南沢岳・不動岳・船窪岳

みなみさわだけ(2625m)・ふどうだけ(2595m)・ふなくぼだけ(2459m)
平成27年9月22日〜24日

今日は、あの崩壊ガレ場が続く南沢岳から不動岳を歩いて船窪小屋へ向かいます。
予想以上にアップダウンがありましたが、噂通りの素敵な山小屋で寛ぐことが出来ました。


2015.9.23
(祝)
 烏帽子
 小屋
南沢岳不動岳2341m?船窪
第2ピーク
船窪山頂船窪乗越テント場船窪小屋
晴れ  06:00発07:35
08:00
09:25
09:45
10:35
10:45
12:05
12:40
13:50
13:55
14:1014:5515:15着



今日は読みの難しいコースなので、早発ちしようと朝はおにぎりにしてもらいました。(朝食は6時から)
晴れていましたが、テント場手前のヘリポートに上がってみると、東の地平線には雲が横たわり、隙間が輝いているだけ。ご来光は諦めて小屋に戻り、ポットの湯(500ml-250円)で作ったポタージュだけ飲んでスタートしました。

昨日歩いた烏帽子岳方面へ進みます。

前烏帽子岳のあたりで、ようやく雲の上から朝日が顔を出してくれました。今日も青空で感謝です。


朝日
【ようやく朝日】
南沢岳へ
【四十八池終点から南沢岳へ】

霜の草紅葉や朝日に輝くチングルマの穂など見ながら、昨日散策した四十八池の道を進み、南沢岳手前まで来ました。







南側から見るとトンガリだった烏帽子岳。
朝日を受けながら登りつつ振り返ると、だいぶ烏帽子っぽくなっています。

烏帽子岳
【振り返る烏帽子岳】

南沢岳の頂稜は細長いザレ広場で、正面の薬師岳〜立山の稜線を眺めながら、朝食にしました。


南沢岳山頂から
【南沢岳山頂から烏帽子岳・水晶岳方面 (拡大)】

南沢岳山頂から
【南沢岳山頂から薬師岳方面】

南沢乗越へ
【南沢乗越へ】

崩壊ガレ沢の崖際を下ったり、低木帯に移ったりしながら下って行きます。


崩壊ザレ下り
【振り返る崩壊ザレ下り】

南沢
【南沢】

小ピークを幾つか下って行くので、どこが南沢乗越かよく分からないまま下って来ました。


南沢岳の下り
【南沢岳の下りを振り返る】
不動岳へ
【不動岳へ】

ようやく不動岳の山頂らしいピークが見えて来て、紅葉の山肌を登って行きます。


不動岳の山頂に着きました。 なんて素晴らしい展望なんでしょう〜♪
左には薬師岳〜五色ヶ原〜立山・剱岳の稜線がすっきり見えています。
右には針ノ木岳と、明日歩く蓮華岳や北葛岳がよく見え、奥に鹿島槍ヶ岳も見えています。


不動岳の山頂
【立山・剱岳       不動岳山頂      針ノ木岳・蓮華岳 (拡大)】

歩いて来た烏帽子岳や南沢岳なども振り返りながら、ゆっくり眺望タイム。
不動岳からは、またしばらく下りが続きます。黒部湖など見ながら下って行きました。


烏帽子岳〜南沢岳
【烏帽子岳〜南沢岳 (拡大)】

黒部湖
【不動岳から黒部湖見つつ下る】

樹林帯
【樹林帯】

樹林帯に入ると、シラビソや黄葉のダケカンバなどで、足元にはゴゼンタチバナの赤い実がちらほら。

時々、高みに出ます。向かい側に、今日の宿の船窪小屋らしい屋根がチラッと見えていました。

ここからヒョイと飛んで行きたい気分ですが、あそこまでは崩壊した不動沢をぐるっと回り込んで行かなくてはいけません。

2341m?
【2341m?】
小ピーク
【幾つもの小ピーク】

この先にもポコポコと小ピークが見えてきて、2341mや2299mがどれか分からず、アップダウンを続けて行きました。


ザレた地質なので所々梯子やロープ場があるけれど、ナナカマドやダケカンバの赤や黄が美しい。
左に立山や黒部湖が見えてきたり、右に高瀬ダムや燕岳が見えてきたりしながら下って行きます。


樹林帯
【樹林帯】

高瀬ダムと燕岳
【高瀬ダムと燕岳】

そろそろかなと登り続け、ようやく船窪岳第2ピークに着きました。小さな木陰で、お昼にします。


船窪岳 第二ピーク
【船窪岳 第二ピーク】
蓮華岳〜北葛岳
【蓮華岳〜北葛岳 (拡大)】

船窪岳第2ピークの下りになると、正面に蓮華岳〜北葛岳の尾根が見えて来ました。明日はあの「蓮華の大下り」を大登りします。

地図に記されているように、第2ピークからは梯子やロープの下りが多くなってきました。

ザレ急下り
【ロープのザレ急下り】

ザレた地質の下りが続くので、注意しながら下って行きます。


樹林帯
【樹林帯もザレ】

崖際もザレ
【崖際もザレ】

ロープや桟橋がなければ通行出来ないような所もあるので、台風通過後などは要注意。
特にザレのヤセ尾根は中央部が極端に狭いので、ビックリ。 慎重に通り抜けました。


ロープ 桟橋
【ロープ 桟橋】

ザレのヤセ尾根
【ザレのヤセ尾根】

「船窪岳山頂」
【 「船窪岳山頂」 】

樹林帯を梯子で登り返したら、間もなく道標が見えて来て、ここが船窪岳の山頂でした。

小ピークの通過点といった感じで、船窪岳第2ピークの方が標高も高く、山頂らしい雰囲気です。

針ノ木谷古道への分岐道標が立つ船窪乗越から、また登り返しです。最後に、また登りが待っているので大変だけれど、頑張るしかありません。

船窪乗越から
【船窪乗越から登り返し】

急登が終わると緩やかになり、周辺は紅葉黄葉の森。 午後の光に輝いて、素晴らしい〜♪


紅葉
【紅葉】

黄葉
【黄葉】

簡易トイレのあるテント場に着きました。右下に水場への細い道が下りています。
登りはもう終わりかと思ったけれど、まだ先にアルミ階段が控えていて、もうしばらく登りが続きました。


テント場
【テント場 左にアルミ階段 右に水場分岐】

船窪小屋へ
【船窪小屋へ】

天空の宿 船窪小屋へ
【天空の宿 船窪小屋へ】

七倉岳分岐を過ぎてようやく下りになり、やがて前方に今日の宿、船窪小屋が見えてきました。

テレビで「天空の宿」と紹介されたのが納得の、素晴らしいロケーションです。


タルチョーと呼ばれる五色の祈祷旗で飾られた入口から入ると、囲炉裏のあるランプ部屋。
早速温かなお茶でおもてなしを受け、案内された部屋にもランプが下がっていました。
ランプが灯されると何ともいえない心安らぐ匂いが漂って、アロマセラピーみたいに癒されます。


船窪小屋
【船窪小屋】

ランプの宿
【ランプの宿】

今日の宿泊者は19人。ご夫婦が数組いましたが、あとは単独ばかりです。

すべて手作りの美味しい夕食に皆さんで感動した後、7時からほんのり甘いネパールティーをいただきながらの「お茶会」がありました。SW中は混雑のため中断していたので久しぶりのお茶会だそうで、針ノ木谷古道のDVDや自己紹介がありました


船窪小屋お茶会
【そろそろ、お茶会】

船窪小屋のお客さんには色々なルートの人が多いようで、今回も栂海新道から上高地へ抜ける人や、黒部からの周回という人がいて、私は頭の中で地図を広げ、皆さんも大盛り上がり。黒部からの周回とは、読売新道〜水晶〜針ノ木岳谷古道ということのようで、他にも昨夜は水晶小屋泊だったという私より年配(多分)男性がいてビックリ仰天でした。

そういえば先日の餓鬼岳小屋でも、「去年から登山開始。初めての北アルプスなので初心者向の燕岳へ行こうと思い、餓鬼岳から入山して北アルプスの大変さを知った。」という若者がいました。「初心者は合戦尾根から入るものだ。」と言われたら、「三大急登と書かれていたので避けました。」と返ってきて大笑い。皆さんから「大凪山を越えたら、もうどこも怖くないよ。」と言われていましたが、マイナーな小屋には面白い人がいて楽しいですね〜

夕方にはガスって日没も夕焼けも残念でしたが、温かな雰囲気の会は、お父さん・お母さん・スタッフの方の話も盛り上がって8時半まで続き、その後消灯となりました。今日の無事と素敵な宿に感謝して就寝。




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