翌日は、昨年初めて行った飯縄山から見た魅力的な姿の高妻山へ行ってみることにします。
午後からは周辺の山々もきれいに見渡せ、弥勒尾根も紅葉がきれいで、素敵な山行となりました。
2014.10.10 (金) | 戸隠 キャンプ場 | → | 一不動 登山口 | → | 一不動 避難小屋 | → | 五地蔵山 | → | 九勢至 | → | 高妻山 | → | 九勢至 | → | 六弥勒 | → | 弥勒尾根 入口 | → | 戸隠 キャンプ場 |
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晴れ | 05:50発 | 06:20 | 08:00 08:05 | 09:10 09:25 | 10:20 | 11:30 12:05 | 13:05 13:25 | 14:10 14:25 | 16:00 | 16:45着 17:03発 |
戸隠小舎は山小屋というより民宿だと思いますが、朝食が5時からと早く登山者にはとても嬉しい宿です。美味しい朝ごはんをいただいて戸隠キャンプ場まで車で送っていただきました。 |
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自分の長い影が地面に映り、振り返れば昨年歩いた瑪瑙山の横から朝日が昇ってきました。 |
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牧場を進み、道標のある分岐で弥生尾根方面を見送り、一不動への道へ進みます。 |
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所々の赤い紅葉を見つつ進めば、やがて滑滝で、ここのクサリ場はさほど問題なし。 |
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大石ゴツゴツ道が小石コロコロ道になると左端に氷水場があり、冷たくて美味しい水です。 |
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ダケカンバが増えてきて、大木を見上げれば黄葉。青い空に輝く黄色が素晴らしいです。 |
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ここから先は初めての道でワクワク。 今日は青空で良かった~! |
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赤い紅葉。白い幹。二釈迦石祠を過ぎると飯縄山に雲がかかり始めました。何だか心配・・・ |
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やがて左手に高妻山が見えてきました。 |
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三文殊石祠を過ぎると、目指す五地蔵山も見えてきました。 |
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四普賢は気づかず、五地蔵に着きました。 |
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五地蔵山山頂のすぐ先が六弥勒で、石祠が2基祀られています。 |
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六弥勒からは正面に高妻山を見ながら歩くようになりました。 |
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崩れて傾いた石祠の八観音を過ぎて、次は九勢至の石祠。 |
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左手に見える戸隠連峰の向こう側は一面の雲海で、稜線が見えたり隠れたり。 |
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高妻山へ取り付くと、始めは明るく気持ちのいい笹道でしたが・・・ |
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途中から大石ゴロゴロの崩れやすい道。 |
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頂稜に上がるとようやく緩やかになって、やがて立派な青銅鏡のある十阿弥陀に出ました。 |
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ようやく高妻山の山頂に到着。 |
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東側には大きな雲海が広がっていて、黒姫山に迫っています。 |
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北隣の乙妻山も気になるけど、この季節に私のペースでは高妻山までがやっとです。 |
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昼食後は五地蔵山まで同じ道を戻ります。 |
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そして九勢至まで下ると、なんと!後立山の峰々が見えてきました。 |
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七薬師まで戻る頃には、山頂では見えなかった頸城三山がきれいに見渡せるようになりました。 |
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六弥勒まで戻ってきました。 |
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朝は雲が漂っていた五地蔵山ピークですが、今はこんなに素晴らしい展望。 |
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六弥勒に戻って、帰りは破線ルートの弥勒尾根を下ってみます。 |
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しかし、この弥勒尾根もかなりの急下り。 |
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やがて緩やかな樹林帯になると、紅葉がきれいになってきました。赤・黄・橙・緑 どれも鮮やか。 |
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午後の光が差し込んで、輝く黄葉も燃えるような紅葉も素晴らしいです。 |
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真っ赤な落ち葉やブナ大木もあり、この辺は新緑の頃も良さそうです。 |
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赤い木肌のネズコの大木もあって、登山道に大きく張り出したりしています。 |
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森全体の木々が細くなり、小沢を渡れば長い樹林帯の下りもようやく終わりになりました。 |
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地図には入口がわかりにくいと記されていますが、牧場に出て振り返れば、「弥勒尾根入口」の立派な道標がありました。 |
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あとは牧場横を歩いて、蕎麦処の「岳」へ。 |
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そして、今回の山旅で忘れられないのが、帰りのバスから見た夕焼け。後ろを振り向いたまま、何度もシャッターを押してしまいました。ガタガタ揺れるバスからなので、ほとんどがブレブレですが、素晴らしい色彩の、まさに天体ショーで、今でも『あの時降りて、最終バスで帰ればよかった~・・・ 』と、激しく後悔。とても心残りとなってしまった素晴らしい夕焼けでした。 |
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昨年、飯縄山から見て初めて知った高妻山の存在。戸隠連山の奥で静かに佇む鋭く端正な姿に、是非登ってみたいと思いましたが、やっぱり大変な山でした。慣れない山域なので平日に行くのをちょっと躊躇しましたが、高妻山は百名山とのことで行き交う人もけっこういたので安心でした。そして、あの燃えるような夕焼け。また行きたいと思わせる山旅でした。 |