高妻山

たかつまやま(2352m)
平成26年10月9日〜10日

翌日は、昨年初めて行った飯縄山から見た魅力的な姿の高妻山へ行ってみることにします。
午後からは周辺の山々もきれいに見渡せ、弥勒尾根も紅葉がきれいで、素敵な山行となりました。


2014.10.10
(金)
 戸隠
キャンプ場
一不動
登山口
一不動
避難小屋
五地蔵山九勢至高妻山九勢至六弥勒弥勒尾根
入口
戸隠
キャンプ場
晴れ  05:50発06:2008:00
08:05
09:10
09:25
10:2011:30
12:05
13:05
13:25
14:10
14:25
16:0016:45着
17:03発



戸隠山〜五地蔵山
【朝日に染まる戸隠山〜五地蔵山】

戸隠小舎は山小屋というより民宿だと思いますが、朝食が5時からと早く、登山者にはとても嬉しい宿です。美味しい朝ごはんをいただいて、戸隠キャンプ場まで車で送っていただきました。

朝日に赤く染まる戸隠山〜五地蔵山が美しい。
山肌も紅葉しているようで、山々を眺めつつ牧場を進んで行きます。

自分の長い影が地面に映り、振り返れば昨年歩いた瑪瑙山の横から朝日が昇ってきました。

今日の晴天に感謝。
山頂でも青空でいてくれますように!

瑪瑙山の左から日の出
【振り返れば、瑪瑙山の左から日の出】

牧場を進み、道標のある分岐で弥生尾根方面を見送り、一不動への道へ進みます。
この道は去年、戸隠山からの帰りに歩いた道。懐かしく思い出しながら沢沿いに進んで行きました。


一不動入口
【一不動入口】

一不動へ
【沢沿いの道】

所々の赤い紅葉を見つつ進めば、やがて滑滝で、ここのクサリ場はさほど問題なし。
次の帯岩のクサリ場は足の短い人には最初がちょっと大変(特に下り)。その先はトラバースです。


滑滝
【滑滝】

クサリ場
【帯岩のクサリ場】

大石ゴツゴツ道が小石コロコロ道になると、左端に氷水場があります。冷たくて美味しい水です。


氷清水
【氷清水】

ダケカンバが増えてきて、大木を見上げれば黄葉。青い空に輝く黄色が素晴らしいです。
ほどなく一不動避難小屋に着きました。ベンチで、先客さんたちとしばし休憩。


ダケカンバ
【輝く黄葉 ダケカンバ (拡大)】

一不動避難小屋
【一不動避難小屋】

ここから先は初めての道でワクワク。 今日は青空で良かった〜!
山肌の紅葉は既に落葉気味ですが、ダケカンバは葉があってもなくても素敵。


五地蔵山へ
【北の五地蔵山へ】

赤い紅葉。白い幹。二釈迦の石祠を過ぎると、飯縄山に雲がかかり始めました。何だか心配・・・


五地蔵山へ
【散ってしまった紅葉】

飯縄山と戸隠高原
【飯縄山と戸隠高原】

高妻山
【高妻山】

やがて左手に高妻山が見えてきました。
別名「戸隠富士」とも呼ばれているのが納得の素敵な山容ですが、確かにちょっと急峻そうです。

三文殊石祠を過ぎると、目指す五地蔵山も見えてきました。

五地蔵山へ
【一番奥が五地蔵山かな】
五地蔵山
【五地蔵】

四普賢は気づかず、五地蔵に着きました。
五地蔵山の山頂は少し先にあり、見晴しがいいものの雲海が広がり、飯縄山はすっかり雲に隠れ、黒姫山が半分だけ見えていました。

五地蔵山山頂のすぐ先が六弥勒で、石祠が2基祀られています。

右へ弥勒尾根が分岐していて、帰りはこの尾根を下る予定。高妻山へは左へ進みます。

高妻山へ
【六弥勒】

六弥勒からは正面に高妻山を見ながら歩くようになりました。
次の七薬師は北側の見晴らしが良く、山頂が雲に隠れた妙高山や雲海の迫る黒姫山が見えます。


七薬師
【高妻山へ】

妙高山と黒姫山
【妙高山と黒姫山】

崩れて傾いた石祠の八観音を過ぎて、次は九勢至の石祠。
落葉したダケカンバと笹に覆われた高妻山が、目の前に大きく迫ってきました。


九勢至から高妻山へ
【九勢至から高妻山へ】

戸隠山連峰
【戸隠山連峰はガス】

左手に見える戸隠連峰の向こう側は一面の雲海で、稜線が見えたり隠れたり。

高妻山へ取り付くと、始めは明るく気持ちのいい笹道でしたが・・・

高妻山へ
【ダケカンバと笹の山 高妻山へ】
大石ゴロゴロ道
【滑りやすい大石ゴロゴロ道】

途中から大石ゴロゴロの崩れやすい道。
ぬかるんで滑りやすい部分もあり、けっこう登りにくい急登でした。


頂稜に上がるとようやく緩やかになって、やがて立派な青銅鏡のある十阿弥陀に出ました。
奥が高妻山の山頂で、この先は大岩ゴツゴツ岩稜。岩に挟まりそうになりながら進みました。


高妻山へ
【緩やかになって】

十阿弥陀から山頂へ
【十阿弥陀から山頂へ】

ようやく高妻山の山頂に到着。
上空は青空だけれど、雲が多く展望はイマイチ。平日とはいえ、けっこう賑わっていて、さすが百名山。


高妻山 山頂
【高妻山 山頂】

東側には大きな雲海が広がっていて、黒姫山に迫っています。


黒姫山と十阿弥陀
【黒姫山と十阿弥陀 (拡大)】

北隣の乙妻山も気になるけど、この季節に私のペースでは高妻山までがやっとです。
奥には、頸城三山と呼ばれる焼山・火打山・妙高山が見えるはずですが、今は雲の中。


乙妻山
【乙妻山 奥の頸城三山は雲の中 (拡大)】

昼食後は五地蔵山まで同じ道を戻ります。
気の抜けないズルズル急下りが終わり、ホッとひと息。雲から頭が出てきたのは飯縄山でしょうか。


五地蔵山へ
【五地蔵山へ】

そして九勢至まで下ると、なんと!後立山の峰々が見えてきました。
山頂へ戻りた〜い!  ドラえもんのタケコプターがあったらな〜!と、切に思いました。


戸隠山と後立山
【戸隠山と後立山連峰 (拡大)】

そして七薬師まで戻る頃には、山頂では見えなかった頸城三山がきれいに見渡せるようになりました。
7月に歩いた火打山〜妙高山が、すっきりきれい。 嬉しくなって、何枚も撮ってしまいました。


焼山・火打山・妙高山    黒姫山
【焼山・火打山・妙高山    黒姫山 (拡大)】

六弥勒
【六弥勒】

六弥勒まで戻ってきました。
五地蔵山ピークはこのすぐ先だったので、ザックを置いて再度寄っていきます。


朝は雲が漂っていた五地蔵山ピークですが、今はこんなに素晴らしい展望。
雲間に浮かぶ妙高山〜黒姫山〜飯縄山が一望で、下に広がる樹林帯の紅葉も素敵です。


妙高山〜黒姫山〜飯縄山
【妙高山〜黒姫山〜飯縄山 (拡大)】

六弥勒に戻って、帰りは破線ルートの弥勒尾根を下ってみます。
こちらはダケカンバに沿った笹の道で、見晴らしがいいので何度も立ち止まってしまいました。


飯縄山
【飯縄山見つつ】

ズルズル泥濘
【ズルズル泥濘急下り】

しかし、この弥勒尾根もかなりの急下り。
所々ズルズルの泥濘があって、気が抜けません。

やがて緩やかな樹林帯になると、紅葉がきれいになってきました。赤・黄・橙・緑 どれも鮮やか。

紅葉
【赤 黄 橙 緑】

午後の光が差し込んで、輝く黄葉も燃えるような紅葉も素晴らしいです。


黄葉
【黄葉】

紅葉
【紅葉】

紅葉が続く
【鮮やかな紅葉が続く】

真っ赤な落ち葉やブナ大木もあり、この辺は新緑の頃も良さそうです。

赤い木肌のネズコの大木もあって、登山道に大きく張り出したりしています。

ネズコ大木
【ネズコ大木】
弥勒尾根
【沢を渡れば】

森全体の木々が細くなり、小さな沢を渡れば長い樹林帯の下りもようやく終わりになりました。

地図には入口がわかりにくいと記されていますが、牧場に出て振り返れば、「弥勒尾根入口」の立派な道標がありました。

弥勒尾根入口
【弥勒尾根入口】
戸隠牧場
【戸隠牧場】

あとは牧場横を歩いて、蕎麦処の「岳」へ。
今年は新蕎麦がまだのようだったので、蕎麦ソフトだけ嬉しく味わって、戸隠キャンプ場バス停へ向かいました。


そして、今回の山旅で忘れられないのが、帰りのバスから見た夕焼け。後ろを振り向いたまま、何度もシャッターを押してしまいました。ガタガタ揺れるバスからなので、ほとんどがブレブレですが、素晴らしい色彩の、まさに天体ショーで、今でも『あの時降りて、最終バスで帰ればよかった〜・・・ 』と、激しく後悔。とても心残りとなってしまった素晴らしい夕焼けでした。


夕焼け
【刻々と変わる色彩】

夕焼け
【素晴らしい夕焼け】


昨年、飯縄山から見て初めて知った高妻山の存在。戸隠連山の奥で静かに佇む鋭く端正な姿に、是非登ってみたいと思いましたが、やっぱり大変な山でした。慣れない山域なので平日に行くのをちょっと躊躇しましたが、高妻山は百名山とのことで行き交う人もけっこういたので安心でした。そして、あの燃えるような夕焼け。また行きたいと思わせる山旅でした。




前日:黒姫山    HOME    山域別    次回:三窪高原・倉掛山