黒姫山

くろひめやま(2053m)
平成26年10月9日~10日

黒姫山へは昨年9月に西側から登りましたが、今回は東側の道から登ってみることにします。
が残念、またも山頂ではガスになってしまいましたが、中腹の素晴らしい紅葉の森に癒されました。


2014.10.9
(木)
 黒姫
 高原
高原の
望湖台
「望湖台」姫見台越見
尾根
黒姫
乗越
七ツ池黒姫山しなの木新道
分岐
大橋戸隠
小舎
晴れ
山頂ガス
 07:20着
 07:20発
07:55
08:00
09:15
09:25
09:3510:10
10:20
10:55
11:05
11:25
11:35
12:20
12:45
13:50
14:00
14:2015:0516:10着



この夏は天候不順だったので遅い夏休み。9日~連休は北アルプスの予定でしたが、連休は台風接近の雨予報なので縦走は中止。10日まで晴れ予報なので黒姫山展望リベンジと高妻山へ行くことにしました。

新宿からの夜行バスで長野駅5:00着。6:31始発の信越線に乗り黒姫駅7:03で下車。晴れ予報だったのに、見上げればどんより曇天。ガックリしながらも予約してあったタクシーで黒姫高原まで行ってもらいました。(2300円) 途中で帰りたくなったけど、でも高原はやはり標高が少し高いのですね、雲が薄れて青空が見えて来ました。落ち込んでいたテンションが上がり、運転手さんも喜んでくれました。


花の終わったコスモス畑の左に道標があり、正面の黒姫山をめざしてゲレンデを上がります。
青空が増えてきて嬉しい。右に山並みが見えて私もようやく妙高山と分かるようになりました。


黒姫高原
【黒姫高原から黒姫山めざして】

黒姫高原
【右手に妙高山】

誰もいない広いゲレンデ。振り返れば、あれが斑尾山のようです。
こうして見ると、今朝の雲海はずいぶん低い位置に漂っていたんですね~
「童話の森コース」が上へ伸びているようなので、ここから入ってみます。


斑尾山
【振り返れば 斑尾山】

童話の森コース入口
【童話の森コース入口】


オヤマリンドウ

シロヨメナ?

ノコンギク

アキノキリンソウ


黒姫高原 望湖台
【「黒姫高原 望湖台」 (拡大)】

少し上がると上に鐘とベンチが見えてきました。標柱には「黒姫高原 望湖台」と記されています。

雲も薄れて、斑尾山の下の野尻湖がはっきり見えてきました。

更にゲレンデを上がると「登山道」の札があり、ゲレンデの右端に細道が伸びています。

登山道
【更にゲレンデの上へ】

青空になったゲレンデを見上げつつ、けっこう長い登りから、ようやく樹林帯へ入りました。
明るく輝く黄葉の森とゲレンデ草地とを交互に折り返しながら登って行きます。



【ゲレンデの端を上がり】


【やがて右の樹林帯へ】

やがて休憩に良さそうな小さな岩場に出ると、足元に「望湖台」の丸いプレート。
ここからの眺めも素晴らしく、斑尾山と野尻湖、黒姫高原を一望しながらしばし休憩です。

「望湖台」
【「望湖台」から望む斑尾山と野尻湖】

更に黄葉紅葉の樹林帯を登って行くと、ケルンがありました。
ここが姫見台で、上に見える黒姫山の山肌はダケカンバが黄色く斑模様に染まっています。

姫見台
【ケルンのある姫見台】

ここから地図上では水平道。のんびり歩けるかと思いきや明るく気持ちのいい道もあるけど、
滑りやすい苔むす岩ゴロゴロや倒れた笹道、倒木もあって、けっこう歩き難い道でした。



【明るい黄葉道】


【苔むす石ゴロゴロ道】

30分かかって、ようやく尾根に上がりました。
「越見尾根」の道標があり、ほっと一息。


越見尾根
【越見尾根】

【針葉樹と広葉樹の急坂】

この上からは、ほぼ直登。
針葉樹と広葉樹の混じる急坂が続きます。


やがてコメツガの稜線に出ました。ここが黒姫乗越で、右へ七ツ池への道が分岐しています。
山頂へ近い稜線の道をしばらく進んだものの、何やら急にガスってきて何も見えません。
それならと引き返し七ツ池経由で行くことにします。しばらくはしっとり苔とシダの道。


黒姫乗越
【黒姫乗越】

七ツ池へ
【西側の山腹道】

やがて池塘の点在する笹原が見えてきました。
去年、あちら側から寄り道した七ツ池です。


七ツ池
【七ツ池が見えてきた】

ダケカンバはすっかり落葉していますが、繊細な白い幹がとっても素敵。
黒姫山の稜線は今もガスが漂っていますが、ここは青空。池に映る空もきれいで嬉しいです。

七ツ池
【池に映るダケカンバ】

数日前の台風がなければ、もう少し黄葉紅葉が残っていたことでしょうね。
それでも青空だし日差しもあるので、いい気持ち。 誰もいない静寂の森です。

七ツ池
【七ツ池 (拡大)】


【岩ゴロゴロ樹林帯】

この先からは去年歩いた道。岩ゴロゴロは記憶にあるけれど、今日はかなり湿っているので滑りやすく歩きにくい。

『こんな道だったっけ~・・・』とブツブツ言いながら登って行きました。

30分ほどで峰ノ大池分岐に出ました。
山頂方面はガス・・・ 
何も見えないけど、とりあえず行きましょう。

峰ノ大池分岐
【峰ノ大池分岐】

黒姫山の山頂に到着。周辺は真っ白ですが、北の火打山あたりがチラッと見えていました。
展望リベンジで来たのに、またもや真っ白。  何も見えない山頂でションボリお昼です。
文字が消えていた四角の「黒姫山」。地元の方でしょうか、白く塗り直して下山されました。


火打山
【火打山】

黒姫山 山頂
【黒姫山 山頂】 マウスを置くと「黒姫山」


【黒姫山振り返りつつ】

今日は戸隠の宿に泊まるので、下山は新道へ。
振り返れば、ガスもだいぶ薄らいできたよう。


左下に見えてきたのは古池でしょうか、周りの紅葉はまだ? ちょっと暗い雰囲気です。
前方に見えてきた山々はどこでしょう。ずっと左の高妻山は雲の中。明日は晴れて欲しいなあ~



【古池見つつ】


【右は焼山?】

すぐ先が岩ゴロゴロのしらたま平で、ここから尾根を外れ右側を下って行きます。


シラタマ平
【シラタマ平】

西登山道は大岩ゴロゴロで非常に歩き難い道でしたが、この新道は歩きやすく秋もいい。
紅葉が次々に現れて素晴らしく、鮮やかな色彩に何度も立ち止まってしまいました。



【新道の紅葉】


【笹と紅葉の道】

そして大木の「しなの木」。周辺の明るい紅葉を愛でながら、しばし休憩です。

しなの木
【しなの木】

この先の下りも彩り豊かな紅葉が続き、笹の緑に、赤や黄色が鮮やかに引き立っていました。


紅葉
【紅葉が続く (拡大)】

やがて黄葉が多くなってきました。午後の光に明るく輝いています。
あの丸い切株の道あたりまで下ると、色づきも浅い雰囲気になりました。


黄葉
【黄葉 (拡大)】


【風情のある木道】

戸隠竹細工の森
【「戸隠竹細工の森」】

新道分岐の「戸隠竹細工の森」に来ました。この辺りまで下ると色づきはまだのようでしたが・・・

右へ進むと、明るいカラマツ林では午後の日差しに紅葉もきれいでした。


【カラマツ林を大橋林道へ】
大橋林道
【左が大橋林道】

カラマツ林を真っ直ぐ下って林道に出ました。
ここからは大橋まではちょっと長い林道歩きです。


駐車場のある大橋から、車道歩きで戸隠キャンプ場。明日はここから高妻山へ向かいます。


大橋
【駐車場のある大橋】

戸隠キャンプ場
【戸隠キャンプ場】

今日の宿、戸隠小舎は越水ヶ原にあります。左手のキャンプ場駐車場の端に「越後道」道標があり、越水ヶ原への細道があるのでここから入りました。


越後道へ
【越後道へ】

熊笹の茂る雑木林は苔むす木道や小さな池などあって、静かな風情ある小径。
その後車道に出ますが、そのまま真っ直ぐ進めば宿に着くようです。


越後道 念仏池
【越後道 念仏池】

越後道 越水ヶ原へ
【越後道 越水ヶ原へ】

戸隠小舎
【戸隠小舎】

今日の宿、戸隠小舎に着きました。
ウッディでおしゃれな内装、庭も広くて素敵。
今日は宿泊者も私一人でちょっと寂しかったけれど、夕食も豪華でとても美味しいでした。

夕焼けも星空もなかったけど、明日はどうか晴れてくれますように!




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