今日は予定を変更し、高山植物の多い仙人岱から八甲田大岳へ向かうことにしました。
井戸岳から赤倉岳への伸びやかな稜線。気持ちのいい毛無岱の大湿原からは城ヶ倉温泉へ下りました。
2015.6.25 (木) | 酸ヶ湯 温泉 | → | 地獄湯ノ沢 | → | 仙人岱 | → | 八甲田 大岳 | → | 避難 小屋 | → | 井戸岳 | → | 赤倉岳 | → | 宮様コース 分岐 | → | 毛無岱 | → | 城ヶ倉 分岐 | → | 城ヶ倉 温泉 |
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晴れ 時々曇り |
07:30発 | 08:40 08:45 | 09:10 09:15 | 10:15 10:25 | 10:45 | 11:05 | 11:20 11:30 | 12:00 | 12:45 13:05 | 14:30 | 15:00着 16:46発 |
酸ヶ湯温泉から青森駅行きのバスは10:08発と遅いので、ロープウエイ利用は断念し仙人岱経由で登ることにしました。
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更に進むとまた鳥居があり、「日本山脈縦走起点」と「登山道入口」の道標が立っています。 |
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広葉樹林帯を抜けるとアオモリトドマツが多くなり、見晴しが良くなってきました。 |
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やがて岩ゴロゴロの大きな沢に出て、硫黄の匂いがしてきました。ここが「地獄湯ノ沢」。 |
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地獄湯ノ沢から岩ゴロゴロを少し登って行くと、両側にはゴゼンタチバナやコイワカガミなど、 |
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熊笹が増えて緩やかになると木道が現れて、仙人岱に入ってきました。花や穂のチングルマやハクサンチドリ、ミヤマキンポウゲなどが咲いています。 |
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仙人岱からは、これから向かう大岳もよく見えています。 |
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右に小岳・高田大岳への道を分けて、残雪を回り込みながら登って行きます。残雪斜面はわずかだし、緩やかなのでアイゼンは不要。 |
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森林限界を抜け、振り返ればアオモリトドマツと笹の樹林帯。その中に伸びる道が見えて、楽しい眺め。 |
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ヨツバシオガマやミヤマオダマキなど、両側には花が多くなってきて鏡沼に着きました。 |
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山頂が近くなると火山礫と岩ゴロゴロ急登になりました。この周辺にはヨツバシオガマがあちこちで咲いていますが、花の色がとても濃いです。段数も多く、葉も4枚以上。 |
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大岳山頂直下の噴火口には僅かな残雪。 |
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大岳に着きました。ここがいわゆる八甲田山と呼ばれる山々の最高峰ですが・・・残念。 |
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石コロコロの土留段の道を下って行きます。ナナカマドやミヤマオダマキの咲くなか、途中に残雪がありますがここもわずかです。 |
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井戸岳への登りのガレ止め段々周辺には、ミヤマオダマキがあちこちで咲いています。 |
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井戸岳の山頂へは噴火口をぐるっと回り込んで進んで行きます。 |
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次の赤倉岳へも気持ちのいい道で、ナナカマドが多い。 |
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ハイマツのピークが赤倉岳の山頂のようですが、周辺は立入禁止になっていて狭い。ここで地元の単独女性とすれ違いましたが、「宮様コース分岐から毛無岱へのトラバース道は笹の薮こぎで展望もなくお勧めできない。避難小屋に戻って毛無岱へ下りるほうがいいですよ。」と教えて下さいました。それなら私もそうしようと思い、お礼を言って取りあえずちょっと先に見えた祠の広場でお昼にしました。 |
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赤倉岳の北側には大きな噴火壁があり、キレ落ちた縁を回り込んで下って行きます。足元にはオオバキスミレがいっぱい群生していました。 |
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流れる雲の間から下のルートがうっすら見えて、ロープウエイ駅もチラッと見えました。あの途中から左の樹林帯に入り、毛無岱へ進みます。 |
アオモリトドマツの樹林帯になり、宮様コース分岐にきました。ここからちょっと長い水平道です。 |
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確かに笹は刈られてヤブもなく、見晴しのいい所もあるので心配したよりいい道です。 |
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やがて大岳避難小屋からの道と合流しました。 |
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気持ちのいい木道。チングルマは穂になっていますが、今はワタスゲがきれい。 |
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階段を下ると、下に見えてきたのが下毛無岱。 |
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こちらには池塘が点在し、青空を映しています。 ミツガシワのピンクの蕾がとても可愛い。 |
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遠くにはワタスゲが群生して真っ白になっています。すっきりした晴れではなかったけれど、昨日と予定を入れ替えて良かった。今日の青空に感謝し、振り返りつつ下って行きました。 |
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樹林帯を下り、ここで、はたと考えました。 |
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登山道は赤の実線ですが、やや細めでしょうか。所々倒木やらミズバショウのオバケ葉があるヌタ地っぽい所もあり、あまり歩かれている雰囲気ではないけれど、ブナ林のちゃんとした道です。 |
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下り立った広い敷地にホテル城ヶ倉がありました。しかし、シ~ンとしています。人は居るの?温泉は、やっているの?今までの鄙びた風情の温泉宿と違って、素晴らしくオシャレなホテル。登山姿には不釣合いで、どうしようかと思ったけど、汗だけでも流さないと・・・ |
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ホテルのすぐ下がバス停で、16:46発の青森駅行きに乗車(1280円)。市内で夕食など済ませ、夜行バスで一路新宿へ向かいました。出発前の天気予報が、青森に着いたらコロッと変わっていて参りましたが、雨には降られなかったし、青空も見えたのでいい山旅でした。しかし、やはり八甲田山は紅葉の頃が良さそうなので、またいつか行こうと思います。 |
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八甲田山の花々 |