赤岳・横岳・硫黄岳

あかだけ(2899m)・よこだけ(2829m)・いおうだけ(2742m)
平成26年6月14日〜15日

今日はキレットを越えて、赤岳から横岳の間に咲くツクモグサに会いに行きます。
5年前は曇り空で花が閉じていたけれど、今日は青空なのでとても楽しみです。


2014.6.15
(日)
 権現小屋キレット
小屋
赤岳ツクモグサ
群生地
横岳硫黄岳赤岳鉱泉美濃戸
山荘
美濃戸
晴れ  05:35発06:55
07:05
08:55
09:20
10:25
10:30
11:17
11:40
12:50
13:00
14:10
14:15
15:2516:15着
16:30発




夜明け前の空。 きれいな星が浮かんでいます。
ご来光を見に行くのは私一人のようなので、そっと支度して小屋を出ました。
すぐ上の分岐は360度の展望。 権現岳の横、朝靄に浮かぶ富士山が素晴らしい。


権現岳と南アルプス
【富士山 権現岳】

南アルプスの上には、まだ明るい月が浮かんでいます。厳かな姿の北岳・甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳。


南アルプス
【南アルプス (拡大)】
ご来光
【ご来光】

4:25 水平線の一点が輝き始めました。
ご来光。 


素晴らしい朝に、心から感謝です。


温かな朝食をいただき、小屋番さんに見送られながら出発しました。
今日は富士山も南アルプスも後ろの北アルプスもよく見えていて嬉しい〜


朝の権現岳
【朝の権現岳から (拡大)】

まだ逆光気味の赤岳へ向けて、スタートです。
まずは源治梯子へ。


赤岳へ
【赤岳へ】
源治梯子
【源治梯子】

すぐ先にある、権現岳名物(?)の長い梯子です。
以前は2回とも上りに利用したので下るのは初めて。60数段あるそうで、けっこう長いです。


梯子が終われば旭岳への鎖場で、山頂のすぐ下を巻いています。
旭岳からは阿弥陀岳や赤岳を見ながらの気持ちいい稜線が続きます。


旭岳へ
【旭岳へ】

キレットへ
【キレットへ】

樹林帯になると、急下りでキレット小屋へ。
途中、わずかに残雪がありました。


急下り
【急下り】
キレット小屋
【キレット小屋を振り返る】

この先からは登りになり、暑くなりそう。
今日は風も弱いので、キレット小屋で衣類調整。

ガレの急登が始まりました。
けっこう長い急登なので、休み休み登ります。

ガレの急登
【ガレの急登】
キレット
【キレット(拡大)】

他の山域にはある危険マークが八ヶ岳の地図には一つもありませんが、もし付けるとしたらこのキレット辺りでしょうか。

でも梯子と鎖場は短いし、よく整備されているので問題ないと思います。


真教寺尾根と合流し、三ツ頭や権現岳からのルートがよく見えるようになりました。
大きく翼を広げた双児峰のような権現岳と、背後の南アルプスが素晴らしいです。


権現岳と南アルプス
【権現岳と南アルプス】

阿弥陀岳の奥には御嶽山や乗鞍岳。やや霞みながらも北アルプスも見えています。
赤岳山頂が迫ってきて、直下の岩稜を登る登山者の姿が見えてきました。


阿弥陀岳
【阿弥陀岳】

赤岳へ
【赤岳へ】

赤岳山頂に到着です。
ここからは当然ながら人が多くなります。

今日は梅雨の晴れ間。
素晴らしい展望なので、遠くの山々を眺めながら早めのお昼半分にしました。


赤岳 山頂
【赤岳 山頂】

ツクモグサは日が当たらないと開かないそうですが、そろそろいい頃でしょうか。
きれいな紫、オヤマノエンドウの群落を見つつ天望荘を過ぎ、地蔵ノ頭を通過。


硫黄岳・横岳へ
【硫黄岳・横岳へ】

地蔵ノ頭
【地蔵ノ頭】

三叉峰へ
【日ノ岳へ】

横岳までの岩稜帯にも所々クサリ場がありますが、人気ルートでよく整備されています。自分の歩幅に合わせられるので、一般の段々道よりラクです。

日ノ岳付近から振り返り見る赤岳〜阿弥陀岳。
いかにも八ヶ岳らしい素晴らしい姿です。

しかしこうして見ると県界尾根の山頂直下がかなり急峻だったのがよく分かります。

振り返る赤岳〜阿弥陀岳
【振り返る赤岳〜阿弥陀岳 (拡大)】

ウルップソウはまだ固い蕾。 高山植物がまだ咲きそろわないこの時期は、
オヤマノエンドウの彩りが素晴らしく、この時期の稜線全体では一番の主役でしょうか。


オヤマノエンドウ群生
【オヤマノエンドウ群生】


イワウメ

イワベンケイ・蕾

チシマアマナ

ミヤマキンバイ

そして待望のツクモグサ群生地に来ました。
きれいに咲いている花もいますが、蕾も多い・・・
『この花たちは、お昼頃には咲くのかな〜?』


ところが傍にいたパトロール(保護ロープ内の立ち入り監視)の方の話では、ツクモグサの花が開くのは若いうちだけ。若くなくなると背が伸び、毛も薄くなって花は閉じたままになってしまうそうで、2週間前が一番の見頃だったそうです。

ツクモグサ群生地
【ツクモグサ群生地 (拡大)】

そうでしたか〜・・・  でもまだきれいな花もたくさんいたので、良かった〜
暖かそうな毛に包まれているこちらは間違いなく蕾。これから花開くのでしょうね。


ツクモグサ
【ツクモグサ (拡大)】

ツクモグサ・蕾
【ツクモグサ・蕾 (拡大)】

この先の登山道横には、姉妹のツクモグサが二組。
うぶ毛のある花たちは、成長期前の少女だったのですね。
淡いクリーム色、整った花びら、 ほんとに、なんて可愛い花たちなんでしょう〜


登山道横のツクモグサ
【登山道横のツクモグサ】

ツクモグサ
【ツクモグサ姉妹 (拡大)】

ツクモグサ
【ツクモグサ姉妹 (拡大)】

オヤマノエンドウ・ブーケ
【オヤマノエンドウ・ミヤマタネツケバナ】

オヤマノエンドウは相変わらず花盛りで、
白花とセットのブーケも素敵でした。


横岳の山頂に着きました。雲が増えてきたけれど、赤岳眺めながら、残り半分のお昼。


横岳 山頂
【横岳 山頂】

横岳からの眺め
【横岳からの眺め (拡大)】

台座ノ頭へ向けて最後のクサリ場へ向かうと、こちらにもツクモグサが咲いていました。


台座ノ頭へ
【台座ノ頭へ】

咲き始めのほやほや。 ボアぬいぐるみの赤ちゃんのような蕾も愛らしい〜
畏れ多くて触れないけれど、ほんとに不思議な花に会えて嬉しかったです。


ツクモグサ
【ツクモグサ (拡大)】

ツクモグサ
【ツクモグサ・蕾 (拡大)】

そして最後の登り返しで、硫黄岳に着きました。
今まで、この季節の硫黄岳では一度も眺望に恵まれなかったけれど、今日はとてもよく見えているほう。


しかし、今年3月に雪の硫黄岳から素晴らしい眺望を味わってしまったので、感動イマイチ・・・
贅沢になってしまって、誠に申し訳ない気分です。


硫黄岳 山頂
【硫黄岳 山頂 (拡大)】
赤岩ノ頭分岐へ
【赤岩ノ頭分岐へ】

シュカブラが素晴らしかったなあ〜と思い出しながら、分岐へ向かいます。

この辺りから見る赤岳〜阿弥陀岳は懐が大きく、素敵ですね。

赤岩ノ頭分岐で最後の眺望を楽しみ、あとは樹林帯の下りで赤岳鉱泉に来ました。

アイスキャンディーはすっかり崩れ落ちていますが、ビールを冷やすには役立ちそうです。

赤岳鉱泉
【赤岳鉱泉】
北沢登山道
【北沢登山道】

勢いのいい沢音を聞きながら、緑溢れる北沢登山道を美濃戸口へ下ります。シロバナヘビイチゴやミヤマカタバミが咲いていました。

土日と盛夏のみ運行の16:30のバスに乗って茅野駅へ向かいます。



ツクモグサリベンジの今回の八ヶ岳。後半ながら、きれいなツクモグサに会えて良かったです。三ツ頭への登山道はとても静かで良かったし、権現岳では素晴らしいご来光だったし、雲が多いながらも二日間とも青空に恵まれて、感謝の八ヶ岳でした。


 八ヶ岳の花々




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