大天井岳・西岳

おてんしょうだけ(2921m)・にしだけ(2758m)
平成27年8月3日〜7日

今日は、以前パスした大天井岳の山頂に寄り、喜作新道を歩いて西岳へ向かいます。
西岳では、大きな二重の虹が現れ感動。きれいな夕焼けも見ることが出来ました。


2015.8.5
(水)
 燕山荘大下り
の頭
大天井
分岐
大天井岳大天井
ヒュッテ
ビックリ平赤岩岳
道標
ヒュッテ
西岳
西岳ヒュッテ
西岳
晴れ
のち曇り
 05:45発06:35
06:40
08:15
08:20
09:00
09:20
10:05
10:40
11:15
11:25
12:25
12:45
13:35
14:25
14:35
14:55
15:05着



日の出
【5:00 日の出】

4:30からの朝食をいただき、ご来光へ。
5:00 たなびく雲の間から、朝日が昇ってきました。
今日も青空に感謝です。

燕山荘の前で、ゆっくり展望を楽しんでから出発。
この先は表銀座と呼ばれる人気のルートで、眺望を楽しみながらの稜線歩き。まずは蛙岩を目指して進んで行きます。

蛙岩へ
【蛙岩(げえろいわ)へ (拡大)】
大下りへ
【大下りへ】

蛙岩を過ぎると朝日の当たる山腹道で、ウサギギクやウメバチソウなどが咲いていました。


目の前の大きな大天井岳や槍ヶ岳・笠ヶ岳など見ながら、次の大下りの頭へ。
朝はすっきり素晴らしい青空なので、雲の出る前にゆっくり眺望を楽しみます。


大下りの頭
【大下りの頭 (拡大)】

この先の大下りは、慣れない人には「なるほど大下り」と思える下りかも知れません。


大下り
【大下り】
大天井岳へ
【大天井岳へ】

大下りが過ぎ、短い急登が過ぎると緩やかな道になります。甚右衛門吊岩の辺りは巻くのでしょうか、ハクサンフウロ、ニッコウキスゲ、トリカブト、タカネナデシコなど咲く山腹道を進みます。


・・・・・・・・他に咲いていた花々・・・・・・・・

イワツメクサ

オヤマリンドウ

エゾシオガマ

ウサギギク

ロープで保護されたコマクサ自生地があり、既に見頃は終盤で株数も少なめですが、この先も増えてくれるといいですね。

コマクサ
【コマクサ自生地】

喜作新道を開いた喜作レリーフがある切通岩からは、梯子などの短い急登です。
今年は天気もいいので、北アルプスも大繁盛なのでしょう、荷揚げヘリが忙しそうでした。


大天井岳へ
【切通岩から大天井岳へ (拡大)】

振り返る燕岳
【荷揚げヘリ】

大天井岳へ
【大天井 分岐】

大天井岳の中腹にある、常念岳と槍ヶ岳の分岐。
東鎌尾根へは右の大天井ヒュッテへ抜けるのが近道ですが、以前常念へ向かった時はガスでこの山頂をパスしてしまったので、今回は大天井岳山頂へ寄ってみることにします。


ちょっと遠回りですが、まずは大天荘へ向けて山腹道を上がって行きます。
振り返れば、燕岳や大下りの頭、コマクサ稜線など見えて楽しい。


大天荘へ
【大天荘へ】

振り返る燕岳
【振り返る燕岳】

稜線に建つ大天荘にザックを置き、サブザックにティータイムセットを入れて山頂へ。

雲がずいぶん出て来てしまいましたが、山頂の祠の後方には、双六岳・三俣蓮華〜鷲羽・野口五郎岳などの裏銀座縦走コースがよく見えています。


大天井岳 山頂
【大天井岳 山頂】

燕岳から東鎌尾根を通って槍ヶ岳へ行く道は、表銀座縦走コースと呼ばれる槍ヶ岳メインルート。
登山者が多いと聞いて今まで敬遠していましたが、週末をずらしたので今日は空いているようです。
槍ヶ岳の穂先が雲に隠れてちょっと残念だけれど、ゆったり眺めながら眺望ティータイム。


喜作新道
【喜作新道〜東鎌尾根〜槍ヶ岳】

大天荘
【大天荘広場の分岐から喜作新道へ】

大天荘に戻って、ザック回収。
広場にある分岐から、下ります。

前回、といっても15年くらい前ですけど、その時はガスで真っ白。この山小屋も表側しか見なかったけれど、改めて見れば奥まであって、けっこう広い山小屋だったようです。


大天井岳南側にある緩やかな山腹道を下って行きます。
途中に少しガレた所があるので、ここだけ要注意でしょうか。


大天井岳 南側の巻き道
【大天井岳 南側の巻き道】

ガレトラバース
【小さなガレトラバース】

北西側の縦走路と合流して、下に見える大天井ヒュッテへ。

太陽サンサン暑いので、ジュースを買って小屋の中で半分ランチ。布団など干してあって、この大天井ヒュッテもいつか泊まってみたいと思いました。


大天井ヒュッテへ
【大天井ヒュッテへ】
コバイケイソウ
【コバイケイソウ】

ここから喜作新道と呼ばれる登山道。
今年はコバイケイソウの花付きも良さそうで、夏山もちょっと浮気しそうになりましたが、花は早めだったのでしょうか、2500mでも8月初旬では終盤の雰囲気でした。浮気しなくて良かった・・・

森林限界ギリギリなので、ダケカンバなども見かけ、オタカラコウ、マルバダケブキ、ハナニガナなど咲いています。

赤岩岳へ
【赤岩岳へ】

・・・・・・・・他に咲いていた花々・・・・・・・・

ウメバチソウ

トリカブト

トウヤクリンドウ

ミヤマリンドウ

ビックリ平
【ビックリ平】

稜線に出た所がビックリ平でした。巻いてきた牛首展望台と大天井岳がよく見えています。

ここからはずっと槍ヶ岳を見ながらの緩やかな稜線漫歩です。雲が多いのは残念だけれど、太陽ギラギラ道ではなくて、むしろ良かったような気もします。

槍ヶ岳見つつ
【槍ヶ岳見つつ】
赤岩岳へ
【赤岩岳へ】

赤岩岳へは緩やかなハイマツ帯の道で、途中の小ピークは格好の展望お休み処になっています。


赤岩岳の山頂は通らないようで、手前50mの所に道標がありました。
後ろに横通岳〜常念岳が見えていますが、槍ヶ岳の見える位置に戻って、残りランチにします。


「赤岩岳山頂まで50m」
【「赤岩岳山頂まで50m」道標】

槍ヶ岳
【槍ヶ岳】

これが赤岩岳の山頂部分でしょうか?
登山道は山腹に付いていますが、途中から山頂へも上がれそうでした。


赤岩岳 山頂は巻く
【赤岩岳山頂? 山頂は巻く】
ヤセ尾根
【ヤセ尾根】

ミヤマキンポウゲ、トリカブト、ヨツバシオガマ、ハクサンフウロなどの高山植物を見ながらの緩やかな道でしたが、途中に一ヶ所、ちょっとしたヤセ尾根部分があり、雨の時などは要注意だなあと思いました。

遠くに見えていた横長ザレピークはテント場だったようで、山小屋の赤い屋根が見えてきました。

ヒュッテ西岳
【ヒュッテ西岳が見えてきた】

【ヒュッテ西岳】

尾根を回り込んで、今日の宿、ヒュッテ西岳に到着。小さな小屋ですが、1人1枚でした。

小屋の受付には、美味しそうなトマト(300円)がありました。餓鬼岳登りの時からずっと『合戦小屋のスイカが食べたい・・・』と思っていたので、トマトでも嬉しい。山での水菓子(トマトは野菜?)は格別です。

小屋前からは常念岳稜線、裏からは穂高・槍ヶ岳も見えて、眺めのいい山小屋です。

ゆっくり休んで、すぐ横の西岳山頂へ行ってみました。狭いけれど、360度の眺めのいいピークです。

北西側は崩壊したガレ断崖なので、転落要注意。


【西岳 山頂】

山頂からは明日歩く槍ヶ岳の東鎌尾根が真正面に見えて、素晴らしいです。
白く見えるトレイル。何度も小ピークを越えて行くルートが一目瞭然なので、覚悟せねば・・・


東鎌尾根
【東鎌尾根】

ヤセ尾根
【テント場から見る西岳山頂とヒュッテ】

すっかりガスってしまったけれど、夕食まで時間があるので、テント場を散策。ここのテント場はけっこう奥まであって、眺めがとてもいい所でした。

小屋に戻り、5時からの夕食をいただいて、おしゃべりしていたら、「虹が出ている〜!」の声。慌てて外に飛び出しました。

小屋の東側には大きな虹がかかり、よーく見れば、外側にも薄く二重の虹が見えて、皆さんも大歓声。
(写真では見づらいかも知れません)

二重の虹
【二重の虹 (拡大)】

七色がはっきり見える虹で、常念岳の上に大きな弧を描いています。
中央に小さな青空、山のシルエットのような黒雲。その下に白い雲が乗る常念岳。
なんて素晴らしいんでしょう〜♪ 大きな虹の色彩に感謝です。


大きな虹
【大きな虹】

その後は雲も増えて日没は残念でしたが、夕焼け雲がきれいでした。
テント場の上も、槍ヶ岳の上も美しく染まって、大空に浮かぶ雲にとても感動しました。


夕焼け
【東側の夕焼け (拡大)】

夕焼け
【西側の夕焼け (拡大)】

素晴らしい夕暮れを過ごした西岳は心に残る山になりました。明日は東鎌尾根です。お天気も良さそうだけれど、槍ヶ岳の穂先に着くまでガスらないことを願って床に就きました。




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