長年、シャクナゲの頃の平日に行こうと思っていた天城山へ行ってきました。
今年は花が早かったうえに不作とあって見事にハズレましたが、新緑ブナ林に癒されました。
2015.5.22 (金) | 天城縦走登山口BS | → | 四辻 | → | 万二郎岳 | → | 石楠立 | → | 万三郎岳 | → | 涸沢分岐点 | → | 四辻 | → | 天城縦走登山口BS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
晴れ | 08:55着 09:00発 | 09:17 | 10:05 10:15 | 11:00 | 11:35 12:00 | 12:50 | 13:55 14:05 | 14:20着 15:15発 |
いつかいつかと気になっていた伊豆の天城山。いつもシャクナゲの頃に行こうと考えていましたが、毎年その頃はシロヤシオの追っかけになってしまい、思い出した頃は既に時期を逸していました。今年はシロヤシオもちょっとお休みのようなので行くチャンス。シャクナゲも去年は花付きが良かったらしいので今年は良くないらしいし、咲き始めも早かったようなので余り期待は出来ないけれど、群生地というのだから少しくらいは咲いているだろうと甘い期待で出かけました。 |
|
平日とはいえ、伊東駅7:55発の天城高原ゴルフ場行きバス停には行列。何とか全員詰め込んで1台で発車。1時間近い乗車時間なので、座れなかった方はちょっとお気の毒でした。 |
|
歩き出して間もなく、樹林の中に突如現れた大木。見たこともないようなヒメシャラのすべすべ大木でビックリ、樹齢何年くらいなんでしょう。 |
|
ブナ大木も多く、新緑の森にヤマツツジの鮮やかなオレンジ色が映えています。 |
|
やがて四辻に出ました。シャクナゲ周回コースはここに戻ってきます。 |
|
やがて傾斜が出てきました。足元にはトウゴクミツバツツジの散り花。 |
|
稜線に上がったら、そこが万二郎岳の山頂でした。展望はありませんが、目指す万三郎岳が木々の間から見えています。 |
|
万二郎岳からちょっと岩っぽい下りになり、少し先の露岩に立つと展望が開けました。 |
|
万三郎岳までは緩やかな尾根歩きです。 |
|
ちょっと岩っぽくなり、露岩の上から振り返ると万二郎岳と伊豆の島々が見えています。 |
|
馬ノ背になるとアセビトンネル地帯。花はもう終わっていましたが見事なアセビの群生です。 |
|
短い急下りの鞍部に石楠立の道標が立っていて、「しゃくなげたて」ではなく「はなだて」と呼ぶらしい。 |
|
石楠立を過ぎるとブナ大木が増えてきました。 |
|
カエデや面白い形のブナ。 ヒメシャラに限らず、ここの大木は形が個性的です。 |
|
明るい黄緑色に輝く若葉のブナたち。 佇むだけで元気パワーに包まれる緑の森。 |
|
やがてシャクナゲの葉が多くなってきました。しかし、咲いていたのは一株だけ。 |
|
『シャクナゲ、咲いてないな~・・・』とぼんやり歩き、ポンと飛び出した所が万三郎岳山頂でした。小広い山頂でベンチも幾つかあります。 |
|
万三郎岳から少し下った所からも僅かに富士山が見えました。今日はうす晴れですが、カラッとしているので意外とすっきり見えています。 |
|
分岐の道標が見えてきました。 |
|
分岐からは土留丸太の急な段々下りで、ちょっと歩き難いところもあります。 |
|
急下りが終わり、長い山腹道になりました。 |
|
涸沢分岐点の道標がありましたが、北へ下る破線ルート入口にはロープが張られていました。 |
|
大岩や大木の根元など、山肌に沿った高低差のない山腹道が続きます。 |
|
しっとりと苔むす岩道だったり、岩ゴツゴツを越えたりしながら進んで行きました。 |
|
「石柱101地点」を過ぎると、ヒメシャラの林になりました。こちらのヒメシャラはほぼ垂直で、まだ細い木が多いです。 |
|
朝に通過した分岐の四辻に来ました。 |
|
甘い期待のシャクナゲは、ガッカリする余地もないほどに見事にハズレました。しかし全体に常緑樹や広葉樹、針葉樹など林相が豊かできれい。ブナ新緑とトウゴクミツバツツジは楽しめたので、シャクナゲ天城はまた今度のお楽しみということで次は天城峠まで縦走したいと思います。 |