檜洞丸

ひのきぼらまる(1601m)


シロヤシオの当たり年なので檜洞丸は外せず、今年も石棚山稜〜犬越路ルートで歩いてきました。
数日前の雹で落花したようで、シロヤシオは少なめでしたが、トウゴクミツバツツジはきれいでした。


2014.6.2
(月)
 箒沢公園橋板小屋沢
ノ頭
石棚山テシロノ頭ツツジ新道
分岐
檜洞丸ヤタ尾根
分岐
犬越路用木沢
出合
西丹沢
晴れ
時々曇り
 08:30着
 08:30発
10:05
10:15
11:0511:4512:00
12:15
12:45
13:25
14:0015:20
15:30
16:3016:55着
17:05発



シロヤシオ時期の檜洞丸が一番混むのは山開きがある5月第4週末で、1400mラインが最も見頃の時期です。私が見たい区間は山頂直下なので、狙うのはいつも6月の第1週目。それでも大変な混雑なので、平日行けるようになったのが嬉しい。新松田駅平日7:15発のバスはちょっと遅れてきましたが、いつもと同じく谷峨駅から乗車。さすがに空いていて余裕で座れました。


板小屋沢ノ頭へ
【板小屋沢ノ頭へ急登】

箒沢公園橋で下車。
板小屋沢を沢沿いに進むとガクウツギのいい匂い。
沢から離れると、ここから1時間の急登です。

根っこごと倒れている木を数本見ました。
ツクバネウツギは殆ど落花。


板小屋沢ノ頭の道標地点に着きました。少し上がると、木々の間から富士山が見えるので、しばし休憩。


富士山
【富士山】

板小屋沢ノ頭
【板小屋沢ノ頭】

板小屋沢ノ頭を過ぎると緩急交互の尾根伝いになり、所々短い急登があります。


ヤブ沢ノ頭へ
【ヤブ沢ノ頭へ】

このシロヤシオは傾いてしまっていましたが、少し散り花があったので花は咲かせていたようです。
ヤブ沢ノ頭のシロヤシオも当然ながら花は終わって、今は葉ばかりです。


傾いたシロヤシオ
【傾いたシロヤシオの木】

ヤブ沢ノ頭
【ヤブ沢ノ頭】

玄倉分岐
【玄倉分岐】


西丹沢らしい苔むしたブナの大木や根元に群生するツルキンバイ、クワガタソウなど見ながら進み、玄倉分岐に上がりました。

このトウゴクミツバツツジだけ、特に鮮やか。

緩やかな尾根のすぐ先に石棚山の標柱があり、ここから石棚山稜らしいブナ大木に囲まれた気持ちのいい散歩道が続きます。

きれいなはずのトウゴクミツバツツジの散り花は、すっかり変色していて、『今年は早かったの?』と思いましたが、あとで29日の雹のせいだと判明。

石棚山
【石棚山 (拡大)】
石棚山稜
【石棚山稜 (拡大)】

それでも標高が少し上がるとトウゴクミツバツツジは咲いていて、左に木段が見えて来ました。

両側のピンクを見ながら木段を越えると、ブナの美林が広がります。下った窪地には、この森の主。

ブナ美林の主
【ブナ美林の主 (拡大)】

登り返して、さらに続くブナ林。このあたりは、ちょっと霧にけむった日も素敵です。


テシロノ頭へ
【テシロノ頭へ】

テシロノ頭へ向かう標高になると、シロヤシオも咲き残っていましたが落花も多い。
それでも花を付けている木がとても多く、先週はどんなに素晴らしかったことでしょう。
トウゴクミツバツツジは比較的きれいで、今年は特に鮮やかな色に感じます。


シロヤシオ
【シロヤシオ】

トウゴクミツバツツジ
【トウゴクミツバツツジ】

テシロノ頭
【テシロノ頭】

テシロノ頭のシロヤシオも、先週なら花数ももっと多かったと思われます。

ユーシン分岐の手前あたりはシロヤシオが少なめですが、トウゴクミツバツツジは点々と咲いています。

檜洞丸へ
【檜洞丸へ (拡大)】

ツツジ新道分岐に近づくとシロヤシオも多く、きれいになってきました。
分岐からはちょっと下って、ツツジ新道方面を偵察。
このシロヤシオはカメラマンに人気の大木で、花付きもまあまあできれいです。


テシロノ頭へ
【ツツジ新道分岐下の人気シロヤシオ】

石棚分岐へ
【石棚分岐へ (拡大)】

写真を撮りながら分岐へ戻ります。
週末は大混雑になるツツジ新道も今日は空いていて、ゆっくり堪能できて嬉しい。


そして今日のお目当てのひとつ、紅白斜面。  でも白色が少ない・・・
先週ではまだピンクが揃わないので今週が一番いいはずですが、シロヤシオがイマイチ。
この時も『今年のシロヤシオは少ないの? 早かったの?』と思っていました。
それに年々山肌が崩れて、ツツジの木が少なくなっていくように感じます。


テシロノ頭へ
【紅白斜面】

白色に元気がないので、同角山稜も何やら寂しげ。


同角山稜方面
【同角山稜方面 (拡大)】

木道ではトウゴクミツバツツジのピンクが、緑の森を色鮮やかに引き立てていました。
しかしシロヤシオの花が極端に少なく、白色がないのはどうしたことでしょう・・・


檜洞丸 木道
【檜洞丸 木道 (拡大)】

「真っ白シロヤシオ」
【「真っ白シロヤシオ」】 マウスを置くと2011年6月

そしてお目当ての「真っ白シロヤシオ」は・・・
当たり年のはずなのに、もう散ってしまったのでしょうか、ちょっと寂しい雰囲気です。

檜洞丸山頂に着きました。どのベンチにも人はいますが数人ずつで静か。私も木陰でお昼にしました。


食後、青ヶ岳山荘へ寄ってみました。すると「29日に雹が降って一面真っ白。その上に紅白の花びらで、4分の1は散ってしまった。」とのこと。

なるほど、シロヤシオの花が少なく感じたのはそのためだったのですね。5月下旬にもなって、丹沢に雹が降るなんて・・・ショック

檜洞丸 山頂
【檜洞丸 山頂】

それでも犬越路方面へ進むと、ここのトウゴクミツバツツジは相変わらず華やかした。
でも向こうに見えるガレ場の紅白は、やはり白が少ないみたい・・・


檜洞丸 西のトウゴクミツバツツジ
【檜洞丸 西のトウゴクミツバツツジ (拡大)】

ガレ斜面へ
【ガレ斜面へ (拡大)】

と思いましたが、下ってみればまだシロヤシオもきれいでした。
雹に打たれてもまだ咲き始めだったのでしょうね、かろうじて白色も残っています。


ガレ場の紅白
【ガレ場の紅白 (拡大)】

石棚方面
【石棚方面 (拡大)】

ガレ場の先もシロヤシオ、トウゴクミツバツツジがきれいで、ほっとしました。

しかし今年のミツバツツジは花付きがいいですね〜あちこちピンクに染まって、華やいでいます。

トウゴクミツバツツジ
【トウゴクミツバツツジ (拡大)】

このあたりはシロヤシオもきれいに咲き残っていてくれました。 赤い縁取り 白い花 緑のそばかす。


ブナ シロヤシオ
【ブナ シロヤシオ (拡大)】

ブナ シロヤシオ
【シロヤシオ (拡大)】

熊笹ノ峰へ
【熊笹ノ峰へ】

笹が広がる熊笹ノ峰も気持ちのいい所です。
時々向こうから来た人たちとすれ違いました。

ヤタ尾根分岐が見えて来ました。さすがにこの辺まで下がると、シロヤシオはすっかり散っています。今年は花が早かったのか、雹の影響か・・・

ヤタ尾根分岐へ
【ヤタ尾根分岐へ】
大笄シロヤシオ
【大笄のシロヤシオ】 マウスを置くと2011年6月

大笄のシロヤシオはどうかな〜と思っていましたが、なんと!倒れて枯れていました。ショック!!

元々かなり傾いた姿勢でしたが、枝ぶりが素敵な木でした。今年の大雪で倒れてしまったのでしょうか、とても残念で悲しいです・・・

大笄、小笄の鎖場。
週末の午後は渋滞しますが今日はスムーズです。

大笄 鎖場
【大笄 鎖場】
スズタケ 一斉開花
【スズタケ 一斉開花】

そしてスズタケですが、今年は周辺で一斉に花を咲かせていました。

数十年に一度花が咲き、実を付けたあと枯れるそうですが、先週の奥多摩同様この辺もなくなるのでしょうか。嬉しいような寂しいような・・・複雑。

実生がうまくいけばいいけれど、その頃の地球環境が問題。

犬越路避難小屋が見えて来ました。
しばし休んで、後は下るだけです。

犬越路へ
【犬越路へ】

涸れ沢を下って行くと、目の前に枝が下がっています。見れば小さな花が咲いている。
垂れて咲く姿がツリバナっぽい。 何か分からないけど、なんて可愛い花でしょう〜♪
帰宅して調べれば、やはりツリバナ。 淡い桃色のまんまる花びらが何とも愛らしいでした。


ツリバナ
【ツリバナ】

ツリバナ
【ツリバナ〜♪】

用木沢に出てイワタバコの葉やいい匂いのガクウツギを見ながら進んで行きます。
大雨の度に流されてしまう桟橋は補修され、石ブロックで高く設置されていました。


イワタバコ葉
【イワタバコ葉】

新しい桟橋
【新しい桟橋】


29日の時点で既に中期だったシロヤシオの花は大粒の雹に落とされ、残った花はここ数日の暑さで元気なく、檜洞丸のシロヤシオにとって、なかなか厳しい気象条件だったようです。それでも山頂付近はきれいだったので、雹がなければ、やはり今年のシロヤシオは素晴らしかったのだろうなあ〜と思いました。雹のあとに咲いた花が多かったのでしょうか、トウゴクミツバツツジは鮮やかできれいでした。




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