていましたが、上ってみると意外とあちこち道が延びているものだなあと思いました。

城山方面は左ですが、地図は右の尾根に乗ってから左へ向かうようなので右へ進んでみます。


【城山は? 右へ】

かぶと岩の入口は記憶があり、右上へ登ると頼朝が兜を置いたという岩が見えてきました。


かぶと岩 入口
【かぶと岩 入口】

かぶと岩
【かぶと岩】

あとは分かりやすい道が続き、途中から舗装道路に平行する登山道を歩いて行きます。
ピクニックランドは木々に囲まれた芝生広場で倒木ベンチや東屋があり、下には真鶴半島。


ピクニックランド
【ピクニックランド】

ピクニックランド
【真鶴半島】

城山 山頂
【城山 山頂】

アジサイ植栽地を過ぎると、城山の山頂。
ここも広い芝生広場で、「土肥城址」と刻まれた石碑や、屋根だけ残った?東屋があります。

目の前は、太平洋。
今日は霞んでいますが、初島が可愛らしい。

休憩後はこの先の「しとどの窟」へ。

初島
【初島】

石畳で整備された道を進んで行くと、ベンチのある小さな芝生広場。
更に進んで行くと明るい遊歩道になり、春告げ花のオオイヌノフグリが咲いていました。


芝生広場
【ベンチのある芝生広場】

遊歩道
【遊歩道】

椿台 休憩舎
【椿台の展望所】

下った所が椿台で、南側に伸びる岩戸山~十国峠の緩やかな尾根が見渡せます。

2階は売店があったらしい雰囲気の休憩所で、1階にはトイレがあります。下りたら車道を左(東)へ進みます。

さっきの遊歩道の下を通るトンネルを潜ると、右手に小さな駐車場があり、ここが「しとどの窟」入口。

「しとどの窟」入口
【「しとどの窟」入口】

石仏が並ぶ急坂を下って行くと、途中に湯河原梅林への分岐があり、後ほどここから下ります。


しとどの窟へ
【石仏並ぶ、しとどの窟への急坂】

湯河原梅林分岐
【湯河原梅林分岐】

しとどの窟
【しとどの窟】

奥へ進むと、頼朝が隠れたという「しとどの窟」があり、清水のしたたり落ちる大岩の奥に、沢山の石仏が祀られています。

傍らに「南無阿弥陀仏」と記されているので、奥に安置されているのは阿弥陀仏のようです。


先ほどの分岐に戻り、左の谷間を下って、湯河原梅林へ向かいます。
明るい林道に出た所が地図の「登山道入口」で、右下へ進みました。



【谷間を下る】

「登山道入口」
【「登山道入口」 林道を右下へ】

更に下の林道に合流して、右へ進むと湯河原梅林の西端に出ました。
山肌斜面に紅白の梅が広がっていて、池周辺の紅白梅もきれいです。



【湯河原梅林】

真鶴半島
【池周辺の紅白梅】

東屋も配置されていて、紅白梅のグラデーションがとてもきれいでした。
春を待つ赤味を帯びた木々の色あいと相まって、何とも言えない柔らかい色彩が美しい。


湯河原梅林
【紅白梅の柔らかなグラデーション】

湯河原梅林と幕山
【湯河原梅林と幕山 (拡大)】

中央広場に来ました。幕山の山裾に広がる湯河原梅林が青空に映えています。

ちょうどお昼時。イベント会場から津軽三味線や民謡「秋田大黒舞」が聞こえてきています。頭の中で、姫神の「明けの方から」がダブっている・・・(笑)


以前の石碑は「幕山公園」でしたが、今は「湯河原梅林」。梅の花を愛でながら、右上へ。


「湯河原梅林」
【石碑「湯河原梅林」】

幕山へ
【梅眺めつつ 幕山へ】

下山者とすれ違いながら登って行きます。

梅林最高地点から振り返る幕岩では、
あちこちでクライミングの練習中。


湯河原幕岩
【湯河原幕岩 クライミング (拡大)】
幕山へ
【幕山へ】

この時間、登る人より下る人が多く、時々団体さんともすれ違いながら登って行きました。

1時間足らずの山ですが、ずっと明るい落葉樹林なので、気持ちいい登りです。


足元に小さな紫。アカネスミレかな、まだアオイスミレも見てないのにさすが温暖な地です。



【アカネスミレ】

真鶴半島
【真鶴半島】

幕山山頂に着きました。が、まだまだ人が多くて、とてもカメラは向けられず、先にお昼にしました。

グループさんが何組かスタートしてから山頂の写真を撮りました。ここは広い草地なので、宴会するには適した山なのです。


幕山 山頂
【幕山 山頂】

【梅林を下る】

もう花見気分になっていたので、帰りは南郷山へ向かわず、また梅林へ下りました。先ほどは梅林の西側を見たので、今度は東側を回ってみます。


こちらは枝垂れ梅が多く、ベンチでティータイム。午後の光に菜の花の黄も和らいで見えます。


枝垂れ梅
【枝垂れ梅】

湯河原梅林
【春の彩り】

みかん即売
【みかん即売】

駅までは、川の南側バス通りがやや近道ですが日陰で寒そう。北側の方が日当たりもよく、静かな道です。

途中のみかん即売では感じのいい母娘さんがいたので、みかん100円・文旦200円・ネーブル300円などいっぱい買って、オマケもいただいてザックが一気に重くなりました。柑橘類は大好きなので、嬉しいお土産です。

傾いたお日さまに感謝しつつ、海を眺めながら下って行きました。

五郎神社からはバス通りを右へ。
駅まで歩いても大したことないので、バス時刻も調べませんでしたが、少し先でバスに抜かれました。この通りはバス本数も多いのかも知れません。

湯河原駅へ
【海を眺めながら湯河原駅へ】


日差しが春めいてくると、ピンクの彩りの景色が見たくなります。湯河原の梅林はアクセスも簡単で、城山や幕山など花見気分にはちょうどいい山が近くにあるので、手頃なコース。梅の花も見頃で、青空に映えて楽しい一日でした。




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