槍ヶ岳

やりがたけ(3180m)
平成27年8月3日〜7日

今日は東鎌尾根から槍ヶ岳を目指し、南岳までの稜線歩き。
緩急交互の東鎌尾根は楽しく、夕暮れの空はまた一段と美しく感動的でした。


2015.8.6
(木)
 ヒュッテ
 西岳
水俣
乗越
「1.6k」ヒュッテ
大槍
槍ヶ岳
山荘
槍ヶ岳槍ヶ岳
山荘
中岳天狗原
分岐
南岳南岳
小屋
晴れ
のち曇り
 05:25発06:20
06:25
07:25
07:35
08:10
08:20
09:10
09:40
10:00
10:25
10:40
11:15
12:20
12:40
13:30
13:35
13:5514:00着



日の出
【日の出】

4:45からの朝食をいただいて外に出れば、常念岳の左、横通岳のあたりから朝日が昇ってきました。
今日も青空で、感謝です。

小屋横の分岐から槍ヶ岳を眺めて出発。
まずは水俣乗越への下りからスタートです。

槍ヶ岳へ
【槍ヶ岳へ】

トリカブトなど咲くダケカンバ帯の急な下りで、階段やハシゴ、ガレ急下りなど続きます。
下るだけかと思ったら、登り返しもあって、水俣乗越に気づかず乗っ越してしまったかと思いました。


梯子下り
【梯子下り】

登り返し
【登り返し】

水俣乗越
【水俣乗越】

その後も滑りやすい岩場の急下りやロープのトラバースなど、気の抜けない下りが続いて、水俣乗越に到着。

槍沢から上がって来た人もいたのでしょうか、ここからちょっと賑やかになりました。

若い山ガールもいて、さすが人気コース。
抜きつ抜かれつ、賑やかな登りです。

岩場登り
【岩場登り】
東鎌尾根
【東鎌尾根 (拡大)】

森林限界を過ぎハイマツ帯になると、東鎌尾根のデコボコの先に槍ヶ岳まで見えて、とても楽しい気分になります。


この先も梯子の上り下りや岩場登り返しなどあります。
それぞれが短いので緩急交互のアスレチックみたい。楽しい尾根で気に入ってしまいました。



【梯子で下って】


【また登る】

ほど良い勾配のハイマツ岩稜帯と、青空に突き上げる槍の穂先。東鎌尾根は、いかにも日本のマッターホルン槍ヶ岳へ向かっていますという気分にさせてくれます。


東鎌尾根
【東鎌尾根 (拡大)】


ミヤマダイコンソウ

イワギキョウ

紅白オンタデ

ヨツバシオガマ

大槍ヒュッテ
【大槍ヒュッテ】

なかなか見えなかった大槍ヒュッテに、突然到着。
稜線の上ではなく、一段南に下がった位置に建っているので、東鎌尾根を登っている間は屋根すら見えませんでした。

殺生ヒュッテや槍ヶ岳山荘も見えてきました。

槍ヶ岳の姿が少しずつ変わっていきます。
休憩後は、槍ヶ岳山荘までの緩やかな登り。

ヒュッテから槍ヶ岳へ
【大槍ヒュッテから槍ヶ岳山荘へ】

天狗原も全体が見渡せるようになってきました。どのあたりに天狗池はあるのかな〜


氷河公園
【氷河公園 天狗原 (拡大)】

東鎌尾根から槍ヶ岳へ
【高山植物が増えて来た東鎌尾根 (拡大)】


ミヤマリンドウ

ミヤマシオガマ

チシマギキョウ

イワツメクサ


どんどん迫ってくる槍ヶ岳。先行者の赤いザックが北アルプスに似合っています。


槍ヶ岳へ
【槍ヶ岳へ】

槍沢ルートと合流。こちらのルートもいいけれど、ひたすらの登りが辛かったなあ。


槍沢ルート
【槍沢ルートを見つつ】

槍ヶ岳山荘へ
【槍ヶ岳山荘へ】

槍ヶ岳山荘に到着しました。この時間は空いているので、ゆったり寛いで、しばし穂先を眺めます。


半分ランチにして、そろそろ槍のてっぺんへ。


槍ヶ岳 穂先へ
【槍ヶ岳 穂先】

スタッフの方たちが浮石や鉄杭など点検したりして整備されていました。
私達が安心して登れるのも、こうした方達のお陰で、本当に感謝です。


ありがとうございます
【整備、ありがとうございます】

ありがとうございます
【直下の梯子】

槍ヶ岳 山頂
【槍ヶ岳 山頂】

垂直の梯子を登れば、槍ヶ岳山頂です。
ちょっとガスってきたのが残念ですね。

グループさんが写真を撮りあっていましたが、水俣乗越あたりから前後していた山ガールさんも可愛いポーズで、『はい、チーズ(たぶん)』

雲が増えてきたので、これから向かう南岳方面はギリギリ見えていますが、穂高は残念。

南岳方面
【南岳方面】
東鎌尾根
【東鎌尾根】

歩いてきた東鎌尾根も雲に隠れ気味。ここはなかなかいいコースだったので、また季節を変えて歩きたいと思いました。

山荘に戻って、コーヒー(500円)とクロワッサン(400円)で残りランチ。穂先にお別れして、南岳へ向かいます。

槍ヶ岳
【槍ヶ岳】
飛騨乗越
【飛騨乗越】

きちんと区割りされたテント場を過ぎて、少し下れば飛騨乗越です。下の飛騨沢から一人登って来ていますが、ここの登りも暑くてキツそうですね〜


多少のアップダウンはありますが、この先は基本的に稜線漫歩。
槍沢や殺生ヒュッテ、西岳や常念岳など見ながら進んで行きます。
高山植物も増えて来て、クモマグサは初めて見たような気がします。


東鎌尾根 西岳 常念岳
【東鎌尾根 西岳 常念岳 (拡大)】


【高山植物 (拡大)】


クモマグサ

イワベンケイ

ハクサンイチゲ

シコタンソウ


南岳までで唯一の梯子を上がれば、中岳もすぐです。
雲は多くても雨の心配はなさそう。小屋に早く着いても仕方ないので、ここでもティータイム。


中岳へ
【中岳へ】

中岳
【中岳】

中岳から下ると、賽ノ河原のような小岩の原っぱ。
その先の登りも小岩ガラガラ道です。

山というのは、大きな土の塊か岩の塊なら、さほど疑問も湧きませんが、大きさの揃った小岩ガラガラだと『どこから降ってきたのかな〜』と思ってしまいます。


槍ヶ岳
【小岩ガラガラ道】
天狗原分岐から南岳へ
【天狗原分岐へ (拡大)】

左側は崩れやすいからでしょうか、小さな岩山の側面にペンキ印が付いていて、岩を越えて行く、ちょっと面白いルートになっています。

その先の天狗原分岐にはライチョウパトロールの方がいたので、「天狗池はもう雪が解けて、逆さ槍が映っているでしょうか」と伺えば、「天狗池はまだ残雪があるけど、池ならあります。」とのこと。

どこかと伺えば、「あれです。」   ・・・?
目を凝らして、思わず、「え〜っ!あれ、池じゃなくて水溜りじゃないですか。」と言ってしまいました。
返ってきた、「贅沢はいけません。」のお言葉に、皆さんで大笑い。

クリックすれば特大になります。見つけられた方は素晴らしい眼力です! 飛んでいるのはイワツバメ?

天狗原分岐から南岳へ
【天狗原 (特大)】
南岳 山頂
【南岳 山頂】

小さな池を見て、それでも確認できたことに感謝して、南岳へ向かいました。

山頂はすっかりガスって展望はほとんどなくなっていたので、通過。

すぐ下にある今日の宿、南岳小屋に着きました。
6畳に単独女性ばかり4人。私以外は若い方ばかりで、1人は大キレットを越えてきたそうです。10年前なら中高年ばかりだったのに、北アルプスもすっかり様変わりしました。

夕食は5:15からで、食堂へ行くと全体的に男性が多い。そういえばトイレ個室も男性用の方が多くて、さすが大キレット横の山小屋という雰囲気でした。

南岳小屋へ
【南岳小屋へ】
天狗原分岐から南岳へ
【美しい日没に感謝 (拡大)】

そして、今日も夕焼けがきれいです。
笠ヶ岳から抜戸岩の稜線の上、秩父平あたりに日が沈んで行きました。


日没後もまた素晴らしくて、言葉がありません。
黄金色に輝く二段の雲。この空の色も忘れられない夕焼けになりました。


夕焼け
【夕焼け (拡大)】

いつまでも去り難く、暮れなずむ頃になると、大キレットには滝雲。
3年前、大キレットを越えた日も、北穂からの滝雲の素晴らしい光景を見たので、とても嬉しい。


大キレット 滝雲
【大キレット 滝雲】

ピンポイント稲光
【安曇野方面の稲光 (拡大)】

常念岳の上、安曇野方面には大きな積乱雲が並んでいて、左右2か所でピカッ!ピカッ!と何度も赤く光っています。音は聞こえないけれど、時々鋭い稲妻も走り、凄い!

2か所のピンポイントはあまり移動しないので、あの下ではずっと雷雨ということでしょうか。

ピカッ!と光ってからシャッターを押すので遅すぎ。タイミングのずれた写真しか撮れませんでしたが、これもまた心に残る光景となりました。

明日は下山です。




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